キア ４−５ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）イム・テフン ９勝１敗１Ｓ （敗）ハン・ギジュ １勝３敗３Ｓ
（本塁打） トゥサン ： キム・ヒョンス １２号
トゥサンは2回裏キアの先発ユン・ソンミンから、捕手キム・サンフンの悪送球などもあり2点を先制した。キアは4回表トゥサンの先発キム・ソヌから、8番キム・サンフンが2回裏のエラーを帳消しにするタイムリーで2−2の同点に追いつき、9番イ・ジョンボム（元中日）のタイムリーで4−2と逆転した。5回表途中でキム・ソヌは2番手オ・ヒョンテクに交代し、トゥサンは継投策をとり、7回裏ユン・ソンミンから3番キム・ヒョンスの本塁打で1点差とすると、代わったキアの2番手ユ・ドンフンの悪送球で4−4の同点に追いついた。
このまま延長突入かと思われた9回裏、トゥサンは抑えとして復帰したハン・ギジュから2死満塁とサヨナラ勝ちのチャンスをつくると、途中出場の8番キム・ジンスの打球は内野ゴロで終わるかと思いきや、セカンドのキム・ジョングクがこれを取ることができずタイムリーとなり、まさかのサヨナラ勝ちとなった。8回と9回の2イニングを無失点に抑えた中継ぎの柱イム・テフンは、2009年シーズンすべてリリーフだけで最多勝争い単独トップの9勝目をあげた。打線では4番キム・ドンジュが4安打と活躍。好調の3位キアは守備の乱れでリードを守れず、首位トゥサン、2位ＳＫとの差が広がった。
ＳＫ ６−５ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）チョン・ビョンドゥ ４勝３敗 （セーブ）チョン・デヒョン １勝１敗８Ｓ （敗）キム・ソンヒョン ２勝３敗
（本塁打） ＳＫ ： ナ・ジワン ７号、キム・ガンミン ６号 ヒーローズ ： ブランボー ２０号
ＳＫは1回表ヒーローズの先発キム・ソンヒョンから4番パク・キョンワンのタイムリーで1点を先制するが、ヒーローズも1回裏ＳＫの先発ソン・ウンボムの暴投で同点に追いついた。ＳＫは2回表7番ナ・ジュファンの本塁打で1点を勝ち越すものの、ヒーローズは4回裏4番ブランボー（元オリックス）の本塁打王争いトップとなる20号ソロで2−2の同点に追いつく。ＳＫは5回表キム・ソンヒョンから5番キム・ガンミンの3ランで勝ち越し、代わったヒーローズの2番手ファン・ドゥソンからナ・ジュファンのタイムリーで1点を追加した。
ヒーローズも5回裏ＳＫの2番手チョン・ビョンドゥから2番ファン・ジェギュのタイムリーで2点、6回裏9番キム・イルギョンのタイムリーで1点を返し、6−5と1点差に迫った。2位ＳＫはその後チョン・デヒョンを8回1死から登板させ、何とか1点差を守りきり3連敗から脱出した。最近ロングリリーフに回った左腕チョン・ビョンドゥが4勝目。打線ではナ・ジュファンが3安打1本塁打2打点と活躍。ヒーローズは先発キム・ソンヒョンが5回持たず降板し、打線の粘りもあと一歩及ばなかった。打線ではファン・ジェギュンが3安打2打点、キム・イルギョンが4安打1打点と活躍。
ロッテ １−０ サムソン （大邱）
（勝）ソン・スンジュン ５勝３敗 （セーブ）カン・ヨンシク １勝１敗２Ｓ （敗）クォン・ヒョク ３勝２敗１Ｓ
この試合は投手戦となった。ロッテは4回表サムソンの大卒新人イ・ウソンから無死1,2塁のチャンスを作ったが、ここでサムソンは早くも2番手クォン・ヒョクを投入し、無失点に抑えた。ロッテの先発ソン・スンジュンも好投し、7回に2死3塁と最大のピンチを迎えたが、サムソンの7番チェ・テインを打ち取った。ロッテは8回表クォン・ヒョクからチャンスをつくり、代わったサムソンの3番手チョン・ヒョヌクから5番ホン・ソンフンの内野ゴロの間に1点を先制した。
ロッテは8回以降イ・ジョンフン、カン・ヨンシクの継投で虎の子の1点を守りきり、完封リレーで3連敗から脱出しＬＧがハンファに敗れたため6位に浮上した。7回を無失点に抑えたソン・スンジュンは5勝目で、開幕直後の不振を感じさせない自身5連勝となった。4位サムソンはクォン・ヒョク、チョン・ヒョヌクの中継ぎ陣の奮闘むなしく、わずか3安打で完封負けを喫した。
ＬＧ ４−１２ ハンファ （大田）
（勝）ユ・ウォンサン ２勝４敗 （敗）キム・グァンス １勝３敗
（本塁打） ＬＧ ： ペタジーニ １８号 ハンファ ： カン・ドンウ ７号、ソン・グァンミン ８号
ＬＧは1回表ハンファの先発ユ・ウォンサンから5番チェ・ドンスの犠牲フライで1点を先制したが、ハンファも1回裏ＬＧの先発キム・グァンスから1番カン・ドンウの先頭打者本塁打、4番キム・テワンのタイムリー、5番イ・ヨンウの犠牲フライ、8番シン・ギョンヒョンのタイムリーで5−1と逆転し、2回裏2番ヨン・ギョンフムの内野ゴロの間に1点を追加した。ＬＧは3回表4番ペタジーニ（元読売）の本塁打で1点を返したが、ハンファはその裏ＬＧの2番手ウ・ギュミンからヨン・ギョンフムへの押し出しの死球、3番イ・ボムホのタイムリー、捕手キム・テグンのパスボールで4点を追加した。
ＬＧは5回表チェ・ドンスへの押し出しの四球、6番ソン・インホの内野ゴロの間に2点を返したが、最下位ハンファは6回裏ＬＧの4番手イ・ドンヒョンから7番ソン・グァンミンの本塁打で1点、8回裏ＬＧの6番手チョン・チャンホンから途中出場の1番ユン・ジェグクの内野ゴロの間に1点を追加すると、6回以降マ・ジョンギル、ク・デソン（元オリックス）、大卒新人ファン・ジェギュ、ユン・ギュジンの継投で相手の反撃を断ち、打線の17安打12得点の猛攻で大勝した。打線ではソン・グァンミンが3安打1本塁打1打点と活躍。ＬＧは先発キム・グァンスが3回途中で早々と降板し、4連勝とはならずロッテに抜かれ1日で7位に後退した。
