トゥサン ３−８ ＳＫ （仁川・文鶴、ダブルヘッダー第1戦）
（勝）キム・グァンヒョン ９勝１敗 （敗）キム・サンヒョン ３勝４敗
（本塁打） トゥサン ： チェ・ジュンソク １１号 ＳＫ ： パク・チェサン ４号、キム・ジェヒョン ４号
20日は雨天のため水入りとなった首位攻防戦は、ＳＫが1回裏トゥサンの先発キム・サンヒョンから4番パク・チェホン、5番パク・チョングォンのタイムリーで3点を先制した。トゥサンは2回表ＳＫの先発キム・グァンヒョンから5番チェ・ジュンソクの本塁打で1点を返したが、ＳＫはその裏2番パク・チェサン、3番キム・ジェヒョンのの2者連続本塁打で3点を追加した。トゥサンは4回表6番ソン・シホンのタイムリーで1点を返したが、ＳＫは6回裏トゥサンの3番手ノ・ギョンウンから途中出場の4番チョ・ドンファのタイムリーで2点を追加した。
トゥサンは9回表ＳＫの2番手チョン・ビョンドゥから7番キム・ジェホのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまでで2位ＳＫが首位攻防戦で連勝し、首位トゥサンに肉薄した。若きエースのキム・グァンヒョンは8回を2失点に抑え最多勝争いトップタイの9勝目。トゥサンは先発キム・サンヒョンが2回を6失点と乱調で、キム・グァンヒョンを捉えきれず3連敗。打線ではチェ・ジュンソクが3安打1本塁打1打点と活躍。
（最多勝争いトップタイの9勝目をあげたキム・グァンヒョン。）
トゥサン １１−２ ＳＫ （仁川・文鶴、ダブルヘッダー第2戦）
（勝）イ・ジェウ ３勝１敗 （敗）コ・ヒョジュン ５勝６敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ヒョンス １３号、ミン・ビョンホン ２号、イム・ジェチョル ３号 ＳＫ ： パク・キョンワン １２号
トゥサンは2回表ＳＫの先発コ・ヒョジュンから8番ヨン・ドカンのタイムリーで1点を先制し、3回表5番チェ・ジュンソクの内野ゴロの間に1点を追加した。ＳＫは3回裏2004年以来5年ぶりの先発となったイ・ジェウから2番パク・チェサンのタイムリーで1点を返した。トゥサンは4回表ＳＫの2番手オム・ジョンウクから3番キム・ヒョンスのプロ4年目にして初となる満塁本塁打でリードを広げ、ＳＫは5回裏8番パク・キョンワンの本塁打で1点を返した。トゥサンは6回表1番ミン・ビョンホン、2番イム・ジェチョルの2者連続本塁打で2点、7回表ＳＫの4番手イ・ハンジンから相手のエラーや9番キム・ジェホの内野ゴロの間に2点を追加した。
トゥサンは9回表ＳＫの5番手チョ・ウンチョンからキム・ジェホのタイムリーで1点を追加し、6回以降はクム・ミンチョル、コ・チャンソン、キム・ミョンジェ、イ・ヨンチャンの継投で相手の反撃を断ち3連敗から脱出し、首位攻防ダブルヘッダーを1勝1敗で終え、何とか首位の座を守った。2005年以降リリーフでの勝利しかあげていないイ・ジェウは、5回を2失点に抑え5年ぶりの先発勝利。12安打11得点と爆発した打線ではミン・ビョンホンが3安打1打点と活躍。勝てば首位に立てた2位ＳＫは先発コ・ヒョジュンが3回途中で早々と降板し、トゥサン打線の勢いを止められなかった。打線ではパク・チェサンが3安打1打点と活躍。
キア ７−４ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ロペス ５勝２敗 （セーブ）ハン・ギジュ ２勝４敗４Ｓ （敗）キム・イリョプ ５敗
（本塁打） キア ： キム・サンヒョン ９号、チェ・ヒィソプ １５号、アン・チホン ７号
キアは1回表ロッテの先発キム・イリョプから2番チャン・ソンホのタイムリー、4番キム・サンヒョンの3ラン、5番チェ・ヒィソプの本塁打で5点を先制し、キム・イリョプは1アウトも取れずノックアウトされた。さらにこの回代わったロッテの2番手ペ・ジャンホから8番の高卒新人アン・チホンの本塁打で1点を追加した。ロッテは1回裏キアの先発ロペスから4番イ・デホ、5番ホン・ソンフンのタイムリーで3点を返すが、その後が続かない。キアは7回表ロッテの4番手カン・ヨンシクからチャン・ソンホのタイムリーで1点を追加し、ロッテも8回裏2番パク・チョンジュンのタイムリーで1点を返した。
最後は抑えに戻ったハン・ギジュが相手の反撃を断ち、3位キアが序盤のリードを守り勝利した。8回途中まで4失点のロペスは5勝目。ロッテは先発キム・イリョプが大乱調で連勝が4で止まり、ダブルヘッダーで連勝したヒーローズとＬＧに抜かれ一気に4位から6位に後退し、混戦の4位争いは先が見えない。
サムソン ５−６ ＬＧ （ソウル・蚕室、ダブルヘッダー第1戦）
（勝）オ・サンミン １勝２敗 （セーブ）イ・ジェヨン ３勝１敗４Ｓ （敗）クォン・ヒョク ３勝３敗１Ｓ
（本塁打） サムソン ： ヒョン・ジェユン ２号、チェ・テイン ８号
サムソンは3回表ＬＧの先発シム・スチャンから8番ヒョン・ジェユンの本塁打、3番カン・ボンギュのタイムリー、4番ヤン・ジュンヒョクの内野ゴロの間に3点を先制した。ＬＧもその裏サムソンの先発クルセタから2番イ・デヒョンのタイムリー、4番ペタジーニ（元読売）の犠牲フライで2点を返した。サムソンは4回表6番チェ・テインの本塁打、2番チェ・ヒョンウのタイムリーで2点を追加し、ＬＧも5回裏5番チェ・ドンスのタイムリーで2点を返し4−5と1点差に迫った。
ＬＧは7回裏サムソンの3番手クォン・ヒョクから1死満塁のチャンスを作り、代わった4番手チョン・ヒョヌクから代打アン・チヨンのタイムリー、7番パク・キョンスの内野ゴロの間に6−5と逆転した。8回以降はチョン・チャンホン、リュ・テッキョン、イ・ジェヨンの継投で1点差を守りきり、ＬＧがダブルヘッダー第1戦を勝利し、3連勝となり6位となった。6回途中から7回まで無失点に抑えた3番手オ・サンミンが2009年シーズン初勝利。打線では1番パク・ヨンテクが3安打と活躍。またもや中継ぎが打たれたサムソンはこれで4連敗となり、ＬＧ、ヒーローズに抜かれ7位に後退。また4回表サムソンの攻撃中、チョ・ドンチャンが1塁のペタジーニと衝突し、痛みのため救急車で病院に運ばれ途中交代となったが、特に異常はなかった。
サムソン １−８ ＬＧ （ソウル・蚕室、ダブルヘッダー第2戦）
（勝）ポン・ジュングン ６勝７敗 （敗）ユン・ソンファン ４勝３敗
（本塁打） ＬＧ ： チョ・インソン ９号、パク・ヨンテク １０号
ＬＧは4回裏サムソンの先発ユン・ソンファンからセンターのイ・ヨンウクのエラーもあって1点を先制し、5回裏8番チョ・インソンの本塁打で1点を追加した。サムソンはＬＧの先発ポン・ジュングンに抑えられていたが、7回表代打ヤン・ジュンヒョクの内野ゴロの間に1点を返した。しかしＬＧはその裏サムソンの2番手オ・スンファンから代打イ・ジニョンのタイムリー、1番パク・ヨンテクの満塁本塁打で6点を追加し、大きくリードを広げた。
8回以降は2番手チョン・チャンホンが抑え、ＬＧがダブルヘッダーに連勝し最近4連勝で、キアに敗れたロッテを抜いて5位に浮上した。エースのポン・ジュングンは7回を1失点に抑え、チーム最多の6勝目。一方ダブルヘッダーに連敗し最近5連敗で7位に沈むサムソンは、7回裏のピンチに最近出番がなかった守護神オ・スンファンまでつぎ込んだがリードを広げられてしまい、打線も4安打に抑えられなす術がなかった。
（7回裏満塁本塁打を打ったパク・ヨンテク。）
ハンファ ５−８ ヒーローズ （ソウル・木洞、ダブルヘッダー第1戦）
（勝）イ・ボグン ６勝２敗 （敗）キム・ヒョンミン ６勝６敗
（本塁打） ハンファ ： ソン・グァンミン ９号、イ・ドヒョン ５号 ヒーローズ ： ブランボー ２１号、ファン・ジェギュン １０号
ハンファは1回表ヒーローズの先発の高卒新人カン・ユングから5番イ・ボムホのタイムリーで2点を先制し、2回表7番ソン・グァンミンの本塁打で1点を追加した。ヒーローズは2回裏ハンファの先発キム・・ヒョンミンから、4番ブランボー（元オリックス）の本塁打王争いトップの21号ソロで1点を返した。ハンファは3回表6番イ・ドヒョンの2ランでリードを広げたが、ヒーローズは4回裏8番ホ・ジュンのタイムリーで1点を返した。そしてヒーローズは5回裏2番ファン・ジェギュンのプロ4年目にして初の2ケタ本塁打となる10号ソロ、7番カン・ジョンホのタイムリー、ホ・ジュンの犠打、9番キム・イルギョンのタイムリーで7−5と逆転し、キム・ヒョンミンをノックアウトすると、代わったハンファの2番手パク・チョンジンから1番クラークのタイムリーで1点を追加した。
ヒーローズは6回途中からイ・ボグンが登板しその後の相手の反撃を断ち、ダブルヘッダー第1戦に逆転勝ちしてサムソンを抜き5位に浮上した。最近好調のイ・ボグンはリリーフだけで6勝目。先発全員安打の12安打を記録した打線ではクラークが3安打1打点と活躍。最下位ハンファは先発キム・ヒョンミンが5回突如崩れ7失点でノックアウトされたのが最大の敗因で、打線も4回以降音無しだった。
ハンファ ６−９ ヒーローズ （ソウル・木洞、ダブルヘッダー第2戦）
（勝）キム・スギョン ２勝６敗 （セーブ）シン・チョリン ２勝１敗３Ｓ （敗）ユン・ギュジン ４敗
（本塁打） ハンファ ： キム・テワン １５号、イ・ドヒョン ６号
ヒーローズは1回裏ハンファの先発ユン・ギュジンから3番イ・テックン、5番イ・スンヨン、7番カン・ジョンホのタイムリーで4点を先制した。ハンファは2回表ヒーローズの先発キム・スギョンから4番キム・テワンの本塁打で1点を返したが、ヒーローズは4回裏ハンファの2番手マ・ジョンギルから9番キム・イルギョンのタイムリーで1点、6回裏ハンファの5番手パク・チョンジンから1番クラークのタイムリー、2番ファン・ジェギュンの犠牲フライで2点を追加した。ハンファは7回表キム・スギョン、ヒーローズの2番手ソン・シニョン、3番手シン・チョリンから5番イ・ドヒョンの2試合連続本塁打、8番ヨン・ギョンフム、3番イ・ボムホのタイムリーで4点を返した。
ヒーローズは8回裏ハンファの5番手ヤン・フンからクラーク、イ・テックンのタイムリーで2点を追加し、ハンファは9回表シン・チョリンから1番カン・ドンウのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまででヒーローズがダブルヘッダーで連勝し、キアに敗れたロッテを抜いて、一気に4位にまで浮上した。6回を2失点に抑えたキム・スギョンは4月5日のロッテ戦以来77日ぶりの勝利となる2勝目で、自身の連敗を6で止めた。14安打と爆発した打線ではクラークが4安打2打点と活躍。最下位ハンファは先発ユン・ギュジンが2回持たず降板し、終盤の追い上げも届かず混戦の4位から7位までの争いから取り残されている。
（4月5日以来の勝利をあげたキム・スギョン。）
