DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  チョ・ボムヒョン新監督が就任 チョ・ギョンファンら14名を放出

 キアは18日、2年ぶりに最下位に沈んだ責任を取って辞意を表明したソ・ジョンファン監督の後任として、チョ・ボムヒョンバッテリーコーチの昇格を発表した。契約期間は2年、契約金、年俸ともに2億ウォン(約2520万円)。
 チョ・ボムヒョン監督は2003年から06年まで4年間SKの監督を務め、2003年には公式戦4位ながら球団史上初の韓国シリーズ出場を達成した。今季SKは初の公式戦優勝を果たしたが、その礎を築いたと言っても過言ではない。今季途中キアがコーチ陣の入れ替えを行った際1軍バッテリーコーチに就任し、今後のチームの再建を託すため白羽の矢が立った。
 ソ・ジョンファン監督は2005年7月ユ・ナムホ監督が成績不振で辞任したのち、監督代行としてシーズン終了まで指揮を執った。その年のオフ正式に監督就任し、2006年は再建に成功し前年最下位に沈んだチームを4位に浮上させた。だが今季は投打ともに故障者が続出し最下位に低迷、ファンも球団批判の横断幕を出すなど騒然とした雰囲気となり、契約期間を1年残しての辞任となった。サムソンなどで監督を歴任したソ・ジョンファン前監督は、今後総監督としてチームを支える。
 なお、19日にキアは本拠地光州(クァンジュ)でハンファとの今季公式戦最終戦を行うが、チョ・ボムヒョン監督が指揮を執ることとなった。その後20日からキアは新体制の下、秋季練習を行い巻き返しを図る。(11月2日から29日まで日本・宮崎県で秋季キャンプを予定)
 
 また、キアはチョ・ギョンファン(35)、キム・ギョンジンなど14名の選手を放出した。彼らは11月発表予定の来季の保留選手名簿には掲載されない。チョ・ギョンファンはロッテ、SKで強打の外野手として3度シーズン20本塁打以上を達成し、通算126本塁打を記録している。2004年以降出番が少なくなり2006年シーズン途中にキアへ移籍したが、今季は64試合に出場、5本塁打を記録したがシーズン後半は出番がなくなっていた。