KBO(韓国野球委員会)は20日、2009年シーズンの試合日程を発表した。開幕戦は4月4日(土)で、対戦カードは2008年シーズンの上位4チームと、下位4チームとの対戦となった。試合開始時刻は後日発表される。
[2009年 プロ野球 開幕カード]
SK(韓国シリーズ優勝)−ハンファ(公式戦5位) : 仁川・文鶴
トゥサン(韓国シリーズ準優勝)−キア(公式戦6位) : ソウル・蚕室
ロッテ(公式戦3位)−ヒーローズ(公式戦7位) : 釜山・社稷
サムソン(公式戦4位)−LG(公式戦8位) : 大邱
2009年シーズンは、1月13日の理事懇談会による決定事項により、様々な点で2008年シーズンとは変更点がある。
1.公式戦が126試合から133試合に
2005年から2008年まで、プロ野球公式戦は8球団が他球団と均等に18試合ずつ対戦する126試合制だったが、2009年からは5年ぶりに他球団と19試合ずつ対戦する133試合制に戻すことになった。主催試合は2008年シーズンの上位4チーム(SK、トゥサン、ロッテ、サムソン)が67試合、下位4チーム(ハンファ、キア、ヒーローズ、LG)が66試合。
試合日程は8月末まで、4月4,5日の開幕2連戦を除いて火曜日から木曜日まで、金曜日から日曜日までの3連戦で組まれている。金曜日から日曜日までの3連戦が雨天中止となった場合、移動日である月曜日に消化する。現段階では9月1日から9日まで変則的に32試合が組まれているが、8月までの雨天中止となった試合を考慮し、9月以降の日程は後日再編成されて発表される予定。オールスター戦は7月25日(土)に実施される(場所は未定)。
2.延長戦は12回まで、回数無制限は廃止
2008年シーズンは、延長戦が回数、時間ともに無制限で行われ、9月3日のハンファ‐トゥサン戦では史上最長の延長18回まで試合が行われたこともあるなど、球史に残る記録的な長時間の試合が何試合かあった。これに対して現場からの苦情が相次いだため、2009年シーズンは2007年までと同様に延長戦を12回までで打ち切り、引き分けとすることになった。また降雨コールドゲームによる引き分けも認められる。
なお、引き分けの試合は順位を決定する勝率の計算上は、負けと同じ扱いを受ける。たとえば、あるチームが70勝60敗3分けでシーズンを終えた場合、勝率の計算式は以下のようになる。
70÷133=.526 (小数点第4位以下を四捨五入)→引き分け3試合を計算の対象外としている。
3.ポストシーズン、プレーオフは最大5試合に削減
2008年シーズンと同様、公式戦上位4チームがポストシーズンに進出し、年間総合優勝を決める。
公式戦優勝チームは韓国シリーズ出場権を得て、その相手を公式戦2位以下のチームが準プレーオフ(公式戦3位ー4位)、プレーオフ(準プレーオフ勝者‐公式戦2位)を戦い決める。2008年シーズンから準プレーオフが5戦3先勝制、プレーオフが7戦4先勝制に変更となったが、プレーオフが最大7試合(実際は第6戦まで実施)は長すぎるという意見を受け、2009年は2007年までと同じ5戦3先勝制となり、最大5試合へと削減された。なお準プレーオフ、韓国シリーズ(7戦4先勝制)の形式に変更はない。