プロ選手による野球世界一決定戦・2009年第2回WBC(ワールドベースボールクラシック)の韓国代表選手が、14日午後ソウル市内のホテルに初めて召集され、記者会見を開いた。韓国代表選手たちは日本、サイパンなどでの所属チームの春季海外キャンプに参加していたが、今回いったん帰国し、15日に仁川空港から代表キャンプ地の米国ハワイ州・ホノルルに出発する。また、米国でキャンプ中のハンファ、ヒーローズの選手は直接ハワイで合流する。
日本、米国など海外の球団に所属する選手たちは後日合流となり、たとえばメジャーリーグで活躍しているチュ・シンス(インディアンス)は24日にハワイへ到着する予定で、イム・チャンヨン(東京ヤクルト)はハワイキャンプに参加せず、3月1日に韓国代表が1次ラウンドの会場(東京ドーム)がある日本に到着した際に合流する予定で、。
なおキム・インシク韓国代表監督(ハンファ)やキム・ソンハン首席コーチ、イ・スンチョル打撃コーチは、自身の率いるハンファのキャンプのためすでにハワイ入りしていて、14日の記者会見にはヤン・サンムン投手コーチが出席した。2006年の前大会ではベスト4に進出した韓国代表は、3月5日に開幕する1次ラウンド(韓国、日本、台湾、中国)に向け、万全の調整につとめる。キャンプ中の2月25日までに最終エントリーメンバー28名を決定することになり、現在の2次エントリー30名からは2名が脱落することとなる。なお、2次エントリーに含まれている韓国を代表する長距離砲イ・スンヨプ(読売)は、今大会の出場を固辞し続け、ハワイキャンプに参加する意向はない。また、右肩痛で出場が微妙視されているショートの名手パク・チンマン(サムソン)も、キャンプには参加し様子を見ることとなった。
最終エントリー確定後、2月27、28日にはハンファと2試合練習試合を行い、3月1日に日本へ到着する予定。また会場の東京ドームで2日12時から日本プロ野球・埼玉西武、3日18時から読売と練習試合を2試合行い、緒戦の6日18時からの台湾戦に臨むこととなる。
【2009年WBC 韓国代表 2次エントリーメンバー 一覧】
投手(14名)…キム・グァンヒョン、チョン・デヒョン、イ・スンホ(以上ＳＫ)、イ・ジェウ(トゥサン)、ソン・ミンハン(ロッテ)、オ・スンファン、チョン・ヒョヌク（以上サムソン)、リュ・ヒョンジン(ハンファ)、ユン・ソンミン(キア)、チャン・ウォンサム、ファン・ドゥソン(以上ヒーローズ)、ポン・ジュングン(ＬＧ)、キム・ビョンヒョン(前ピッツバーグパイレーツ)、イム・チャンヨン(東京ヤクルト)
捕手(2名)…パク・キョンワン(ＳＫ)、カン・ミンホ(ロッテ)
内野手(9名)…チョン・グヌ、チェ・ジョン(以上ＳＫ)、コ・ヨンミン(トゥサン)、イ・デホ、パク・キヒョク(以上ロッテ)、パク・チンマン(サムソン)、キム・テギュン、イ・ボムホ(以上ハンファ)、イ・スンヨプ(読売)
外野手(6名)…イ・ジョンウク、キム・ヒョンス(以上トゥサン)、イ・ヨンギュ(キア)、イ・テックン(ヒーローズ)、イ・ジニョン(ＬＧ)、チュ・シンス(クリーブランドインディアンス)
(注：2月14日現在のメンバー、2008年12月26日に発表された32名からは、パク・チャンホ、キム・ドンジュの2人が辞退)
