DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  29日、2008年公式戦開幕  各球場で開幕セレモニーを実施

 2008年のプロ野球公式戦が3月29日いよいよ開幕する。今季は8月の北京五輪に韓国代表チームが出場することを考慮し、1986年以来22年ぶりに3月に開幕することになった。開幕カードは以下の通り。

LG(ブラウン)−SK(レイボーン)  : 仁川・文鶴野球場
ウリ(マ・イリョン)−トゥサン(ラス) : ソウル・蚕室野球場
ロッテ(ソン・ミンハン)−ハンファ(リュ・ヒョンジン) : 大田・ハンバッ総合運動場野球場
キア(リマ)−サムソン(ペ・ヨンス) : 大邱・公設運動場野球場
※全試合14時開始、( )内は予告先発投手

 2007年の王者SKは、2年ぶりの本拠地開幕戦で、韓国シリーズ連覇を祈願してアドバルーンを空中に飛ばすイベントや、マスコットガールのイ・ヒョンジのミニコンサートなどを行う。蚕室野球場で2年ぶりに開幕を迎えられたトゥサンは、ソウル市長による始球式や、人気アイドルグループ「少女時代」のミニコンサートを行う。王座奪回を目指すサムソンは、本拠地での開幕戦を「1982年ホームカミングデー」とし、球団創設当時の1982年の選手たちが16名ほど参加し、サイン会や当時の様子を振り返るイベントを行う。
 2008年からプロ野球に新規参入する新球団ウリヒーローズは、4月1日のハンファ戦が本拠地のソウル・木洞野球場での地元開幕戦となり、球団のマスコットや応援歌などが発表される予定。その他LG(ソウル・蚕室)、ロッテ(釜山・社稷)、キア(光州)の4月1日の地元開幕戦でも、さまざまなイベントが実施され雰囲気を盛り上げる。今季KBOは、プロ野球の総観客動員数を史上最高となった1995年以来13年ぶりの500万人突破を目標としていて、開幕シリーズはその試金石となる。

 2008年の韓国プロ野球は、前年までと同じように各球団公式戦126試合を行う。2007年までとの相違点は大きく3つある。
1.延長戦は雨天コールドなどを除き、時間、回数制限なく決着がつくまで行われる。
2.公式戦4位以上が進出するポストシーズンは、プレーオフ(公式戦3位−4位)が最大5試合(従来は3試合)、プレーオフ(公式戦2位−準プレーオフ勝者)が最大7試合(従来は5試合)行われることになった。韓国シリーズ(公式戦優勝−プレーオフ勝者)は従来通り最大7試合。
3.2007年初めて導入されたが、不評だったサマーリーグは廃止。

 公式戦は現在8月末までの日程が組まれているが、韓国代表チームが北京五輪に出場するため、8月1日から25日までプロ野球が中断されることになり(8月3日にオールスター戦を実施)、8月26日以降の再開後の日程はまだ発表されていない。原則として試合が雨天中止、ノーゲームになった場合は後日発表される追加日程に組み込まれる。