DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  8月13日 LGツインズ−ネクセンヒーローズ

 球団創設3年目を迎え、新メインスポンサーとしてネクセンタイヤを迎えたソウルの第3球団、ヒーローズ。
 その本拠地であるソウル南西部の木洞(モクトン)野球場は、徐々にプロ野球の本拠地としての体裁をなすようになってきています。


 球場の通路にはヒーローズの選手たちの写真も描かれ、品揃えはたいしたことがありませんが、小さなグッズショップもできています。


 
 外野にはネクセンタイヤなどスポンサーの名前が大きく出ています。テレビ中継の際は文字に派手な色がついて見えますが、実際はこのように白くなっています。

 次々と選手たちが他球団へとトレードされていくヒーローズのシンボル的存在として有名なのが、「キモかわいい」マスコットのトクトリです。

 実は、マスコットでありながら上の写真のようにかぶりものを脱ぐこともあり、素顔も知られています。この日はよく晴れていて暑かったのもあるでしょうが。この日は韓国の国産牛肉キャンペーンをやっていて、肉牛のマスコットもいたためトクトリはちょっと目立っていませんでした。

 試合は予定通り18時半開始です。
 同じソウルを本拠地とするLGファンたちもビジターの1塁側応援席に集まり、ホームの3塁側応援席にも以前よりヒーローズのファンたちが増え、本拠地らしいムードができています。


(ネクセンの先発は新外国人ニコースキー。)

 ブルペンは外野フェンスの裏側にあります。
 LG側のブルペンでは、終盤岡本投手が投球練習をしていましたが、この日は出番がありませんでした。

 試合は接戦となり、3−1でLGが勝ちました。

 試合終了後、LGの選手たちはライトポール際の通用口からそそくさと出て行き、バスに乗り込んでいきました。
 この日は週末の金曜日で観客が多かったこともあり、警備も厳しく、どの選手もファンたちにサインせずバスに乗り込んでいきました。


 一方、3塁側のネクセンの選手たちの通用口付近にはファンたちが出待ちしていて、カン・ジョンホなどの主力選手たちが快くサインに応じていました。


 同じソウルでも蚕室野球場は規模が大きくにぎやかですが、小ぢんまりとした木洞野球場は、のんびりと野球を観戦したい方にはうってつけです。
 以前よりも売店が充実してきたので、食べ物や飲み物に困ることはあまりなくなりましたし、歴史の浅い球団ではありますが、さらなるファンサービスの充実も期待したいところです。
 
(文責 : ふるりん