11月8日に日本・東京ドームで開幕するプロ野球コナミカップ・アジアシリーズ2007の共同記者会見が東京で開かれ、韓国代表・SKのキム・ソングン監督を初めとする4カ国の代表チームの監督が出席した。
2005年から始まったプロ野球チームアジアナンバー1を決定するアジアシリーズは、これまでの2大会では韓国代表として韓国シリーズを連覇したサムソンが出場してきた。2005年は準優勝だったが、06年は台湾代表・La Newに敗れ決勝進出を逃した。今季韓国シリーズ初優勝を達成したSKには、韓国勢としての初優勝の期待がかかる。
【アジアシリーズ2007 試合日程】
8日 : 12時 チャイナスターズ(中国プロ野球選抜)−統一(台湾代表)
18時 中日(日本代表)−SK
9日 : 12時半 SK−チャイナスターズ
18時半 中日−統一
10日 : 12時 中日−チャイナスターズ
18時 SK−統一
11日 : 18時 決勝
大会方式は過去2大会と同様で、8日から10日までの各チーム総当たり戦での上位2チームが11日の決勝に出場し、優勝を決める。3位決定戦は行われない。延長戦は原則として決着がつくまで行われる。
SKは6日、会場となる東京ドームで2時間ほど初練習を行った。韓国には白い屋根で飛球が見づらい同様のドーム球場がなく、選手たちは不慣れなためドーム対策が必須である。
[東京ドームで初練習を行うSKの選手たち。]
悲願の初優勝を狙うSKにとって、倒すべき敵は53年ぶりの日本シリーズ優勝を決めた優勝候補の中日だけでなく、五輪予選でも強敵として立ちはだかる台湾プロ野球を制した統一も控えている。2006年の全大会は、シーズン終盤からチームが下降線をたどり、ハンファとの韓国シリーズは何とか勝ったものの、けが人が多くチーム状態が最悪だったサムソンは、台湾プロ野球を圧倒的な力で制したLa Newと接戦の末敗れた。
今大会出場するSKはけが人も少なく、公式戦を独走して優勝し、韓国シリーズを連敗スタート後4連勝で制した勢いがまだチームにみなぎっていれば、強敵・統一や中日を倒すことも夢ではない。