DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2009年シーズン、4月4日開幕  2008年シーズンから様々な点が変更

 KBO(韓国野球委員会)は20日、2009年シーズンの試合日程を発表した。開幕戦は4月4日(土)で、対戦カードは2008年シーズンの上位4チームと、下位4チームとの対戦となった。試合開始時刻は後日発表される。

[2009年 プロ野球 開幕カード]

SK(韓国シリーズ優勝)−ハンファ(公式戦5位)  : 仁川・文鶴
トゥサン(韓国シリーズ準優勝)−キア(公式戦6位) : ソウル・蚕室
ロッテ(公式戦3位)−ヒーローズ(公式戦7位)    : 釜山・社稷
サムソン(公式戦4位)−LG(公式戦8位)      : 大邱


 2009年シーズンは、1月13日の理事懇談会による決定事項により、様々な点で2008年シーズンとは変更点がある。


1.公式戦が126試合から133試合に

 2005年から2008年まで、プロ野球公式戦は8球団が他球団と均等に18試合ずつ対戦する126試合制だったが、2009年からは5年ぶりに他球団と19試合ずつ対戦する133試合制に戻すことになった。主催試合は2008年シーズンの上位4チーム(SK、トゥサン、ロッテ、サムソン)が67試合、下位4チーム(ハンファ、キア、ヒーローズ、LG)が66試合。
 試合日程は8月末まで、4月4,5日の開幕2連戦を除いて火曜日から木曜日まで、金曜日から日曜日までの3連戦で組まれている。金曜日から日曜日までの3連戦が雨天中止となった場合、移動日である月曜日に消化する。現段階では9月1日から9日まで変則的に32試合が組まれているが、8月までの雨天中止となった試合を考慮し、9月以降の日程は後日再編成されて発表される予定。オールスター戦は7月25日(土)に実施される(場所は未定)。


2.延長戦は12回まで、回数無制限は廃止
 2008年シーズンは、延長戦が回数、時間ともに無制限で行われ、9月3日のハンファ‐トゥサン戦では史上最長の延長18回まで試合が行われたこともあるなど、球史に残る記録的な長時間の試合が何試合かあった。これに対して現場からの苦情が相次いだため、2009年シーズンは2007年までと同様に延長戦を12回までで打ち切り、引き分けとすることになった。また降雨コールドゲームによる引き分けも認められる。
 なお、引き分けの試合は順位を決定する勝率の計算上は、負けと同じ扱いを受ける。たとえば、あるチームが70勝60敗3分けでシーズンを終えた場合、勝率の計算式は以下のようになる。
 70÷133=.526 (小数点第4位以下を四捨五入)→引き分け3試合を計算の対象外としている。


3.ポストシーズンプレーオフは最大5試合に削減
 2008年シーズンと同様、公式戦上位4チームがポストシーズンに進出し、年間総合優勝を決める。
 公式戦優勝チームは韓国シリーズ出場権を得て、その相手を公式戦2位以下のチームが準プレーオフ(公式戦3位ー4位)、プレーオフ(準プレーオフ勝者‐公式戦2位)を戦い決める。2008年シーズンから準プレーオフが5戦3先勝制、プレーオフが7戦4先勝制に変更となったが、プレーオフが最大7試合(実際は第6戦まで実施)は長すぎるという意見を受け、2009年は2007年までと同じ5戦3先勝制となり、最大5試合へと削減された。なお準プレーオフ、韓国シリーズ(7戦4先勝制)の形式に変更はない。