DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  新外国人野手ビクター・ディアズと契約  クラークは退団へ

 ハンファは1日、2009年シーズンの新外国人としてビクター・ディアズ外野手(26)と契約金6万ドル、年俸24万ドルの合計30万ドルで契約した。これによって、11月30日発表された2009年保留選手名簿に掲載された外国人野手ダグ・クラーク(32)は、1球団あたりの外国人枠が2人しかないため退団することになり、もう一人の外国人選手で今季守護神として活躍したブラッド・トーマス(元北海道日本ハム)とは再契約する方針。
 米国出身のディアズは2001年高校卒業後米国メジャーリーグドジャースと契約し、メッツ移籍後2004年初めてメジャーリーグに昇格した。2005年にはメジャーリーグで89試合に出場し、12本塁打を記録した。だが06年は活躍できずオフにレンジャースへ移籍し、07年はメジャーリーグで9本塁打を記録した。今季はマリナーズ傘下のマイナーリーグAAA級でプレーし、24本塁打と活躍した。メジャーリーグ通算4年間の成績は、打率.256、24本塁打、73打点、6盗塁。マイナーリーグ通算8年間の成績は、750試合に出場、打率.291、111本塁打、500打点、71盗塁。
 ディアズは現在ドミニカ共和国でのウィンターリーグで活躍し、注目されていた。ハンファには2009年1月の米国・ハワイでの秋季キャンプから合流予定。ハンファは近年クルーズ、クラークなどそれなりの成績を残す外国人野手の獲得に成功していて、ディアズもキム・テギュンイ・ボムホ、キム・テワンなどと主軸を打ち、ダイナマイト打線の破壊力強化に貢献することが期待される。
 また今季1年限りで退団することになったクラークは、前半こそ本塁打を量産し、3割を超える打率でチームの勝利に貢献し続けていたが、他球団の研究が進んだこともあり6月後半以降急激に成績を落とし、ベンチの信頼を失ってしまった。だがセンターを任されるなど外野の守備範囲が広く、外国人選手としては盗塁も多かった。今季の成績は125試合に出場、打率.246、22本塁打、79打点、25盗塁。