KBO(韓国野球委員会)は11月16日、2023年FA(フリーエージェント)承認選手21名を公示した。FA資格の取得はプロ入り後最短で9年、4年制大学の卒業後プロ入りの場合は最短で8年かかり、国際大会の出場歴があると大会の種類や成績に応じてFA取得までの日数が付与される。
【2023年 FA承認選手】
SSG : ◎ イ・テヤン(C・投手)、◎ オ・テゴン(C・内野手)
キウム : ◎ チョン・チャンホン(B・投手)、◎ ハン・ヒョンヒィ(A・投手)
LG : ◎※ キム・ジンソン(C・投手)、◎ ユ・ガンナム(A・捕手)、◎ チェ・ウンソン(B・内野手)
KT : ◎ シン・ボンギ(C・内野手)
キア : ◎ パク・トンウォン(A・内野手)
NC : ◎ イ・ジェハク(B・投手)、◎※ ウォン・ジョンヒョン(C・投手)、◎ ノ・ジンヒョク(B・内野手)、◎ パク・ミヌ(A・内野手)、◎ クォン・ヒィドン(B・外野手)、◎※ イ・ミョンギ(C・外野手)、〇 ヤン・ウィジ(B・捕手)
サムソン : △ オ・ソンジン(C・内野手)、〇 キム・サンス(B・内野手)
ロッテ : ◎ カン・ユング(C・投手)
トゥサン : ◎ パク・セヒョク(A・捕手)
ハンファ : ◎※ チャン・シファン(C・投手)
注 : ◎…新規取得、○…再取得、△…資格維持、※…2022年末時点で35歳以上
11月16日に公示されたFA承認選手21名は、17日から国内外の全球団と契約交渉が可能となる。規定により、他球団に所属していた2023年FA選手との新規契約は1球団につき3名までとなった。現在、FA選手はAからCの3等級に区分されるようになり、補償内容が異なっている。
【FA選手の等級と補償内容】
(新規取得の場合)
A等級…既存のFA契約選手を除く該当球団で最近3年間の平均年俸3位以内、またはリーグ全体の年俸上位30位以内の選手。 前所属球団に前年の年俸の200%に相当する補償金、20名の指定された保護選手以外の補償選手1名を譲渡。または前年の年俸の300%に相当する補償金を譲渡。
B等級…球団内の年俸4~10位、またはリーグ全体の年俸31~60位の選手。前所属球団に前年の年俸の100%に相当する補償金、25名の指定された保護選手以外の補償選手1名を譲渡。または前年の年俸の200%に相当する補償金を譲渡。
C等級…球団内の年俸11位以下、またはリーグ全体の年俸61位以下の選手。前所属球団に前年の年俸の150%に相当する補償金を譲渡、補償選手はなし。35歳以上で新規のFA選手となった場合は年俸の順位に関わらずC等級となる。
(2度目、3度目以上の場合)
2度目のFA選手の場合、新規FA選手のB等級と同じ補償内容となる。ただ、新規FA選手からすでにC等級となった再資格選手は同じくC等級の補償内容となる。3度目以上のFA再資格となった選手の場合、新規FA選手のC等級と同じ補償内容となる。
(文責:ふるりん)