DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  イ・デホ(ロッテ)がシーズンMVP、ヤン・ウィジ(トゥサン)が新人王

 25日、ソウルのホテルで2010年プロ野球シーズンMVP、新人王授賞式が行われ、シーズンMVPはイ・デホ(ロッテ)、新人王はヤン・ウィジ(トゥサン)が受賞した。

 イ・デホ(28)は2010年シーズン自身2度目の打撃三冠王(打率、本塁打、打点)に輝いただけでなく、安打数、得点、出塁率長打率も含めると合計7部門でトップとなり、文句なしのシーズンMVPを受賞した。選定前にKBO(韓国野球委員会)からMVP候補の選手が指定され、最多奪三振最優秀防御率の投手2冠に輝いたリュ・ヒョンジン(ハンファ)、最多勝投手でチームの韓国シリーズ優勝に貢献したキム・グァンヒョン(SK)などの有力候補を抑え、有効投票数92票中59表を獲得した。2010年シーズンのイ・デホの成績は127試合に出場し、打率.364、44本塁打、133打点の成績で、チームの3年連続ポストシーズン進出に貢献し、8月には9試合連続本塁打の偉業を達成したことが高く評価された。

 ヤン・ウィジ(23)は92票中79票と圧倒的な票を集めた。プロ5年目のヤン・ウィジは、2006年トゥサンへ入団したが、2007年までの2年間でわずか3試合しか1軍に出場せず、2008年から2009年まで兵役につき、警察庁野球団で2軍リーグに出場していた。2010年シーズンからトゥサンに復帰すると、本命不在の正捕手争いを勝ち抜き、127試合、打率.267、20本塁打、68打点と主力打者として申し分のない成績を残した。トゥサンからは2009年のイ・ヨンチャンに続き2年連続で新人王を輩出した。