ＳＫ ８−３ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）キム・グァンヒョン ３勝 （敗）チン・ヤゴプ １敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ヒョンス ５号
この試合、蚕室野球場では女性ファンのための「クィーンズデー」ということで、ホームのトゥサンの選手たちはピンクのラインの入ったユニフォームを着ていた。トゥサンは1回裏ＳＫの先発キム・グァンヒョンから4番キム・ドンジュ、5番チェ・ジュンソクのタイムリーで2点を先制した。ＳＫは3回表トゥサンの先発チン・ヤゴプから2番パク・チェサン、3番パク・チェホンのタイムリーで2−2の同点とすると、4回表チン・ヤゴプは先頭打者を四球で出したところで交代する。この回ＳＫはトゥサンの2番手キム・ミョンジェからチャンスを拡大し、代わったトゥサンの3番手クム・ミンチョルから代打キム・ジェヒョンへの押し出しの四球で逆転すると、パク・チェサンの3点タイムリーで6−2とリードを広げた。
ＳＫは9回表トゥサンの4番手の高卒新人ソン・ヨンフンから4番イ・ホジュンのタイムリー、5番チェ・ジョンの犠牲フライで2点を追加し、トゥサンも9回裏ＳＫの2番手チェ・ビョンニョンから6番キム・ヒョンスの本塁打で1点を返したが、反撃もここまでで、首位ＳＫが2位トゥサンとの首位攻防戦を制した。WBC(ワールドベースボールクラシック)からの不調が続いていたエースのキム・グァンヒョンは8回2失点と好投し、完全復活を告げる3勝目。打線ではパク・チェサンが2安打4打点、イ・ホジュンが4安打1本塁打と活躍。一方トゥサンは経験の浅い左腕チン・ヤゴプが先発で4回持たず降板し、打線も2回以降キム・グァンヒョンを打てず、29日のＳＫ戦の延長12回引き分けを除いての連勝も5で止まった。
(ピンクのユニフォームを着たトゥサンの先発チン・ヤゴプ。)
ヒーローズ ８−１ サムソン （大邱）
（勝）イ・ヒョンスン ４勝１敗 （敗）ユン・ソンファン ３勝１敗
（本塁打） ヒーローズ ： チョン・スソン １号
サムソンは1回裏ヒーローズの先発イ・ヒョンスンから3番チェ・ヒョンウの犠牲フライで1点を先制した。ヒーローズは3回表サムソンの先発ユン・ソンファンから5番イ・スンヨン、6番イ・テックンのタイムリーで2−1と逆転し、4回表2番チョン・スソンの2ランでリードを広げ、5回表8番ホ・ジュンのタイムリーで1点を追加した。終盤の7回表サムソンの3番手チョン・ホンジュンからホ・ジュンの犠牲フライで1点、8回表イ・テックンのタイムリーで2点を追加したヒーローズは、7回以降プロ初登板となった高卒新人カン・ユング、チョ・ヨンフン、イ・ドンハクの継投で相手の反撃を断ち、サムソンに快勝し単独5位に浮上した。
先発イ・ヒョンスンは6回を1失点に抑えチーム最多の4勝目で、特にサムソン戦には2008年から3連勝と強さを見せている。打線では3番の新外国人クラークが3安打、イ・テックンが3安打3打点と活躍。サムソンはこれまで安定した投球を見せていたユン・ソンファンが5回5失点と振るわず、打線もわずか3安打に抑えられた。
ＬＧ ９−１９ ハンファ （清州）
（勝）キム・ヒョンミン ３勝１敗 （敗）イ・ボムジュン ３敗
（本塁打） ＬＧ ： イ・ジニョン １号 ハンファ ： シン・ギョンヒョン ２号、イ・ボムホ ７，８，９号、イ・ドヒョン ２号、イ・ヨサン １号
ハンファは1回裏ＬＧの先発イ・ボムジュンから3番の新外国人ディアズのタイムリーで1点を先制し、2回裏8番シン・ギョンヒョンの本塁打、2番ヨン・ギョンフムのタイムリーで2点を追加すると、この回代わったＬＧの2番手キム・ミンギから5番イ・ボムホの満塁本塁打、6番イ・ドヒョンのソロ本塁打、9番イ・ヨサンの2ランによりこの回打者12人の猛攻かつ4本塁打で合計9点を奪い、10−0とリードを奪った。ＬＧは4回表ハンファの先発キム・ヒョンミンから5番イ・ジニョンのタイムリーで1点、5回表1番パク・ヨンテク、2番イ・デヒョン、イ・ジニョンのタイムリー、6番チョン・ソンフンの犠牲フライで4点を返した。
ハンファは6回裏ＬＧの4番手の高卒新人チェ・ドンファンからイ・ボムホのこの試合2本目の本塁打で1点を追加し、ＬＧも7回表ハンファの3番手ク・デソン(元オリックス)からイ・ジニョンのＬＧ移籍後初本塁打となる3ランで8−11と3点差まで迫った。しかしハンファはその裏ＬＧの5番手チョン・チャンホン、6番キム・グァンスから1番カン・ドンウ、4番キム・テワンのタイムリー、イ・ボムホのこの試合3本目の本塁打となる3ラン、途中出場の7番ソン・グァンミン、シン・ギョンヒョンのタイムリーで合計8点を追加した。
ＬＧは9回表ハンファの5番手チェ・ヨンピルから途中出場の4番チェ・ドンスの犠牲フライで1点を返したが、反撃もここまでで、ハンファが18安打6本塁打19得点の大爆発で乱打戦を制し、サムソンと同率3位に並んだ。特に3本塁打のイ・ボムホは、史上最多記録タイとなる1試合8打点を記録し、9本で本塁打王争い単独トップにも立った。そのほか本塁打を打ったシン・ギョンヒョンも3安打2打点、イ・ヨサンも4安打2打点と活躍した。一方ＬＧ打線も13安打9得点とよく打ったが、2回までの10失点が響いた。特にイ・ジニョンが3安打5打点、4番ペタジーニ(元読売)が3安打と活躍。
ロッテ ５−１１ キア （光州）
（勝）ソン・ヨンミン １勝 （敗）ハ・ジュンホ １敗
（本塁打） キア ： チャン・ソンホ １号、キム・サンヒョン ２号
キアは1回裏ロッテの先発イ・ヨンフンから2番チャン・ソンホの2ランで先制し、ロッテは2回表キアの先発クァク・チョンチョルから9番パク・キヒョクのタイムリーで2−2の同点に追いつく。ロッテは4回表1番イ・イングの2点タイムリーで4−2と逆転したが、キアはその裏ロッテの2番手のハ・ジュンホから7番の高卒新人アン・チホン、1番キム・ウォンソプ、チャン・ソンホのタイムリーで5−4と逆転し、代わったロッテの3番手イ・ジョンミンから3番ナ・ジワンの犠牲フライ、5番キム・サンヒョンの満塁本塁打で10−4とリードを広げた。キアは6回裏ロッテの4番手キム・イスルからナ・ジワンの犠牲フライで1点を追加した。
ロッテは7回表キアの3番手イム・ジュンヒョクから7番チョン・ボミョンのタイムリーで1点を返したが、その後の反撃をユ・ドンフンなどが抑え、キアが打線の爆発で快勝しＬＧと同率6位に並んだ。4回途中から6回まで無失点に抑えたソン・ヨンミンが勝利投手。打線では4月下旬になってのＬＧからの移籍後大活躍しているキム・サンヒョンが、3安打1本塁打4打点と活躍。最下位ロッテは先発イ・ヨンフンが手の爪の怪我もあって1回で降板するアクシデントもあり、投手陣が崩壊し大敗を喫した。打線ではイ・イングが3安打2打点、チョン・ボミョンが3安打1打点と活躍。
(キア移籍後活躍し続けるキム・サンヒョン。)
