KBO(韓国野球委員会)は11月28日、2021年FA(フリーエージェント)承認選手16名を公示した。25日にFA資格選手25名が発表され、うち16名が27日までにFA資格の行使を申請した。球団別ではトゥサンが7名と最多である。NC、KT、ハンファは0名だった。
【2021年 FA承認選手】
トゥサン : ◎ ユ・ヒィグァン(A・投手)、◎ イ・ヨンチャン(A・投手)、〇 キム・ジェホ(B・内野手)、◎ オ・ジェイル(A・内野手)、◎ チェ・ジュファン(A・内野手)、◎ ホ・ギョンミン(A・内野手)、◎ チョン・スビン(A・外野手)
LG : 〇チャ・ウチャン(B・投手)、◎ キム・ヨンウィ(C・内野手)
キウム : ◎ キム・サンス(A・投手)
キア : 〇 ヤン・ヒョンジョン(B・投手)、〇 チェ・ヒョンウ(B・外野手)
サムソン : 〇 ウ・ギュミン(B・投手)、〇 イ・ウォンソク(B・内野手)
SK : ◎ キム・ソンヒョン(A・内野手)
注 : ◎…新規取得、○…再取得
11月28日に公示されたFA承認選手16名は、29日からどの球団(国外も含む)とも契約交渉が可能となる。規定により、他球団に所属していた2021年FA選手との契約は1球団につき2名までとなった。
なお、2021年よりFA選手をAからCの3等級に区分するようになった。
【FA選手の等級と補償内容】
(新規取得の場合)
A等級…既存のFA契約選手を除く該当球団で最近3年間の平均年俸3位以内、またはリーグ全体の年俸上位30位以内の選手(2021年のみリーグ全体で年俸上位30位以内なら自動的にAランクとなる)。 前所属球団に前年の年俸の200%に相当する補償金、20名の指定された保護選手以外の補償選手1名を譲渡。または前年の年俸の300%に相当する補償金を譲渡。
B等級…球団内の年俸4~10位、またはリーグ全体の年俸31~60位の選手。前所属球団に前年の年俸の100%に相当する補償金、25名の指定された保護選手以外の補償選手1名を譲渡。または前年の年俸の200%に相当する補償金を譲渡。
C等級…球団内の年俸11位以下、またはリーグ全体の年俸61位以下の選手。前所属球団に前年の年俸の150%に相当する補償金を譲渡。
(その他の場合)
満35歳以上の新規FA選手の場合、等級に関係なく補償選手なしで前年の年俸の150%に相当する補償金だけ譲渡すればよい。2度目のFA選手の場合、新規FA選手のB等級と同じ補償内容となる。ただ、新規FA選手からすでにC等級となった再資格選手は同じくC等級の補償内容となる。3度目以上のFA再資格となった選手の場合、新規FA選手のC等級と同じ補償内容となる。
(文責:ふるりん)