LG 1−0 SK (仁川・文鶴)
(勝)ポン・ジュングン 6勝6敗 (セーブ)ウ・ギュミン 2勝4敗28S (敗)キム・グァンヒョン 2勝7敗
(本塁打) LG : バルデス 12号
試合はLGの先発で米国大リーグ経験のあるポン・ジュングン、SKの先発で高卒新人キム・グァンヒョンの左腕同士の投手戦となった。互いにヒットもなかなか打てない展開だったが、LGは7回表ついに3番バルデス(元福岡ダイエー)の本塁打で1点を先制し、均衡を破った。ポン・ジュングンは6回を無失点に抑えた。
LGは虎の子の1点をキム・ミンギ、守護神ウ・ギュミンの継投で守りきり、両チーム合計8安打の投手戦を制し、首位SK相手の連敗を5で止めた。4位ハンファが敗れたため、5位LGは1.5ゲーム差に縮め上位進出に望みを残した。最近打ち込まれることが多く勝ち星から遠ざかっていたポン・ジュングンが今季6勝目。SKはキム・グァンヒョンの好投を生かすことができず、連勝は3でストップ。
現代 4−10 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ミョンジェ 3勝7敗 (敗)チョン・ミンテ 6敗
(本塁打) 現代 : ブランボー 25号
現代は2回表トゥサンの先発キム・ミョンジェから7番ソン・ジマンのタイムリー、8番カン・グィテの犠牲フライで2点を先制した。トゥサンは3回裏現代の先発チョン・ミンテ(元読売)から3番コ・ヨンミンのタイムリー、5番ホン・ソンフンへの押し出しの四球で2−2の同点に追いつくと、6番キム・ヒョンスの2点タイムリーで逆転しチョン・ミンテをノックアウトした。さらにこの回代わった現代の2番手キム・ヨンミンから7番イ・デスのタイムリーで2点を追加した。トゥサンは4回裏ホン・ソンフンのタイムリー、イ・デスへの押し出しの四球で2点を追加したが、現代は5回表4番ブランボー(元オリックス)の2試合連続となる25号2ランで反撃した。ブランボーはシム・ジョンス(サムソン)と並び本塁打王争いトップタイになった。
トゥサンは8回裏現代の4番手イ・ボグンからキム・ヒョンス、イ・デスのタイムリーで2点を追加した。キム・ミョンジェは5回で降板すると、高卒新人イム・テフン、キム・ドギュンの継投で相手の反撃を断ち、連敗を3で止め首位SKとのゲーム差を6.5に縮めた。15安打10得点と久しぶりに打線が爆発したトゥサンでは、ホン・ソンフンが4安打2打点、キム・ヒョンスが4安打3打点と活躍。かつて現代のエースとして活躍したチョン・ミンテは、今季勝ち星なしの6連敗と、2004年以来約3年間勝ち星がない。
[4安打3打点と活躍したキム・ヒョンス。]
キア 3−1 サムソン (大邱)
(勝)オ・ジュンヒョン 3勝1敗 (セーブ)ハン・ギジュ 2勝3敗22S (敗)チョン・ビョンホ 8勝7敗
キアは1回表サムソンの先発チョン・ビョンホから4番チャン・ソンホの内野ゴロの間に1点を先制し、4回表7番ソン・ジファンの犠牲バントによって1点を追加した。キアの先発の新人オ・ジュンヒョンは6回を無失点と好投し、打線は7回表サムソンの2番手ユン・ソンファンから1番キム・ジョングクのタイムリーで1点を追加した。
サムソンは8回裏ハンファの守護神ハン・ギジュから8番チン・ガビョンの内野ゴロの間に1点を返したが、その後はハン・ギジュに抑えられてしまいキアが接戦を制した。オ・ジュンヒョンは手薄な先発投手陣を埋める新戦力として期待にこたえ、今季3勝目。敗れた3位サムソンは、現代に勝った2位トゥサンとのゲーム差が6.5に縮まった。選手では1番パク・ハニが3安打と活躍。
[勝利を祝うキム・サンフン(右)とハン・ギジュ(左)。]
ハンファ 1−6 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)ソン・スンジュン 4勝2敗 (敗)チョン・ミンチョル 10勝5敗
(本塁打) ロッテ : ペレス 4号、キム・ジュチャン 5号
ロッテは1回裏、ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から3番パク・ヒョンスンのタイムリーで1点を先制し、2回裏5番ペレス(元オリックス)の2試合連続本塁打で1点、3回裏2番キム・ジュチャンの本塁打で1点を追加した。さらに5回裏ハンファの2番手の新人チョン・ミンヒョクからペレス、7番カン・ミンホのタイムリー、8番パク・キヒョクの犠牲フライで3点を追加した。ハンファはロッテの先発ソン・スンジュンに抑えられていたが、6回表6番イ・ボムホのタイムリーで1点を返した。
ソン・スンジュンは8回途中で降板すると、ペ・ジャンホ、守護神カブレラの継投でハンファに反撃を許さず、ロッテが2006年以来の本拠地・社稷野球場でのハンファ戦の連敗を12でストップした。パク・ヒョンスンが3安打1打点と活躍。ソン・スンジュンを攻略しきれなかった4位ハンファは5位LGに1.5ゲーム差に迫られた。