DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  北京五輪予選代表チーム初召集、10日まで蚕室で合宿

 12月1日から北京五輪予選に参加する韓国代表の選手が初招集され、1日ソウル市内の宿舎に集合し、蚕室野球場で初練習を行った。10月に発表された第5次エントリーのうちイ・スンヨプ(読売)、ソ・ジェウン(デビルレイズ傘下AAA)などが個人的な事情で参加しなかった。なお、主将には初の韓国人大リーガー、パク・チャンホ(アストロズ傘下AAA)が任命された。

北京五輪代表第5次エントリー】
投手 : チョン・デヒョン(SK)、イ・スンハク(トゥサン)、ソン・ジヌ、ク・デソン、リュ・ヒョンジン(以上ハンファ)、オ・スンファン、クォン・ヒョク、チョン・ビョンホ(以上サムソン)、リュ・テッキョン(LG)、ハン・ギジュ(キア)、パク・チャンホ(アストロズ傘下AAA)、リュ・ジェグク(デビルレイズ傘下AAA)
捕手 : パク・キョンワン(SK)、チン・ガビョン(サムソン)、チョ・インソン(LG)、カン・ミンホ(ロッテ)
内野手 : イ・ホジュン、チョン・グヌ(以上SK)、コ・ヨンミン、キム・ドンジュ(以上トゥサン)、キム・ミンジェ(ハンファ)、パク・チンマン(サムソン)、イ・デホ(ロッテ)、イ・ヒョンゴン(キア)
外野手 : パク・チェホン、イ・ジニョン(以上SK)、イ・ジョンウク(トゥサン)、イ・デヒョン(LG)、イ・テックン(現代)、チャン・ソンホ(キア)、イ・ビョンギュ(中日)

 キム・ギョンムン監督(トゥサン)率いる韓国代表は10日まで蚕室野球場や水原で練習し、11日出国し日本・沖縄県恩納村ボールパーク赤間でキャンプを行う。その中で最終エントリー24名を決定し、27日五輪予選が実施される台湾に入国する。また、キャンプ中の練習相手として国内のプロ野球選手15名からなる代表常備軍も発表され、けが人などが出れば基本的にその中から代表選手が補充される。
 五輪最終予選は韓国、日本、台湾ともう1カ国(11月の1次予選で決定)の合計4カ国でたった1か国の五輪出場権をかけて戦われ、2位以下となった場合は2008年春に実施予定の世界最終予選を勝ち抜かなければ五輪へは出場できない。2004年アテネ五輪出場を逃した韓国代表にとって、北京五輪出場は至上命題である。強敵日本、難敵台湾を倒し、見事北京五輪予選出場権を獲得できるかが注目される。
(文責:ふるりん