ヒーローズ ４−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（本塁打） ＳＫ ： パク・キョンワン ８号 ヒーローズ ： チョン・スソン ２号、カン・ジョンホ ３号
ＳＫは1回裏ヒーローズのプロ初先発となった高卒新人カン・ユングから3番パク・キョンワンの2ランで先制し、ヒーローズは3回表ＳＫの先発ソン・ウンボムから2番チョン・スソンの2ランで同点に追いつく。ＳＫは4回裏6番パク・チョングォンへの押し出しの四球で1点を勝ち越し、カン・ユングはここで降板した。ソン・ウンボムは5回2失点で降板し、ヒーローズは8回表ＳＫの2番手チェ・ビョンニョンから9番カン・ジョンホの2ランで逆転した。だがＳＫもその裏ヒーローズの2番手キム・ソンヒョンからパク・キョンワンのタイムリーで同点に追いついた。その後キム・サンヒョン、ＳＫの3番手ニコースキー(元福岡ソフトバンク)の好投もあって、試合はこのまま延長に突入した。
ヒーローズのシン・チョリン、イ・サンヨル、ファン・ドゥソン、ＳＫの守護神チョン・デヒョンの好投で互いに得点が入らず、試合は4時間24分の激闘だったが延長12回でも決着がつかなかったため、規定により引き分けとなった。ＳＫにとっては2009年シーズン4度目の引き分けとなった。なお、ヒーローズの4番ブランボー(元オリックス)は7回表三振の判定に対して主審に不満を表したとして退場処分となり、それに対してキム・シジン監督が選手に撤収を命じたため、試合は7分間中断した。
ＬＧ １１−３ サムソン （大邱）
（勝）チェ・ウォンホ ３勝１敗 （敗）チャ・ウチャン １勝２敗
（本塁打） ＬＧ ： イ・ジニョン ４号、チョン・ソンフン ３号、アン・チヨン ２号 サムソン ： シン・ミョンチョル ４号、ウ・ドンギュン ３号
ＬＧは2回表サムソンの先発チャ・ウチャンから6番イ・ジニョンの2ランで先制し、サムソンは3回裏ＬＧの先発チェ・ウォンホから1番シン・ミョンチョルの3試合連続本塁打で1点を返した。だが勢いに乗るＬＧは4回表7番パク・ヨングンのタイムリーで2点、4番ペタジーニ(元読売)のタイムリーで1点を追加しチャ・ウチャンをノックアウトした。サムソンも6回裏ＬＧの3番手チェ・ドンファンから7番ウ・ドンギュンの2ランで反撃したが、ＬＧは7回表サムソンの2番手チョ・ヒョングンから3番チョン・ソンフンの本塁打で1点、8回表2番イ・デヒョン、チョン・ソンフン、5番チェ・ドンスのタイムリーで4点、9回表サムソンの3番手キム・サンスから代打アン・チヨンの本塁打で1点を追加し、試合を決めた。
7回以降チョン・チャンホン、オ・サンミン、キム・グァンスの継投で相手の反撃を断ったＬＧが、2004年8月以来約5年ぶりとなる7連勝となり、5月になって依然負けなしである。先発チェ・ウォンホは5回を1失点に抑え3勝目。好調を支える打線はこの試合も15安打と爆発し、イ・デヒョンが3安打1打点と活躍。一方サムソンは先発チャ・ウチャンが5回途中5失点で降板とＬＧの勢いをとめられず、連勝は3で止まった。
ハンファ ２−６ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ホン・サンサム ２勝 （敗）ファン・ジェギュ １敗
（本塁打） ハンファ ： ヨン・ギョンフム ５号
トゥサンは1回裏プロ初先発となったハンファの大卒新人ファン・ジェギュから3番キム・ヒョンスのタイムリーで1点を先制し、ハンファは2回表トゥサンの先発ホン・サンサムから7番シン・ギョンヒョンのタイムリーで同点に追いつき、3回表2番ヨン・ギョンフムの本塁打で2−1と逆転した。しかしトゥサンは3回裏4番キム・ドンジュの犠牲フライ、5番チェ・ジュンソクのタイムリーで4−2と逆転し、5回裏ハンファの3番手マ・ジョンギルから7番ソン・シホンのタイムリーやダブルスチールの成功で2点を追加した。
ホン・サンサムは5回を2失点に抑えると、6回以降はコ・チャンソン、イム・テフン、イ・ジェウ、イ・ヨンチャンの小刻みな継投で相手の反撃を断ち、トゥサンが4連敗から脱出しサムソンに代わって1日で3位に復帰した。期待の19歳の若手ホン・サンサムは2勝目をあげ、先発ローテーション定着を大きくアピールした。打線では首位打者争いでトップに立つキム・ヒョンスが3安打1打点と活躍。一方6位ハンファは期待のファン・ジェギュも4回途中で降板し、戦線に復帰したキム・テギュンの不振や大砲イ・ボムホの不在で4連敗となり下位にとどまっている。
ロッテ ３−４ キア （光州）
（勝）ヤン・ヒョンジョン ３勝１敗 （セーブ）ユン・ソンミン ３敗３Ｓ （敗）キム・イリョプ ２敗
（本塁打） ロッテ ； イ・デホ ７，８号
ロッテは2回表キアの先発ヤン・ヒョンジョンから4番イ・デホの本塁打で1点を先制し、先発キム・イリョプも好投していたが、キアは5回裏キム・イリョプから3番チャン・ソンホのタイムリー、4番チェ・ヒィソプの犠牲フライで2−1と逆転し、6回裏ロッテの2番手イム・ギョンワン、3番手カン・ヨンシクから9番イ・ヒョンゴン、1番キム・ウォンソプのタイムリーで2点を追加した。ロッテは8回表キアの2番手ソン・ヨンミンからイ・デホのこの試合2本目となる本塁打の2ランで1点差に迫ったが、最後は抑えに転向したユン・ソンミンが1点差を守りきり、キアが逆転勝ちで3連勝となった。
ヤン・ヒョンジョンは7回を1失点と好投し、チーム最多の3勝目で左のエースに成長しつつある。一方最下位ロッテは、打線につながりがなく主砲イ・デホの2本塁打を生かすことができなかった。そのほかには9番パク・キヒョクが3安打と活躍。
