サムソン 9−4 SK (仁川・文鶴)
(勝)ペ・ヨンス 1勝 (敗)キム・グァンヒョン 1敗
(本塁打) サムソン : イ・ヨンウク 1号
サムソンは1回表、SKの先発キム・グァンヒョンから3番パク・ソンミンのタイムリーで1点を先制し、2回表パク・ソンミンの内野ゴロの間に1点を追加した。サムソンの先発ペ・ヨンスは3回裏のピンチをしのぐと、サムソンは4回表、SKの2番手コ・ヒョジュン、3番手イ・ヨンウクからパク・ソンミン、5番の新外国人ガーコ、7番シン・ミョンチョルのタイムリー、9番イ・ヨンウクの3ランで一気に7点を追加し、9−0とした。SKは5回裏1番チョン・グヌの内野ゴロの間に1点、6回裏途中出場の4番チェ・ドンスの犠牲フライで1点、7回裏チョン・グヌのタイムリーで1点を返した。
サムソンは大卒新人イム・ヒョンジュン、クォン・オジュンが相手に反撃を許さず、SKは9回裏、サムソンの4番手チョン・ヒョヌクから途中出場の2番アン・チヨンのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまででサムソンが逃げ切った。故障で出遅れ、2011年シーズン初登板となったかつてのエース、ペ・ヨンスは7回途中まで3失点に抑え、2010年7月以来の先発勝利をあげた。打線ではガーコが3安打1打点、パク・ソンミンが2安打3打点、2番ペ・ヨンソプが3安打と活躍。SKはエースのキム・グァンヒョンが4回持たず降板すると投手陣が崩壊し、打線もつながりを欠きペ・ヨンスを攻略できなかった。
(2010年7月以来の先発勝利となったペ・ヨンス。)
キア 8−0 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)トラビス 1勝 (敗)キム・ソヌ 1敗
キアは3回表、トゥサンの先発キム・ソヌから9番イ・ジョンボム(元中日)、2番キム・ソンビンのタイムリー、相手の捕球ミスもあって5点を先制した。キアの先発の新外国人トラビスは危なげない投球で連打を許さず、無失点を続けた。キム・ソヌも4回以降追加点を許さなかったが、キアは7回表、トゥサンの2番手チョ・スンスから3番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで2点、9回表トゥサンの3番手チャン・ミニクから4番チェ・ヒィソプのタイムリーで1点を追加した。
オーストラリア出身の左腕トラビスは無失点を続け、点差が開いていたこともあり9回裏のマウンドにも上がり、走者を2人出したが最後の打者を三球三振に抑え、韓国初勝利を2011年シーズン8球団で初の完封勝利という最高の形で飾った。内容は被安打5、四球1、奪三振9とこれからの活躍を感じさせるものであった。打線ではイ・ボムホが3安打2打点、チェ・ヒィソプが3安打1打点と活躍。トラビスに手も足も出なかったトゥサンは連勝が3で止まった。
ロッテ 5−1 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)チャン・ウォンジュン 2勝 (敗)キム・ヨンミン 1敗
(本塁打) ロッテ : カン・ミンホ 1号 ネクセン : アルドリッジ 2号
ロッテは1回表、ネクセンの先発キム・ヨンミンから4番イ・デホのタイムリー、5番カン・ミンホの2ランで4点を先制し、2回表相手の守備の連携ミスで1点を追加した。ロッテの先発チャン・ウォンジュンは3回までパーフェクトに相手を抑えていたが、ネクセンは4回裏、3番の新外国人アルドリッジの2試合連続本塁打で1点を返した。5回途中からマ・ジョンギル、ソン・シニョン、ムン・ソンヒョンなどネクセンのリリーフ陣は追加点を許さなかった。
ロッテは7回以降イム・ギョンワン、コ・ウォンジュンの継投で相手の反撃を断ち、3連敗から脱出した。6回を1失点に抑えたチャン・ウォンジュンが2勝目。主砲イ・デホは1回表の2点タイムリーで、史上26人目となる通算700打点を達成。ネクセンは先発キム・ヨンミンが序盤に5点を失うと、打線も7安打に抑えられなすすべがなかった。
LG 9−4 ハンファ (大田)
(勝)ジュキッチ 1勝 (敗)デポーラ 2敗
(本塁打) LG : パク・ヨンテク 2号 ハンファ : イ・デス 3号、イ・ヒィグン 1号
LGは2回表、ハンファの先発デポーラから4番パク・ヨンテクの2試合連続本塁打、8番チョ・インソンのタイムリー、2番パク・キョンスへの押し出しの四球、3番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)のタイムリーで5点を先制した。ハンファは3回裏、LGの先発の新外国人ジュキッチから7番イ・デスのソロ本塁打、9番イ・ヒィグンの2009年以来の本塁打となる2ランで3点を返した。LGは4回表2番パク・キョンスのタイムリーで1点を追加し、ジュキッチは6回途中で降板した。さらにLGは7回表、ハンファの3番手パク・チョンジン、4番手ユン・ギュジンからパク・ヨンテク、5番イ・ジニョン、チョ・インソンのタイムリーで3点を追加した。
LGは6回以降キム・ソンギュ、オ・サンミン、イ・ドンヒョンの継投で追加点を許してこなかったが、ハンファは9回裏、LGの5番手キム・グァンスから途中出場の9番コ・ドンジンへの押し出しの四球で1点を返した。だが反撃もここまでで、LGが打線の爆発もあって4連勝となり、サムソンに敗れたSKと並んで5勝2敗の同率ではあるが、1997年以来14年ぶりの首位となった。6回途中3失点で打線の援護に恵まれたジュキッチは韓国初勝利。先発デポーラが5回6失点と振るわなかったハンファはLGの勢いを食い止められず3連敗。