ＳＫ ２−３ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）チョ・ジョンフン ７勝６敗 （セーブ）アドキンス ２勝２敗１６Ｓ （敗）門倉 ４勝４敗
（本塁打） ＳＫ ： イ・ホジュン １１号 ロッテ ： チョ・ソンファン ４号
ＳＫは1回表ロッテの先発チョ・ジョンフンから3番キム・ジェヒョンのタイムリーで1点を先制したが、ロッテは1回裏ＳＫの先発門倉（元読売）から2番チョ・ソンファンの2ランで逆転し、2回裏1番イ・イングのタイムリーで1点を追加した。ＳＫは不安定な門倉を3回途中であきらめ2番手チョン・ビョンドゥに交代させ、4回表、故障から1軍に復帰したばかりの4番イ・ホジュンの本塁打で1点差とした。チョ・ジョンフンはその後同点打を許さず、ＳＫも大卒新人パク・ヒョンジュン、イ・スンホ（背番号20）のなどの継投で追加点を許さない。
この試合も本拠地・社稷野球場が4日に続いて入場券が完売した（2009年シーズン8度目）ロッテは、イ・ジョンフン、守護神アドキンスの継投で何とか1点差を守りきり、地元釜山の超満員の大観衆の前で独走態勢に入ろうとした首位ＳＫとの接戦を制し、好調を維持しつつ混戦の中位争いで4位の座を守った。7回を2失点に抑えたチョ・ジョンフンは、プロ5年目にして自己最多の7勝目。ＳＫは門倉の乱調が響き、打線もチャンスにあと1本が出なかった。1番チョン・グヌが3安打と活躍。
（2日連続で入場券が完売し、超満員となった社稷野球場。）
トゥサン ４−５ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）バウアー ２勝２敗 （セーブ）イ・ジェヨン ３勝１敗６Ｓ （敗）ホン・サンサム ７勝２敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ドンジュ ９号、チェ・スンファン ４号 ＬＧ ： パク・キョンス ６号
ＬＧは2回裏トゥサンの先発ホン・サンサムから7番パク・キョンスの犠牲フライで1点を先制し、5回裏パク・キョンスの本塁打、2番イ・デヒョン、3番チョン・ソンフンのタイムリーで3点を追加した。トゥサンは6回表ＬＧの先発バウアーから4番キム・ドンジュの2ランで反撃した。これでキム・ドンジュは本拠地・蚕室野球場で史上初となる通算100号本塁打を達成した。ＬＧは8回裏トゥサンの4番手イム・テフンから5番イ・ジニョンのタイムリーで1点を追加した。
トゥサンは9回表ＬＧの4番手イ・ジェヨンから8番チェ・スンファンの2ランで1点差に迫ったが、7位ＬＧが逃げ切り蚕室のライバルのトゥサンに3連勝した。5月にＬＧへ入団したバウアーは、韓国に適応してきたのか6回を2失点と安定した投球内容で2勝目。また8回表ワンポイントの3番手として登板した左腕リュ・テッキョンは、プロ16年目にして史上初の通算100ホールドを達成。打線ではイ・デヒョンが3安打1打点と活躍。2位トゥサンはこれで5連敗となり、先発ホン・サンサムが5回までに4点を失いプロ初勝利後5連勝していたときの勢いを失っていて、打線も2本塁打以外はたいした見せ場もなく、チーム状態は悪化している。
（史上初の通算100ホールドを達成したリュ・テッキョン。）
キア ３−１４ ハンファ （大田）
（勝）ユ・ウォンサン ３勝６敗 （敗）ソ・ジェウン ２勝２敗
（本塁打） ハンファ ： ソン・グァンミン １３号、カン・ドンウ ９号、イ・ドヒョン １０号、キム・テギュン ９号
キアは1回表ハンファの先発ユ・ウォンサンから4番キム・サンヒョンの内野ゴロの間に1点を先制したが、ハンファは2回裏キアの先発ソ・ジェウンから7番ソン・グァンミン、1番カン・ドンウの本塁打で3−1と逆転し、3回裏6番イ・ドヒョンの2ラン、4回裏4番キム・テギュンの3ランで8−1とリードを広げた。さらに5回裏キアの2番手チン・ミンホから2番ヨン・ギョンフム、キム・テギュン、5番イ・ボムホのタイムリーで5点、7回裏キアの3番手オ・ジュンヒョンからキム・テギュンのタイムリーで1点を追加した。
キアは8回表ハンファの2番手ヤン・フン、3番手トーマス（元北海道日本ハム）から途中出場の3番イ・ホシン、5番チェ・ヒィソプのタイムリーで2点を返したが、最後はトーマスが抑えハンファが4本塁打と得意の一発攻勢で大勝し、4日12連敗から脱出後久しぶりの2連勝となった。7回を1失点と好投したユ・ウォンサンが3勝目。14安打と爆発した打線では、主砲キム・テギュンが4安打1本塁打5打点と、完全復活をアピールした。3位キアは先発ソ・ジェウンが4回8失点で降板し、打線も7安打に抑えられてしまい、首位ＳＫ、2位トゥサンと上位との差を詰められなかった。
ヒーローズ ３−４ サムソン （大邱）
（勝）ユン・ソンファン ６勝３敗 （セーブ）クォン・ヒョク ３勝４敗２Ｓ （敗）イ・ボグン ６勝３敗
（本塁打） ヒーローズ ： カン・ジョンホ １２号 サムソン ： チェ・ヒョンウ １０号、カン・ボンギュ ８号
サムソンは1回裏ヒーローズの先発チャン・ウォンサムから2番チェ・ヒョンウの本塁打、6番チョ・ドンチャンのタイムリーで2点を先制し、ヒーローズは3回表サムソンの先発イ・ウソンから7番カン・ジョンホの本塁打で1点を返した。サムソンはその裏ヒーローズの2番手キム・ソンヒョンから代打パク・ハニへの押し出しの四球で1点を追加したが、ヒーローズは5回表サムソンの2番手ユン・ソンファンから9番ファン・ジェギュンの犠牲フライ、4番ブランボー（元オリックス）への押し出しの四球で3−3の同点に追いついた。
サムソンは7回裏ヒーローズの4番手イ・ボグンから3番カン・ボンギュの本塁打で1点を勝ち越すと、ユン・ソンファン、クォン・ヒョクが1点のリードを守りきり接戦を制し、直接対決で5連勝となったヒーローズを抜いて5位に浮上し、ロッテやヒーローズとのし烈な4位争いにおいて貴重な1勝をあげた。5回途中から登板し同点に追いつかれたが、その後追加点を許さなかったユン・ソンファンがチーム最多タイの6勝目。6位に後退したヒーローズは先発チャン・ウォンサムが3回途中で降板し、継投が後手後手に回ってしまった。
