ＳＫ ６−６ トゥサン （ソウル・蚕室）
ＳＫは3回表トゥサンの先発チョン・ジェフンから9番パク・キョンワン、1番チョン・グヌのタイムリーで2点を先制した。トゥサンは4回裏ＳＫの先発チョン・ビョンドゥから6番チェ・ジュンソクのタイムリーで1点を返すと、代わったＳＫの2番手チェ・ビョンニョンから9番ミン・ビョンホンの2点タイムリーで3−2と逆転した。ＳＫは5回表好調のチョン・グヌのタイムリーと、チョン・ジェフンの暴投で4−3と逆転した。粘るトゥサンも7回裏ＳＫの3番手イ・スンホから3番コ・ヨンミンの犠牲フライで4−4の同点に追いついた。ＳＫは9回表トゥサンの3番手イム・テフンから2番パク・チェサンのタイムリーで2点を勝ち越すが、トゥサンも9回裏ＳＫの守護神チョン・デヒョンから、相手のエラーと代打ユ・ジェウンのタイムリーで6−6の同点に追いつき、試合は延長に突入した。
トゥサンは11回裏、指名打者でスタメン出場したチェ・ジュンソクが一塁の守備に着いたため、指名打者を放棄したとして投手が打席に立たなくてはならなくなり、9回途中から登板し好投していた4番手コ・チャンソンに代打を送ることになり、総力戦で野手を使い尽くしていたため左打ちのクム・ミンチョルが投手ながら打席に立ち、三振に終わった。ＳＫは12回表トゥサンの5番手イ・ヨンチャンから2死満塁のチャンスを得たが得点できず、トゥサンの最後の攻撃をＳＫの６番手イム・ソンホンが抑え、延長12回を終えても決着がつかなかったが規定により引き分けとなった。白熱の展開となったＳＫとトゥサンの首位攻防戦は4時間35分と、時計の針が午後11時を回った頃に終わり、これまでの2009年シーズン最長の試合時間となった。ＳＫ打線では29日現在首位打者のチョン・グヌが3安打2打点、8番ナ・ジュファンが3安打と活躍。
(延長11回裏、代打で出場し三振した左腕クム・ミンチョル。）
ヒーローズ ３−２ サムソン （大邱）
（勝）シン・チョリン １勝 （セーブ）ファン・ドゥソン ６Ｓ （敗）アン・ジマン ２敗
（本塁打） ヒーローズ ： ファン・ジェギュン ５号
試合はサムソンの先発の新外国人クルセタ、ヒーローズの先発チャン・ウォンサムによる投手戦となり、4回まで両チーム無得点が続いた。ヒーローズは5回表クルセタから1番ファン・ジェギュンの2試合連続本塁打となる2ランで先制した。サムソンは7回裏この回代わったヒーローズの2番手シン・チョリンから9番チョ・ドンチャンのタイムリーで1点を返し、1，3塁の場面でダブルスチールを仕掛け成功し2−2の同点に追いつく。ヒーローズは8回表サムソンの2番手アン・ジマンから2番チョン・スソンのヒットなどでチャンスを作ると、代わったサムソンの4番手チョン・ヒョヌクから5番イ・スンヨンは内野ゴロに倒れるが、ベースカバーに入ったチョン・ヒョヌクが1塁への送球を取れず後ろにそらした間に1点を勝ち越した。
ヒーローズは8回以降イ・サンヨル、守護神ファン・ドゥソンの継投で何とか1点差を守り、接戦を制しキアを抜いて6位となった。ここ2，3年ひじ痛に悩まされてきたシン・チョリンが、現代在籍時の2006年以来3年ぶりの勝ち星をあげた。サムソンはヒーローズの5安打を上回る8安打を記録したが、4番チェ・ヒョンウ、5番パク・チンマンが無安打と打線がつながらなかった。
ＬＧ ４−３ ハンファ （清州）
（勝）シム・スチャン ２勝２敗 （セーブ）ウ・ギュミン ４Ｓ （敗）アン・ヨンミョン ２勝１敗
（本塁打） ＬＧ ： パク・ヨンテク ２号、ペタジーニ ７号
ＬＧは1回表ハンファの先発アン・ヨンミョンから3番パク・ヨンテクの2ラン、4番ペタジーニ（元読売）のソロと2者連続本塁打で3点を先制した。ハンファは2回裏ＬＧの先発シム・スチャンから6番イ・ドヒョンのタイムリーで1点を返したが、ＬＧは3回表6番イ・ジニョンのタイムリーで1点を追加した。ＬＧはその後追加点を奪えず、ハンファは7回裏イ・ドヒョンのタイムリーで1点を返し、さらに9回裏ＬＧの守護神ウ・ギュミンから5番イ・ボムホの犠牲フライで1点差に迫ったが、その後の満塁のチャンスを生かせずＬＧが逃げ切り、単独5位に浮上した。
ＬＧの先発シム・スチャンは8回途中まで2失点と好投した。主砲ペタジーニは本塁打王争いトップタイとなる7号本塁打を打った。ハンファにとっては1回の3失点が最後まで響き、打線ではかつて指名打者として活躍したがここ2年ほど精細を欠いていたイ・ドヒョンが、3安打2打点と2試合連続で活躍した。
ロッテ ７−２ キア （光州）
（勝）チョ・ジョンフン ３勝２敗 （敗）ソ・ジェウン １勝１敗
（本塁打） ロッテ ： ガルシア ５号
ロッテは1回表キアの先発ソ・ジェウンから5番ガルシア(元オリックス)、6番カン・ミンホ、7番チョン・ボミョンのタイムリーで3点を先制し、2回表3番キム・ジュチャンのタイムリー、カン・ミンホへの押し出しの四球で2点を追加した。キアは2回裏ロッテの先発チョ・ジョンフンから8番キム・サンフンのタイムリーで1点を返すが、ロッテは3回表キアの2番手パク・キョンテから1番イ・イングのタイムリーで1点、4回表ガルシアの本塁打で1点を追加した。キアは4回裏5番キム・サンヒョンのタイムリーで1点を返したが、その後はチョ・ジョンフンに抑えられてしまった。
最後は3番手イム・ギョンワンが抑え、最下位ロッテが序盤のリードを守り快勝し、ビジターでの連敗を5で止めた。チョ・ジョンフンは8回を2失点と好投し、チーム最多の3勝目で苦しい先発投手陣にあって結果を残している。打線では1番イ・イングが3安打1打点と活躍し、ここまで不振が続く大砲ガルシアも2安打1本塁打2打点と復調の兆しを見せた。一方キアはソ・ジェウンが予想外の乱調で3回途中5失点で降板し、打線もわずか5安打に終わり4連勝はならなかった。
(5号本塁打を打ち復調の兆しを見せたガルシア。）
