ＳＫ ５−２ キア （光州）
（勝）キム・ウォンヒョン １２勝６敗２Ｓ （セーブ）ユン・ギルヒョン １勝２Ｓ （敗）オ・ジュンヒョン ２敗
（本塁打） ＳＫ ： キム・ドンゴン １号
キアは4回裏ＳＫの先発キム・グァンヒョンのエラーで2点を先制した。ＳＫは6回表キアの先発ヤン・ヒョンジョンから1番キム・ガンミンのタイムリーで1点を返すと、キム・グァンヒョンは7回を2失点で降板した。ＳＫは8回表キアの3番手ムン・ヒョンジョンから2番パク・チェサンのタイムリーで2−2の同点に追いつく。その後キアのオ・ジュンヒョン、ＳＫのチョン・デヒョンなどの好投でこのまま2試合連続の延長戦に突入した。
ＳＫは13回表、オ・ジュンヒョンから途中出場の3番手キム・ドンゴンのプロ8年目での初本塁打となる3ランで勝ち越すと、最後はユン・ギルヒョンが抑えサヨナラ負けした前日とは違って延長戦を制した。10回から12回まで無失点に抑えた5番手キム・ウォンヒョンが12勝目。好投したものの惜しくも17勝目はならなかったが、キム・グァンヒョンは失点2がエラーがらみで自責点はなく、12個三振を奪う好投を見せ、すでに確定した最多勝(16勝)だけでなく、防御率(2.39)、奪三振(150個)部門でもトップに立ち、史上3人目の投手三冠王も夢ではなくなった。今季最終戦となったこのカードは、公式戦優勝のＳＫが6位キアに14勝4敗と大きく勝ち越した。
トゥサン ２−８ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）イ・ヒョンスン ６勝８敗 （敗）キム・ソヌ ６勝７敗
トゥサンは1回表ヒーローズの先発イ・ヒョンスンから5番イ・ソンヨルのタイムリーで1点を先制し、2回表相手のエラーで1点を追加した。ヒーローズは2回裏トゥサンの先発キム・ソヌから9番キム・ミヌ、1番チョン・スソン、2番チョン・ジュンホのタイムリーで4−2と逆転し、5回裏5番カン・ビョンシク、6番カン・ジョンホ、7番カン・グィテのタイムリーで4点を追加した。イ・ヒョンスンはその後相手に反撃を許さず、ヒーローズは本拠地・木洞野球場での今季最終戦を勝利で飾った。
イ・ヒョンスンは2失点で、プロ3年目にして自身初の完投勝利。15安打と爆発した打線では、カン・グィテが3安打2打点と活躍。また、2回裏チョン・ジュンホが史上初となる通算100本目の3塁打を記録し、先日達成した2000本安打の大記録や、史上最多の通算盗塁数(547個、10月3日現在)などの数々の記録に花を添えた。一方トゥサンは先発キム・ソヌが5回8失点と、比較的先発投手陣の層が薄い中、ポストシーズンに向けて不安が残った。今季最終戦となったこのカードは、2位トゥサンが7位ヒーローズ相手に12勝6敗と勝ち越した。
ロッテ ９−３ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ソン・ミンハン １２勝４敗 （敗）イ・ボムジュン ３勝２敗
ロッテは1回表ＬＧの先発イ・ボムジュンから3番キム・ムンホの内野ゴロの間に1点を先制し、4番ガルシア(元オリックス)のタイムリーで1点を追加した。さらに4回表8番チェ・ギムンのタイムリーで1点を追加すると、5回表ＬＧの2番手リュ・テッキョンから5番ソン・グァンミン、7番パク・チョンユンのタイムリー、代わった3番手の高卒新人チョン・チャンホンからチェ・ギムン、1番イ・スンファのタイムリーで合計6点を奪い、9−0と一方的展開になった。
ロッテの先発ソン・ミンハンは7回まで無失点に抑えていたが、ＬＧは8回裏1番イ・デヒョン、代打ソン・インホのタイムリーでまず2点を返し、代わったロッテの2番手チェ・ヒャンナムから3番アン・チヨンの犠牲フライでもう1点を返した。しかしその後は反撃を断たれ、ロッテが若手を多くスタメンに起用したが14安打と打線が爆発し快勝した。エースのソン・ミンハンはチーム最多タイの12勝目。打線ではイ・スンファが3安打1打点と活躍。最下位ＬＧは、サムソンとの準プレーオフを前にして意気が上がるロッテの勢いを止められなかった。
