2月3日、宮崎県日向市・お倉が浜運動公園野球場へキアタイガースの春季キャンプを見学に行きました。
2009年韓国シリーズ優勝チームらしく、室内練習場のサンドーム日向にはこんな横断幕も。
午前中は投手と野手の簡単な守備練習のあと、投手はブルペンへ行き投げ込み、野手はグラウンドで守備練習にいそしんでいました。
午後は野手が打撃練習、投手たちは陸上トラックで走りこみにいそしんでいました。
(2009年の春季キャンプに引き続き、臨時インストラクターの松原誠氏が熱心に選手を指導している。)
名球会メンバーでもある松原誠氏は、65歳を超えてもなお野球への情熱が衰えないようで、トスバッティングで通訳を介して選手たちにアドバイスを送っていました。2009年の春季キャンプでは、高卒新人ながらオールスター戦MVPを受賞し、優勝に貢献したアン・チホンをマンツーマンで徹底指導していたのが印象的でした。さて、2010年は松原誠氏の指導によってニュースターが誕生するのでしょうか?
フリー打撃では、2009年の本塁打王キム・サンヒョン、左の大砲チェ・ヒィソプ、韓国シリーズ第7戦で歴史的なサヨナラ本塁打を打ったナ・ジワンなどが、柵越えを連発していました。
室内練習場となるサンドーム日向では、主にマシン打撃で選手たちが調整しています。
2階部分から選手たちの打撃を見ると、プロの選手の手首の強さとか打球の速さがよく分かりました。
練習は投手から早めに終えて宿舎に引き上げていましたが、野手の中には日が沈もうとしている5時半過ぎまで熱心にバットを振っている者もいて、中には主力打者のイ・ヨンギュもいました。
松原誠氏も最後まで選手たちの練習に付き合っていました。
宿舎のホテルでも、夜間練習としてユン・ソンミンなどの主力投手たちが、シャドウピッチングなどの練習にいそしんでいました。夜間練習には、宿舎から車で10分近くかかるサンドーム日向を利用することもあるそうです。
また、キャンプの食事を担当するホテルの調理係の方にお聞きしたら、選手たちは日本人よりずっと多く食べるそうです。
よく食べその分ハードに練習するのが、韓国プロ野球のキャンプの特徴だといえるでしょうね。
(文責 : ふるりん)