キア 5−3 SK (仁川・文鶴)
(勝)スコービー 5勝6敗 (セーブ)ハン・ギジュ 1勝2敗19S (敗)レイボーン 12勝5敗
(本塁打) キア : チェ・ヒィソプ 2号
首位SKは2回裏最下位キアの先発スコービーから8番チェ・ジョンのタイムリー、9番ナ・ジュファンの犠牲フライで2点を先制した。キアは3回表SKの先発レイボーン(元広島)から3番イ・ヒョンゴンのタイムリー、5番チェ・ヒィソプの3ランで5−2と逆転し、レイボーンをノックアウトした。SKは5回裏4番イ・ホジュンのタイムリーで1点を返し、イ・ハンジン、チェ・ビョンニョンなどのリリーフ陣もキアに追加点を許さない。
キアは6回以降中継ぎに戻ったシン・ヨンウン、ロドリゲス、守護神ハン・ギジュの継投でSKの反撃を断ち逆転勝ちし、対SK戦3連勝でSKの4連勝を阻止し、首位独走に少し歯止めをかけた。レイボーンはこのところ不安定な投球内容が目立ち、最多勝争いでもリオス(トゥサン)に2勝差をつけられた。
[首位SKに逆転勝ちし祝福しあうキアの選手たち。]
ハンファ 0−4 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)リオス 14勝3敗 (敗)チェ・ヨンピル 3勝3敗3S
2位の座を争ったこの試合は、トゥサンの先発リオス、ハンファの先発チェ・ヨンピルによる投手戦となり5回まで両チーム無得点が続いた。トゥサンは6回裏6番アン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を先制すると、この回代わった2番手クォン・ジュンホンから9番イ・デスのタイムリーや相手のエラーで2点を追加した。リオスは終盤何度かピンチを招くが、味方の好守備もあり無失点を続けた。トゥサンは8回裏ハンファの4番手チョン・ミンヒョクから1番イ・ジョンウクのタイムリーで1点を追加した。
結局リオスは見事ハンファ打線を6安打完封し、トゥサンも4連敗から脱出し、ゲーム差なしで並んでいたハンファを抜いて、5日ぶりのの2位に浮上。見事連敗ストッパーとなったリオスは今季4度目の完封で、最多勝争いトップの14勝目。37歳のベテランのアン・ギョンヒョンは史上20人目の700打点を達成。敗れたハンファは3番クルーズ、4番キム・テギュン、5番イ・ボムホのクリーンアップが1安打ではどうしようもなく、サムソンに勝ったLGにも抜かれ4位に後退。
LG 3−1 サムソン (大邱)
(勝)キム・ミンギ 7勝5敗1S (セーブ)ウ・ギュミン 1勝24S (敗)オ・スンファン 4勝3敗25S
(本塁打) LG : チェ・ドンス 7号、チョ・インソン 9号
サムソンは1回裏LGの先発イ・スンホから4番シム・ジョンスの通算1400安打(史上15人目)となるタイムリーで1点を先制した。その後イ・スンホ、サムソンの先発チョン・ビョンホの投手戦となり、両者無得点が続く。特にサムソンは不安定な内容のイ・スンホから3回裏無死満塁と追加点のチャンスがあったが、6番チン・ガビョンが内野ゴロで三重殺に倒れた。その後LGはロッテから移籍したばかりのパク・ソクチン、リュ・テッキョン、キム・ミンギ、サムソンはユン・ソンファン、クォン・ヒョクの継投で互いに得点を許さなかった。
サムソンは9回表満を持して守護神オ・スンファンをマウンドに送ったが、LGは4番チェ・ドンスが同点ソロ本塁打を打つと、7番チョ・インソンが逆転2ランを打ち試合をひっくり返した。最後はLGの守護神ウ・ギュミンがオ・スンファンとは対照的に9回裏を三人で抑え、LGが逆転勝ちしゲーム差なしでハンファと並び、勝率で上回り3位に浮上した。一方オ・スンファンが2発を浴び逆転負けしたサムソンは、オールスター戦後好調で2位浮上も時間の問題と思われたが、肝心なところで連敗し5位にとどまっている。
[逆転決勝2ランを打ったチョ・インソン。]
ロッテ 2−9 現代 (水原)
(勝)チャン・ウォンサム 5勝7敗 (敗)チェ・ヒャンナム 5勝8敗
(本塁打) 現代 : チョン・ソンフン 10号、ブランボー 23号、ソン・ジマン 11号
現代は1回裏ロッテの先発チェ・ヒャンナムから3番イ・スンヨン、5番イ・テックン、6番チョン・ソンフンの2ランで4点を先制した。現代の先発チャン・ウォンサムはロッテ打線に得点を許さず、打線は5回裏4番ブランボー(元オリックス)の本塁打王争いトップに立つ第23号2ランでチェ・ヒャンナムをノックアウトすると、この回代わった2番手ナ・スンヒョンから7番ソン・ジマンの2ランで8−0と大量リードを奪った。
ロッテは6回表チャン・ウォンサムから5番の新外国人ペレス(元オリックス)のタイムリーで1点を返したが、現代は8回裏ロッテの5番手パク・チチョルから1点を追加した。ロッテは9回表現代の3番手チョ・スングォンから9番パク・キヒョクのタイムリーで1点を返したが、最後はイ・スンヒョンが抑え現代が連敗を3で止め、ロッテとゲーム差なしで並び勝率で上回り6位に浮上した。先発チェ・ヒャンナムが大量失点してしまったロッテは連勝が4で止まり、7位に後退。