トゥサン ０−１１ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ソン・スンジュン ５勝３敗 （敗）ランデル １１勝７敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ ２６号
ロッテは1回裏トゥサンの先発ランデル(元読売)から4番イ・デホの3試合連続本塁打となる26号2ランで先制し、3回裏1点、4回裏1番チョン・スグンのタイムリーで1点を追加し、ランデルをノックアウトした。勢いに乗るロッテは5回裏トゥサンの2番手ノ・ギョンウンから、満塁の場面で7番チョン・ボミョンが走者一掃となるタイムリー3塁打で3点を、6回裏トゥサンの4番手キム・ミョンジェから4番イ・デホ、チョン・ボミョンのタイムリーで2点を追加し9−0と大量リードを奪った。ロッテの先発ソン・スンジュンは7回を無失点に抑えた。
ロッテは8回裏トゥサンの6番手ソ・ドンファンから、途中出場の6番パク・チョンユンの2002年以来5年ぶりの打点となるタイムリーなどで2点を追加し、カン・ヨンシク、ホ・ジュンヒョクが相手の反撃を断ち、完封リレーで大勝した。打線が1先発全員安打の8安打11得点と爆発し、イ・デホは3安打1本塁打3打点、チョン・ボミョンが2安打4打点と活躍。わずか5安打に抑えられ敗れた2位トゥサンはこの日試合のなかった首位ＳＫとのゲーム差が5.5に開き、ＬＧに勝った3位サムソンとのゲーム差が0.5に縮まった。ランデルは最近3連敗で、ロッテ戦の連勝も3で止まった。
サムソン ６−５ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）イム・チャンヨン ５勝６敗 （セーブ）オ・スンファン ４勝３敗３６Ｓ （敗）シム・スチャン ３勝５敗１Ｓ
サムソンは5回表ＬＧの先発チョン・ジェボクから1番パク・ハニ、2番キム・ジェゴルのタイムリーやエラーで3点を先制し、代わった3番手シム・スチャンから5番パク・チンマンのタイムリーで2点を追加した。ＬＧはその裏サムソンの先発チョン・ビョンホから8番チョ・インソン、9番クォン・ヨングァン、3番チェ・ドンスのタイムリーで5−5の同点に追いついた。その後ＬＧのシム・スチャン、サムソンのユン・ソンファン、イム・チャンヨンなどリリーフ陣の好投で互いに得点を許さず、8日の試合に続いて2試合連続の延長戦に突入した。
サムソンは11回表先頭の9番シン・ミョンチョルがシム・スチャンから2塁打でチャンスを作ると、その後走者が3塁へ進みＬＧは守護神ウ・ギュミンをマウンドに送る。そして2番キム・ジェゴルの打球はショートゴロかと思いきやこれをクォン・ヨングァンが処理できず、この間にサムソンが待望の勝ち越し点を手に入れた。この1点を守護神オ・スンファンが守りきり、この試合は3位サムソンが試合時間4時間を超える延長戦を制し引き分け1つを挟んで4連勝とし、2位斗山とのゲーム差を0.5に縮めた。
オ・スンファンはセーブ王争い独走の36セーブ目で、プロ3年目にして通算100セーブまであと1セーブに迫った。4番手として9回、10回を抑えたイム・チャンヨンが今季5勝目。5位ＬＧはこれで引き分け1つを挟んで今季初の5連敗となり、4位の座が遠のいた。今季最終戦となったこの対戦は、サムソンが10勝7敗1分けと勝ち越した。
[11回表相手のエラーを誘う内野ゴロを打ち、3打点と活躍したキム・ジェゴル(左)。]
現代 ８−３ ハンファ （大田）
（勝）チョ・ヨンフン ４勝６敗７Ｓ （敗）アン・ヨンミョン １勝１敗５Ｓ
（本塁打） 現代 ： ブランボー ２６，２７号、イ・テックン ９号
ハンファは2回裏現代の先発ファン・ドゥソンから7番ハン・サンフンのタイムリーで1点を先制するが、現代は4回表ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から4番ブランボー(元オリックス)の本塁打で1−1の同点に追い付く。ハンファは5回裏1番コ・ドンジンのタイムリーで1点を勝ち越すが、現代は7回表ハンファの2番手アン・ヨンミョンから3番イ・テックンの2点タイムリーで3−2と逆転した。
ハンファは8回裏現代の3番手チョ・ヨンフンから4番キム・テギュンのタイムリーで同点に追い付く。現代は9回表アン・ヨンミョン、代わったハンファの3番手ソン・ジヌからチャンスを作ると、4番手クォン・ジュンホンからイ・テックンの満塁本塁打で4点を勝ち越した。さらにブランボーもこの試合2本目となる第27号ソロ本塁打を放ち、シム・ジョンス(サムソン)、イ・デホ(ロッテ)を抜いて本塁打王争い単独トップに立った。
9回裏は4番手ソン・シニョンが抑え現代がハンファに逆転勝ちした。最近絶好調のイ・テックンが満塁本塁打を含む6打点、ブランボーが2本塁打2打点と、この2人でチームの全打点を稼いだ。先発ファン・ドゥソンの勝ち星を消したチョ・ヨンフンは、打線の援護により幸運にも今季4勝目。この試合でも信頼できるリリーフがいないため敗れた4位ハンファは、3位サムソンとのゲーム差が2に開いた。
[本塁打王争い単独トップの27号本塁打を打ったブランボー。]
