26日に行われた3試合には合計27946人の観客が集まり、2008年シーズンの年間観客動員数は、1995年以来13年ぶりに500万人を突破した。チーム別に見ると、最も観客動員数が多いのはロッテで、26日現在約132万人と1チームの年間観客動員数の新記録を更新し続けている。
LG 3−1 SK (仁川・文鶴)
(勝)イ・ボムジュン 3勝1敗 (セーブ)チョン・ジェボク 4勝10敗13S (敗)ソン・ウンボム 8勝6敗
(本塁打) LG : チョ・インソン 9号
LGは3回表SKの先発ソン・ウンボムからエラーもありチャンスを作ると、2番の大卒新人キム・ヨンウィの内野ゴロの間に1点を先制し、4番チェ・ドンスのタイムリーで1点を追加した。LGの先発の高卒新人イ・ボムジュンは5回を無失点に抑える。SKは6回裏LGの3番手イ・ジェヨンから5番ナ・ジュファンの内野ゴロの間に1点を返すが、LGは9回表SKの5番手キム・ウォンヒョンから8番チョ・インソンの本塁打で貴重な1点を追加した。最下位LGはオ・サンミン、チョン・ジェボクの継投で相手の反撃を断ち、4連敗から脱出した。
イ・ボムジュンは9月10日のハンファ戦以来の先発勝利で、先発投手陣の手薄なLGでは今後の活躍が期待される。今季最終戦となったこのカードは、2年連続の公式戦優勝を決めたSKが最下位LG相手に13勝5敗と勝ち越しお得意様にしたが、LGは最後に一矢報いた形になった。SKは今季80勝の大台到達がお預けとなった。
(今後活躍が期待される高卒新人イ・ボムジュン。)
サムソン 0−1 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)イ・ヘェチョン 7勝4敗 (セーブ)チョン・ジェフン 3勝3敗18S (敗)エニス 1勝3敗
トゥサンは3回裏サムソンの先発エニスから3番キム・ヒョンスのタイムリーで1点を先制し、エニスは3回終了後左足の痛みを訴え降板した。サムソンの2番手アン・ジマンは好投を続け相手に追加点を許さない。負けじとトゥサンの先発イ・ヘェチョンも好投を続け、6回途中まで無失点に抑えると2番手キム・ミョンジェもそれに負けじと相手に反撃のチャンスを与えない。トゥサンは8回裏サムソンの3番手チョ・ヒョングンから1死満塁のチャンスを作ったが、代わった4番手キム・サンスに抑えられ絶好の機会を逃した。
最後はチョン・ジェフンが抑え、2位トゥサンが虎の子の1点を守りきり完封勝ちし、この日試合のなかった3位ロッテとのゲーム差を2.5に広げた。イ・ヘェチョンは6回途中まで8奪三振を記録する好投で、7勝目をあげ貴重な左の先発としての活躍の期待にこたえた。しばらく先発として起用されていた元守護神のチョン・ジェフンは、7月15日のSK戦以来73日ぶりとなるセーブを記録。一方わずか3安打に抑えられた4位サムソンは、この日試合のなかった5位ハンファとのゲーム差が1.5に縮まり、12年連続ポストシーズン進出決定へまたもや足踏みをした。
ヒーローズ 5−4 キア (光州)
(勝)マ・イリョン 11勝10敗 (セーブ)高津 1勝8S (敗)クァク・チョンチョル 1勝1敗
(本塁打) キア : ナ・ジワン 6号
キアは3回裏ヒーローズの先発マ・イリョンから3番の大卒新人ナ・ジワンの内野ゴロの間に1点を先制し、4番イ・ジェジュのタイムリーで1点を追加した。ヒーローズは4回表キアの先発クァク・チョンチョルから6番カン・ジョンホのタイムリーで1点を返し、5回表2番チョン・ジュンホのタイムリー、代打カン・ビョンシクの犠牲フライで3−2と逆転した。6回表にはキアの2番手パク・キョンテから1番チョン・スソンの犠打などで2点を追加した。キアも6回裏9番イ・ヨンスのプロ5年目にしての初打点となるタイムリーで1点、7回裏ヒーローズの2番手パク・チュンスからナ・ジワンの本塁打で1点を返した。
その後ソン・シニョン、高津(元東京ヤクルト)の継投で相手の反撃を断ったヒーローズが3連勝した。6回を3失点に何とか抑えた左腕マ・イリョンは、チャン・ウォンサムと並ぶチーム最多の11勝目。両チームとも5位以下が決定し、ポストシーズン進出がなくなったこともあり、比較的若手や1軍半の選手中心の起用が目立った。今季最終戦となったこのカードは、順位通りに6位キアが7位ヒーローズに11勝7敗と勝ち越した。