韓国 14−5 スペイン (台湾・斗六)
(勝)キム・ソヌ 1勝 (敗)カベーロ 1敗
(本塁打) 韓国 : イ・スンヨプ 2号
北京五輪世界最終予選で3連勝と波に乗る韓国代表は10日、台湾・斗六野球場でスペイン代表と対戦した。この試合韓国は主砲イ・スンヨプ(読売)、パク・チンマン(サムソン)など何人かの主力選手をスタメンから外し、これまで指名打者で出場していたイ・デホ(ロッテ)に三塁を守らせた。韓国は1回表スペインの先発カバーロから4番イ・デホのタイムリーで1点を先制し、3回表3番コ・ヨンミン(トゥサン)のタイムリーで1点を追加した。
[この試合大活躍したコ・ヨンミン。]
韓国は4回表8番チョ・インソン(LG)のタイムリーでカバーロをノックアウトし、代わった2番手のクルーズから1番イ・ヨンギュ(キア)のタイムリー、2番イ・ジョンウク(トゥサン)への押し出しの四球、3番コ・ヨンミンのタイムリーや相手の暴投で7−0とリードを広げた。5回表には9番ソン・シホン(尚武、元トゥサン)のタイムリーで1点を追加し、この試合もオーストラリア戦と同じく10点差で7回コールドゲームになるかという勢いだった。
しかしここまで無失点に抑えていた韓国の先発キム・ソヌ(トゥサン)は、5回裏3番フィゲロアのタイムリーなどで4点を失った。韓国も6回表スペインの3番手グラナドスからコ・ヨンミン、6番キム・ジュチャン(ロッテ)のタイムリーで2点を追加したが、粘るスペインもその裏韓国の2番手ウ・ギュミン(LG)から1番マルティネスのタイムリーで1点を返した。
韓国は7回表コ・ヨンミンのこの試合3本目のタイムリーで1点、8回表代打で登場した主砲イ・スンヨプの2ラン、代打チン・ガビョン(サムソン)のタイムリーで3点を追加した。クォン・ヒョク(サムソン)、ハン・ギジュ(キア)のリリーフ陣がこれ以上スペインに得点を許さず、韓国代表は4連勝し北京五輪出場へさらに一歩近づいた。
[代打で2ランを打った主砲イ・スンヨプ。]
打線ではコ・ヨンミンが3安打4打点と大活躍し、セカンドの守備でも再三ファインプレーを見せた。4試合連続打点となった主砲イ・スンヨプは、代打2ランで存在感を見せた。キム・ジュチャン、ソン・シホンの控え野手たちもこの試合で活躍し、今後に弾みをつけ、10日に母親が危篤となったため帰国した強打者キム・ドンジュ(トゥサン)の穴を感じさせない。韓国代表は12日、台中でドイツと対戦し勝利すれば五輪出場はほぼ確実となる。