2月4日、宮崎県・西都原運動公園へトゥサンベアーズの春季キャンプを見学に行きました。
午前中、主力選手たちはグラウンドのほうでストレッチなどをやっていて、野球場では若手選手たちが早出の特打ちで汗を流していました。
2009年、横浜ベイスターズで活躍していたティム・ウォーランド投手(背番号30)です。同僚の外国人選手ケルビン・ヒメネス投手(背番号40)とよくいっしょに行動していました。
主力野手たちがしばらくして野球場へと向かい、守備、走塁練習が始まりました。
2008年は189個の盗塁を記録したチームらしく、選手たちがよく走ります。
「陸上部」との異名をとるだけあります。
練習の合間に、イ・ジョンウクなどの選手たちが何かの撮影をやっていました。
セリフを聞いていると、電車への駆け込み乗車防止を呼びかけているようで、おそらく2009年からトゥサンの選手たちが車内マナー向上のPR映像に登場するようになった、ソウルメトロ(ソウルの地下鉄路線のうち、1−4号線を運営)関連のものだと思われます。
もし皆さんがソウルへ行かれた場合、地下鉄の車内の映像ビジョンでトゥサンの選手たちを見かけるかもしれませんね。
午前中だけですが、投手たちはブルペンに入り熱心に投げ込んでいて、午後になるとグラウンドでランニングばかりをしていました。
投手陣の中でひときわ目立つのが、高卒新人ながら身長207cmもある大型左腕チャン・ミニク(背番号55)です。守備練習ではちょっと不安な姿も見せていましたが、早く1軍のマウンドで投げる姿を見てみたいものです。
野手たちは室内練習場、野球場でトスバッティング、フリーバッティングを熱心に行っていました。
驚いたのは、もう34歳になろうとしているベテラン、キム・ドンジュが特守でキム・ギョンムン監督からじきじきにノックの嵐を受けていたことです。
最後はこんなふうにへたり込んでいました。
選手たちは3台のバスに分譲し、3時から4時にかけて宮崎市内の宿舎へと戻っていきました。
トゥサンはここ数年安定して上位に進出しているチームらしく、比較的密度の濃い練習を行っていました。
2010年は念願の韓国シリーズ優勝を果たせるでしょうか?
西都原運動公園は、バスなど公共交通機関でのアクセスが悪いので、駐車場もありますから自動車でのアクセスをお勧めします。バスを利用される場合は、西都のバスターミナルからタクシーだと5分程度、徒歩では市街地西端の坂を西都原古墳公園方面へ行き20分程度かかります。
2月13日には、日向市でキャンプ中のキアとの練習試合が予定されていますので、お近くの方はぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
また西都原運動公園は、2月16日から主に東京ヤクルト2軍のキャンプ地として利用される予定で、トゥサンの選手たちは宮崎県内の他球場へ練習試合に出ていることが多いのでご注意ください。
(文責 : ふるりん)