2019年の韓国において、5月5日の子供の日の休日は日曜日であったため、特別に翌6日も休日となり3連休となりました。
この日の首都ソウルはよく晴れ、絶好の観戦日和でしたが、今回はあえて室内の高尺(コチョク)スカイドームを訪問しました。
2016年からこのドーム型野球場を本拠地とするヒーローズは、2019年よりメインスポンサーをネクセンタイヤからキウム証券に変えたことで、「キウムヒーローズ」とチーム名を変更しました。高尺スカイドームの内外のロゴマークなどもキウムヒーローズのものに更新されていました。
キウムヒーローズとして迎えた初めての子供の日ということで、14時の試合開始よりだいぶ前の午前中から入場券売り場には長蛇の列ができていました。入場券売り場は最寄のKORAIL九一(クイル)駅に近い外野席入口付近と、大通りに面した内野席の入口の階段下の2箇所にあります。
高尺スカイドームの前にはイベントスペースもあり、家族連れでにぎわっていました。マスコットのトクトリも張り切っています。
さて、ドームの中に入りますと子供の日ということで、グラウンドでは恒例の子供たちと選手たちの運動会が行われていました。
予定通り試合は14時に開始となります。
なお、この5月5日はメインスポンサーのキウム証券デーということで、キウムの選手たちは特別なユニフォームを着用していました。
試合開始前の国歌斉唱も、1回表の守備についたキウムの選手たちには1人ずつ子供たちがついていました。
キウムの先発投手は外国人選手のエリック・ヨキシュでした。
土曜・日曜日の試合は平日よりもチアリーダーの数が多く応援は華やかですが、子供の日ということでキウムの応援団には最大8人のチアリーダーがいました。
多いのはチアリーダーだけでなく、なんとマスコットのトクトリも増殖していました。2008年のヒーローズの球団創設当時から2015年までの木洞(モクトン)野球場時代のデザインのトクトリもいて10年以上応援しているファンたちにとっては懐かしかったことでしょう。
ファン、マスコットなど応援団が結集し、普段以上の声援をキウムの選手たちに送っていました。
3塁側のサムソンの応援団やファンたちも負けじと声援を送っています。
ファンの声援を受けてキウム打線は1回裏から5得点と爆発し、先発ヨキシュも好投し、12-1で勝利を収めることができました。
応援団やファンたちは試合後しばらくの間、歓喜の歌で勝利の喜びを分かち合っていました。
14時開始ということで、試合終了後もまだ日は高く、帰途につくファンたちはゆっくりと最寄の九一駅へと向かっていました。
この駅はプロ野球の試合終了後、高尺スカイドーム側の出入り口が1箇所しかないため、混雑時にはホームへと入るのに時間がかかることがありますのでご注意ください。
(文責:ふるりん)