2009年シーズンの公式戦は、26日で各球団ともに133試合を消化し、全日程を消化した。2009年ポストシーズンは、9月29日からトゥサン−ロッテの準プレーオフで幕を開ける。
トゥサン 2−6 SK (仁川・文鶴)
(勝)グローバー 9勝3敗1S (敗)セデーニョ 4勝7敗
(本塁打) SK : チェ・ジョン 19号、パク・チョングォン 25号、キム・ジョンナム 1号
SKは1回裏トゥサンの先発セデーニョから4番イ・ホジュンの内野ゴロで1点を先制し、4回裏トゥサンの4番手コ・チャンソンから7番ナ・ジュファンのタイムリーで1点、6回裏5番手パク・チョンテ、6番手オ・ヒョンテクから5番チェ・ジョン、6番パク・チョングォン、8番キム・ジョンナムの本塁打で4点を追加した。トゥサンは8回表SKの2番手コ・ヒョジュン、3番手チョン・ビョンドゥから途中出場の5番ミン・ビョンホン、7番オ・ジェウォンのタイムリーで2点を返したが、最後は4番手ユン・ギルヒョンが抑え、SKが史上最多の連勝記録を19に伸ばし公式戦を締めくくったものの、キアにあと1勝及ばず2位となった。
6回を無失点に抑えたSKの先発グローバーは自身7連勝で、チームの19連勝に大きく貢献した。本拠地・文鶴野球場での公式戦最終戦で連勝記録を更新したSKは、7月に大きく失速し、8月に神がかったような強さで上昇気流に乗ったキアに首位の座を譲ってしまい、8月25日以降引き分けを1つ挟んで19連勝で公式戦を終えたが、最後に7連勝し勢いの衰えなかったキアを抜くことができず、3年連続で公式戦勝率6割を超えながら3年連続優勝を逃した。だが19連勝で意気の上がるSKは、前年の王者としての自信がよみがえり、韓国シリーズ3連覇に向けて勢いを維持したまま、ポストシーズンはプレーオフからの出場となる。、3位トゥサンは先発セデーニョを2回途中で交代させた後は、小刻みな継投で29日からの準プレーオフへの調整に当てたが、SKの勢いをとめることはできず不安を残した。2009年シーズン最終戦となったこのカードは、9勝9敗1分けと相譲らず五分の成績で終わった。
(19連勝の新記録を選手とともに祝うキム・ソングン監督。)
ヒーローズ 8−9 LG (ソウル・蚕室)
(勝)イ・ドンヒョン 1勝 (セーブ)キョン・ホンホ 2勝1敗1S (敗)シン・チョリン 2勝4敗6S
(本塁打) ヒーローズ : カン・ジョンホ 23号、キム・イルギョン 2号 LG : チェ・ドンス 13号
LGは1回裏ヒーローズの先発の高卒新人カン・ユングから3番チョン・ソンフン、4番パク・ピョンホのタイムリー、5番チェ・ドンスの3ランで5点を先制した。ヒーローズは2回表LGの先発チョン・ジェボクから5番カン・ジョンホの本塁打で1点を返したが、LGはその裏ヒーローズの2番手キム・ソンヒョンからチェ・ドンスへの押し出しの四球、6番アン・チヨンのタイムリーで2点を追加した。ヒーローズは3回表2番チョン・ジュンホ(背番号1)のタイムリー、相手のエラーの連発で3点、5回表カン・ジョンホのタイムリーとチョン・ジェボクの暴投で2点を返し、7−6と1点差に迫った。ヒーローズは8回表LGの2番手イ・ドンヒョンから8番ユ・ソンジョンのタイムリーで7−7の同点に追いついた。
LGは8回裏ヒーローズの5番手シン・チョリンからパク・ピョンホ、チェ・ドンスのタイムリーで2点を勝ち越し、ヒーローズは9回表LGの4番手オ・サンミンから代打キム・イルギョンの本塁打で1点を返したが、最後はキョン・ホンホが抑え、本拠地・蚕室野球場で公式戦最終戦を勝利で飾った。13安打と爆発した打線ではチェ・ドンスが3安打1本塁打5打点、パク・ピョンホが3安打2打点、パク・ヨンボクが3安打と活躍。現代を4度優勝させた名将キム・ジェバク監督の3年契約最終年度となった2009年シーズンのLGは、投手陣の崩壊で7位に終わり2003年以来7年連続でポストシーズン進出を逃し、監督交代が予想されているため、この試合がキム・ジェバク監督のLGでの最後の采配になると見られている。
6位ヒーローズは先発カン・ユングが2回持たず降板し、肝心なところでリリーフ陣が打たれる負けパターンがこの試合でも見られ、3連敗で公式戦を終えた。だが2008年の球団創設から2年目となった2009年シーズンは、この試合も3安打2打点と活躍したカン・ジョンホ、ファン・ジェギュンが全133試合に出場するなど、若手の成長が見られ一定の収穫のあった1年だった。2009年シーズン最終戦となったこのカードは、ヒーローズが11勝8敗と勝ち越した。