トゥサン ２−１ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チョン・ジェフン ４勝１敗 （セーブ）イ・ヨンチャン １敗１１Ｓ （敗）チョン・ビョンドゥ ２勝１敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ドンジュ ７号、チョン・スビン ２号
ＳＫは1回裏トゥサンの先発チョン・ジェフンから5番チェ・ジョンのタイムリーで1点を先制し、トゥサンは1回表1死から4回表1死まで、ＳＫの先発チョン・ビョンドゥから9者連続三振を喫してしまった。だがトゥサンは4回表4番キム・ドンジュの本塁打で1−1の同点に追いつき、6回表1番の高卒新人チョン・スビンの2試合連続本塁打で1点を勝ち越した。ＳＫはチョン・ウラム、ユン・ギルヒョン、ニコースキー（元福岡ソフトバンク）の継投で追加点を許さなかったが、チョン・ジェフンは5回を1失点で降板すると、コ・チャンソン、新守護神イ・ヨンチャンの継投で1点差を守りきり、2位トゥサンが接戦となった首位攻防戦第2ラウンドも制し、首位ＳＫ相手に連勝した。
6回表に決勝本塁打を打ったまだ18歳のチョン・スビンは、2試合連続本塁打でし烈な外野のレギュラー争いに名乗りをあげている。なお、ＳＫは先発チョン・ビョンドゥが歴代2位タイの9者連続奪三振を記録し、7回途中2失点と好投したが、1番チョン・グヌ、2番パク・チェサンの2人が無安打と打線がつながらず、好投を見殺しにしてしまった。
ヒーローズ １３−４ キア （光州）
（勝）チャン・ウォンサム １勝３敗 （敗）チョン・ソンチョル ２敗
（本塁打） ヒーローズ ： ブランボー １２，１３号、イ・スンヨン ２号、キム・ドンス ２号 キア ： チェ・ヒィソプ １４号、チャ・イルモク ２号
キアは1回裏ヒーローズの先発チャン・ウォンサムから4番チェ・ヒィソプの本塁打王争いトップとなる14号3ランで先制したが、ヒーローズは2回表プロ初先発となったキアの高卒新人チョン・ソンチョルから9番カン・ジョンホ、1番クラーク、3番イ・テックンのタイムリー、4番ブランボー（元オリックス）の2ランで6−3と逆転した。ヒーローズは4回表キアの3番手パク・キョンテから5番イ・スンヨン、7番キム・ドンスへの押し出しの四球で2点、6回表イ・スンヨン、キム・ドンスの本塁打で3点、7回表ブランボーのこの試合2本目の本塁打で2点を追加した。
キアは9回裏ヒーローズの4番手チョン・ジュンホから6番チャ・イルモクの本塁打で1点を返したが、反撃もここまでで最下位ヒーローズが打線の爆発で3連勝となった。エースとして期待されながら開幕3連敗と不振が続いていたチャン・ウォンサムは、6回3失点で2009年シーズン初勝利。打線では主砲ブランボーが2本塁打4打点と活躍。一方キアは19歳の期待の若手チョン・ソンチョルが2回6失点で降板し、打線も2本塁打だけに抑えられ、13400人の大入り満員の本拠地で最下位ヒーローズ相手にまさかの大敗を喫し、単独3位に浮上するチャンスを逃した。なお2番でスタメン出場したイ・ジョンボム（元中日）は8回表のヒットで、史上6人目となる韓国通算1600本安打を達成した。
ハンファ ６−５ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ヤン・フン ２勝３敗 （セーブ）トーマス ２敗６Ｓ （敗）オ・サンミン ２敗
（本塁打） ハンファ ： キム・ミンジェ ２号
ハンファは2回表ＬＧの先発パク・ミョンファンから9番キム・ミンジェの3ランで先制し、ＬＧはその裏ハンファの先発リュ・ヒョンジンから相手のエラーで1点を返した。ハンファは4回表1番カン・ドンウの犠牲フライで1点を追加したが、ＬＧは5回裏4番ペタジーニ（元読売）のタイムリーなどで2点を返し、6回裏3番チョ・ソンフンの2点タイムリーで5−4と逆転した。ハンファは8回表ＬＧの4番手チョン・チャンホンから6番ヨン・ギョンフムの犠牲フライで同点に追いつき、9回表ＬＧの5番手オ・サンミンから4番イ・ボムホのタイムリーで逆転した。
最後は守護神トーマス（元北海道日本ハム）が9回裏2死1，2塁のピンチをしのぎ、ハンファがエースのリュ・ヒョンジンの不調を打線がカバーし逆転勝ちした。7回と8回を無失点に抑えた2番手ヤン・フンが2勝目。敗れたＬＧは単独3位浮上のチャンスを逃した。打線では2番イ・デヒョンが3安打、チョン・ソンフンが3安打2打点と活躍。なお、復帰第2戦目のマウンドとなったかつてのエースのパク・ミョンファンは、5回を4失点と満足の行く結果を残せなかった。
ロッテ ５−８ サムソン （大邱）
（勝）チャ・ウチャン ２勝３敗 （セーブ）オ・スンファン １勝１２Ｓ （敗）イ・ジョンフン １勝２敗
ロッテは1回表サムソンの先発ユン・ソンファンから3番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を先制した。サムソンは4回裏ロッテの先発ソン・スンジュンから6番チン・ガビョンのタイムリーで同点に追いついたが、ロッテは5回表ホン・ソンフン、4番イ・デホのタイムリーで3−1と2点を勝ち越し、ユン・ソンファンをノックアウトした。サムソンはその裏5番カン・ボンギュへの押し出しの四球で1点を返すと、6回裏ロッテの2番手イ・ジョンフンからチャンスを作り、代わったロッテの4番手イ・ジョンミンから3番チェ・ヒョンウ、4番ヤン・ジュンヒョク、カン・ボンギュへの押し出しの四球、チン・ガビョン、7番キム・チャンヒィのタイムリーで6点を奪い逆転した。
ロッテは8回表サムソンの2番手チャ・ウチャンから8番キム・ミンソンのタイムリーで2点を返したが、最後は22日のロッテ戦で9回表パク・チョンジュンに勝ち越し本塁打を浴びた守護神オ・スンファンが抑え、サムソンが10000人の満員の観客が集まった本拠地で逆転勝ちした。22日の雪辱を晴らしたオ・スンファンはセーブ王争いトップの12セーブ目。一方7位ロッテは中継ぎ陣の層が薄く接戦をものにできず、最下位ヒーローズが3連勝したことでまたもや最下位転落が見えてきた。打線ではホン・ソンフン、キム・ミンソンが3安打2打点と活躍。
