DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  大砲マ・ヘヨンが8年ぶりに復帰

 ロッテは24日、2000年まで主砲として活躍していたマ・ヘヨン内野手(37)と年俸5000万ウォン(約560万円)で契約した。出来高払いの額などは双方の合意により公表されていない。
 マ・ヘヨンは大学卒業後1995年ロッテに入団し、1999年には首位打者に輝くなど、2000年まで主砲として活躍した。だが選手協会問題でFA制度導入の先鋒となり球団と対立したため、2001年当時無名の若手だったキム・ジュチャン(現ロッテ)などとの2対1のトレードでサムソンに移籍した。サムソンでも2002年韓国シリーズMVPに輝くなど優勝に貢献し、2003年オフFAでキアに4年最大28億ウォンの大型契約で移籍した。
 だが、キア移籍後は以前のような活躍ができず、2005年オフに首脳陣を批判したことなどもあり、3対3の大型トレードでLGへ移籍した。LGではキア時代よりさらに活躍できず、2006年オフに自由契約となったものの、キム・ジェバク新監督の要請で2007年もLGに残留した。2007年は11試合に出場、打率.071、1本塁打、3打点の成績しか残せず、5月以降は1軍出場機会がなかった。出番を与えないのなら他球団へトレードしてほしいと志願したが聞き入れられず、オフに2度目の自由契約となった。
 その後マ・ヘヨンを獲得に乗り出す球団はなく現役引退の危機に面したが、2008年になって1月11日から釜山(プサン)近郊でのロッテの合同練習に参加し、入団テストを受ける形となった。そしてロイスター新監督がマ・ヘヨンと契約してほしいと球団に直接要請したこともあり、古巣復帰が実現した。背番号は以前ロッテに在籍していた時と同じ49となり、27日からの日本・鹿児島県での海外キャンプにも参加する。
 2005年からロッテの主砲として活躍しているイ・デホが今季はサードからファーストにコンバートされることもあり、マ・ヘヨンにもレギュラー獲得のチャンスはある。また豊富な経験を生かして指名打者や右の代打要員としての起用も考えられる。年俸は5000万ウォンとこれまでの経歴を考えると格安だが、8年ぶりの古巣、そして故郷釜山で見事復活を果たせるかが注目される。マ・ヘヨンのプロ13年間の通算成績は、1469試合に出場、打率.295、1598安打、258本塁打、995打点、46盗塁。