キア 9−7 LG (ソウル・蚕室)
(勝)イ・デジン 2勝2敗 (セーブ)ユ・ドンフン 5勝2敗11S (敗)ポン・ジュングン 8勝10敗
(本塁打) キア : ナ・ジワン 17号、チェ・ヒィソプ 21号、ホン・セワン 5号、アン・チホン 13号、キム・サンフン 10号 LG : パク・チョンホ 1号、チョン・ソンフン 10号
キアは1回表LGの先発ポン・ジュングンから3番ナ・ジワン、4番チェ・ヒィソプの2者連続本塁打、7番の高卒新人アン・チホンのタイムリーでで4点を先制し、2回表チェ・ヒィソプのタイムリーで1点を追加した。LGは4回裏キアの先発イ・デジンから4番ペタジーニ(元読売)のタイムリーで1点を返し、キアも5回表6番ホン・セワン、アン・チホンの2者連続本塁打で2点を追加した。LGはその裏7番パク・チョンホのLG移籍後初、2006年以来3年ぶりとなる本塁打で1点、6回裏3番チョン・ソンフンの犠牲フライで1点を返した。
キアは7回表LGの2番手の高卒新人ハン・ヒィから8番キム・サンフンのプロ10年目で初となる2ケタ本塁打で1点を追加したが、LGは8回裏キアの3番手ソン・ヨンミンからチョン・ソンフンの2ラン、代わったキアの4番手ソ・ジェウンから6番チェ・ドンスのタイムリーで4点を返し、7−8と1点差に迫った。キアは9回表LGの4番手イ・ジェヨンからアン・チホンのタイムリーで1点を追加し、最後はユ・ドンフンが抑え、何とか逃げ切り2009年シーズン初の6連勝で首位をキープした。6回途中3失点だったが打線の援護もあったイ・デジンが2勝目をあげ、35歳のベテランは通算100勝まであと1勝とした。16安打と爆発した打線ではアン・チホンが3安打1本塁打3打点、キム・サンフンが3安打1本塁打1打点と活躍。一方7位LGは終盤の追い上げも届かずこれで6連敗となり、エースのポン・ジュングンは5回7失点と期待を裏切った。打線では1番パク・ヨンテクが3安打と活躍。
(抑えとして11セーブ目をあげたユ・ドンフン。)
トゥサン 12−3 ロッテ (馬山)
(勝)キム・ソヌ 8勝7敗 (敗)カン・ヨンシク 3勝3敗2S
(本塁打) トゥサン : チェ・ジュンソク 15号、ソン・シホン 9号、キム・ドンジュ 12号
この試合も馬山の野球場は2万人の大観衆で埋まり、入場券は完売となった。ロッテは3回裏トゥサンの先発キム・ソヌから3番ホン・ソンフンのタイムリーと相手のエラーで2点を先制したが、トゥサンは4回表ロッテの先発カン・ヨンシクから2番イ・ウォンソクのタイムリーや相手の暴投、5番チェ・ジュンソクの3ランで5−2と逆転し、カン・ヨンシクをノックアウトした。さらにこの回代わったロッテの2番手キム・イリョプから6番ソン・シホンの2試合連続本塁打で1点を追加した。トゥサンは5回表キム・イリョプ、ロッテの3番手イ・ジョンミンから4番キム・ドンジュの3ラン、途中出場の7番キム・ジェホ、9番イム・ジェチョルのタイムリーで6点を奪い、2回連続の打者一巡の猛攻で試合を決めた。
ロッテは7回裏途中出場の1番ムン・ギュヒョンの内野ゴロの間に1点を返したが、クム・ミンチョル、オ・ヒョンテクが反撃を断ち2位トゥサンが14安打と打線の爆発で逆転勝ちした。7回途中まで2失点に抑えたキム・ソヌは8勝目。打線ではキム・ドンジュが3安打1本塁打3打点と活躍。4位ロッテは2003年以来6年ぶりの先発となったカン・ヨンシクが4回途中5失点で降板し、打線も11安打を打ちながらつながりを欠き、上位3チームとの差が開いた。打線では6番チョン・ボミョンが3安打と活躍。
ヒーローズ 8−10 SK (仁川・文鶴)
(勝)チョン・ビョンドゥ 6勝4敗2S (敗)イ・ボグン 6勝6敗3S
(本塁打) ヒーローズ : クラーク 19号、イ・テックン 12号 SK : チョン・グヌ 5号、パク・チェサン 7号、モ・チャンミン 4号
ヒーローズは1回表SKの先発門倉(元読売)から1番クラークの先頭打者本塁打で1点を先制し、SKは1回裏SKの先発マ・イリョンから1番チョン・グヌの2者連続本塁打、2番パク・チェサンの2者連続本塁打で2−1と逆転した。ヒーローズは3回表相手のパスボールで同点としたが、SKはその裏4番パク・チェホンのタイムリーで1点を勝ち越しマ・イリョンをノックアウトすると、代わったヒーローズの2番手キム・ヨンミンから相手の暴投や6番ナ・ジュファンの犠牲フライで2点を追加した。SKは4回表3番イ・テックンの本塁打で1点、5回表9番キム・イルギョンのタイムリーで1点を返し、門倉は勝利投手の権利目前で降板した。そしてこの回ヒーローズはSKの2番手チョン・ウラムから2番ファン・ジェギュンのタイムリーで5−5の同点に追いついた。
ヒーローズは6回表SKの4番手イ・スンホ(背番号20)から8番カン・グィテへの押し出しの四球で6−5と逆転した。SKは7回裏ヒーローズの3番手ソン・シニョン、4番手オ・ジェヨン、5番手チョン・スンユンからパク・チェサン、代打キム・ジェヒョン、ナ・ジュファンのタイムリーで8−6と逆転した。ヒーローズは8回表SKの5番手チョン・デヒョンから代打カン・ビョンシクのタイムリーで1点を返し、9回表SKの6番手チョン・ビョンドゥからファン・ジェギュンのタイムリーで8−8の同点に追いつき、試合はこのまま延長に突入した。
SKは11回裏ヒーローズの6番手イ・ボグンからチャンスを作ると、代わったヒーローズの7番手の高卒新人カン・ユングから途中出場の3番モ・チャンミンの初のサヨナラ本塁打となる2ランで、試合時間4時間44分の激闘を制し、3位ながら3連勝し首位キアまでのゲーム差がわずか1しかない大混戦に残っている。8回途中から11回表まで1失点に抑えたチョン・ビョンドゥが6勝目。打線ではチョン・グヌが3安打1本塁打1打点、パク・チェサンが3安打1本塁打2打点、ナ・ジュファンが3安打2打点と活躍。6位ヒーローズは相変わらず大味な野球を続け、リードを守りきれなかった。
(1回裏先頭打者チョン・グヌがホームランを打ち、ベンチで迎えられる。)
ハンファ 2−13 サムソン (大邱)
(勝)ユン・ソンファン 10勝3敗 (敗)リュ・ヒョンジン 8勝10敗
(本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 16号、チェ・サンビョン 1号、シン・ミョンチョル 14号
サムソンは2回裏ハンファの先発リュ・ヒョンジンから9番ウ・ドンギュンのタイムリーで1点を先制し、3回裏5番チェ・ヒョンウの2ラン、7番チェ・サンビョンの移籍後初となる本塁打で3点を追加した。ハンファは4回表サムソンの先発ユン・ソンファンから7番ヨン・ギョンフムのタイムリーで1点を返したが、サムソンはその裏ハンファの2番手チョン・ジョンミン、3番手の大卒新人ファン・ジェギュから4番パク・ソンミンのタイムリー、チェ・ヒョンウへの押し出しの四球、チェ・サンビョン、ウ・ドンギュンのタイムリーなど打者一巡の猛攻で7点を追加した。ハンファは5回表2番キム・ミンジェのタイムリーで1点を返したが、サムソンはその裏2番シン・ミョンチョルの本塁打、6回裏2番の高卒新人キム・サンス(背番号2)のタイムリーで1点ずつを追加した。
5位サムソンは7回以降チェ・ウォンジェ、パク・ソンフン、キム・サンス(背番号44)の継投で相手の反撃を断ち、再び勝率5割を突破しトゥサンに敗れた4位ロッテとの差を縮めた。6回を2失点に抑えたユン・ソンファンは2年連続2ケタ勝利となる10勝目。打線ではウ・ドンギュン、チェ・サンビョンが3打点と活躍。最下位ハンファはエースのリュ・ヒョンジンが3回途中4失点で降板するなど投手陣が総崩れで、またもや大敗を喫した。