ＫＢＯ(韓国野球委員会)は1日、キム・インシク韓国代表監督(ハンファ)やコーチ、技術委員による会議で選ばれた、2009年第2回WBC(ワールドベースボールクラシック)の1次エントリー45名を発表した。最終エントリー28名のWBC組織委員会への提出期限は2009年2月22日だが、ＫＢＯは12月26日に会議を開いて早めに確定する予定。
WBC韓国代表は2月15日召集され、2週間ほど米国・ハワイでキャンプを実施する。3月1日に1次リーグ(アジアラウンド)の会場となる日本へ到着し、日本プロ野球・読売との練習試合が予定されている(日時未定)。そして6日に1次リーグ緒戦となる台湾戦に臨む。
【2009年WBC 韓国代表 1次エントリーメンバー 一覧】
投手(19名)…キム・グァンヒョン、チョン・デヒョン、イ・スンホ(以上ＳＫ)、イ・ジェウ(トゥサン)、ソン・ミンハン、ソン・スンジュン(以上ロッテ)、オ・スンファン、チョン・ヒョヌク(以上サムソン)、リュ・ヒョンジン(ハンファ)、ユン・ソンミン、ソ・ジェウン(以上キア)、チャン・ウォンサム、マ・イリョン(以上ヒーローズ)、ポン・ジュングン(ＬＧ)、パク・チャンホ(ロサンゼルスドジャース)、ペク・チャスン(サンディエゴパドレス)、キム・ビョンヒョン(前ピッツバーグパイレーツ)、イム・チャンヨン、イ・ヘェチョン(東京ヤクルト)
捕手(4名)…パク・キョンワン(ＳＫ)、カン・ミンホ(ロッテ)、チン・ガビョン(サムソン)、チョ・インソン(ＬＧ)
内野手(13名)…チョン・グヌ、ナ・ジュファン、チェ・ジョン(以上ＳＫ)、コ・ヨンミン、キム・ドンジュ、ソン・シホン(以上トゥサン)、イ・デホ、チョ・ソンファン、パク・キヒョク(以上ロッテ)、パク・チンマン(サムソン)、イ・ボムホ、キム・テギュン(以上ハンファ)、イ・スンヨプ(読売)
外野手(9名)…パク・チェホン(ＳＫ)、イ・ジョンウク、キム・ヒョンス(以上トゥサン)、キム・ジュチャン(ロッテ)、イ・ヨンギュ(キア)、イ・テックン(ヒーローズ)、イ・ジニョン(ＬＧ)、チュ・シンス(クリーブランドインディアンス)、イ・ビョンギュ(中日)
1次エントリー45名の内訳を見ると、国内組は金メダルを獲得した北京五輪代表選手が主体となっていて、海外組は8名が登録された。だが北京五輪準決勝、決勝で活躍したイ・スンヨプは、所属チームの日本プロ野球・読売での不振を理由に、11月にWBC出場を辞退する意思を明らかにしている。また前回WBCでチームの精神的支柱として活躍した韓国人初のメジャーリーガー、パク・チャンホは、今季米国・メジャーリーグで中継ぎとして活躍したものの、オフにFAを取得することもあり2009年シーズンへの意気込みが強く、先発での登板機会を求めドジャースからの移籍も検討しているため、開幕前の重要な時期を費やすWBCへの出場は微妙である。
また韓国で兵役を終えずに米国籍を取得したため、政府の措置により韓国へ帰国できないメジャーリーガー、ペク・チャスンは、WBCは現在の国籍ではなく、父母の国籍でも出場できるため、大会への出場意思を明らかにしている。その他日本プロ野球で今季東京ヤクルトの守護神として活躍したイム・チャンヨンも出場意思を明らかにしていて、もしイ・スンヨプ、パク・チャンホと投打の顔とも言うべき選手が出場することになれば、2009年WBCの韓国代表チームは、ベスト4に進出した前回同様海外組が総動員されるオールスターチームとなる可能性も出てきた。
