球団創設から5年が過ぎたネクセン・ヒーローズは、2013年シーズン、初のポストシーズン進出を目指して戦い続け、5月19日現在、首位サムソンと僅差の2位につけています。
しかしながら地元意識の弱いソウル市内の新興球団ということもあり、他球団と比べファンが多いとは言えず、本拠地・木洞野球場も1塁側のビジターチームのファンの歓声のほうがよく響いていることがあります。特に熱狂的なファンが多いキア、ロッテでそれが顕著です。
4月上旬の韓半島中部はまだまだ寒く、開幕したばかりでプロ野球熱も低かったのか、ビジターのLGファンの盛り上がりもいまいちでした。
冷えた空気が漂う中、ネクセン3塁側ホーム応援席の上段で熱い応援を繰り広げている集団がありました。
その中心に、目立つ白人の男性がいました。
彼はカナダ出身のテッド・スミスといい、世界一のネクセンヒーローズファンです。
ヒーローズのいるところどこにでも彼がいて、仲間たちと熱い応援を繰り広げています。
彼が笛を吹き、流暢な韓国語でファンたちを鼓舞する姿はたびたびテレビ中継でも映され、ネクセンのみならず韓国のプロ野球ファンに広く知られるようになりました。
今やネクセンの試合は彼がいないと物足りないどころか、成り立たないといっても過言ではありません。
街を歩いていても、「テッドさんですか?」とサインや写真撮影をねだられることもあるとか。
テッド氏について興味を持たれた方は、ぜひこちらのブログもご覧下さい(日本語です)。
http://famousinkorea.com/
テッド氏の熱い応援に答え、ネクセンは2013年シーズン最後まで上位争いを続け、木洞野球場をヒーローズファンたちで埋め尽くすことができるでしょうか?
(文責 : ふるりん)