サムソン 3−2 SK (仁川・文鶴)
(勝)ブラウン 11勝6敗 (セーブ)オ・スンファン 4勝4敗33S (敗)チェ・ビョンニョン 9勝7敗
サムソンは3回表首位SKの先発チェ・ビョンニョンから相手のエラーや8番キム・チャンヒィのタイムリー、1番パク・ハニへの押し出しの四球で3点を先制した。SKはサムソンの先発ブラウン(元阪神)から毎回のようにチャンスを作るが得点を奪えなかったが、6回裏6番パク・チョングォンのタイムリーで1点を返すと、代わった2番手アン・ジマンから9番チョン・ギョンベへの押し出しの四球で1点差に迫る。
SKはキム・ギョンテ、チョ・ウンチョンの継投で相手に追加点を与えなかったが、サムソンは8回裏途中から守護神オ・スンファンを投入し、何とか1点のリードを守りきり接戦を制した。ブラウンは2006年の勝ち星に並ぶチーム最多の今季11勝目。オ・スンファンはセーブ王争い単独トップの33セーブ目。SKは打線がつながらず、現在3位だがポストシーズンでの対戦が予想されるサムソンを圧倒できなかった。
トゥサン 7−3 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)リオス 17勝5敗 (敗)ホ・ジュンヒョク 1勝1敗
(本塁打) トゥサン : キム・ドンジュ 18号
2位トゥサンは2回表ロッテの先発ホ・ジュンヒョクから7番イ・デス、8番チェ・サンビョンのタイムリー、1番イ・ジョンウクの犠牲フライで4点を先制した。ロッテはその裏トゥサンの先発リオスから9番パク・キヒョクの犠牲フライや相手のエラーが重なり、4-3と1点差に迫った。だがトゥサンは3回表4番キム・ドンジュの本塁打で1点を追加し、ホ・ジュンヒョクをノックアウトした。リオスは2回以降立ち直り相手に反撃を許さない。
トゥサンは7回表ロッテの3番手カン・ヨンシクから2番キム・ヒョンスの犠牲フライ、代わった4番手イム・ギョンワンから5番チェ・ジュンソクのタイムリーで2点を追加した。リオスは7回途中で降板し、その後は高卒新人イム・テフン、守護神チョン・ジェフン(背番号41)の継投で相手の反撃を断ち、トゥサンが勝ちサムソンに敗れた首位SKとのゲーム差を5に縮めた。リオスは2004年キア在籍時に並ぶ自己最多タイの17勝目で、最多勝争いトップを独走するだけでなく、4年連続投球回数200回以上を記録した。打線も13安打7得点と爆発した。6位ロッテは5連敗で、球場には涼しい秋風が吹き始めているかのようだった。
ハンファ 5−2 LG (ソウル・蚕室)
(勝)リュ・ヒョンジン 13勝6敗 (敗)ポン・ジュングン 6勝7敗
ポストシーズン進出権を得られる4位攻防戦となったこの試合は、蚕室野球場に2万人近くの観衆を集め大いに盛り上がった。4位ハンファは1回表LGの先発ポン・ジュングンから3番クルーズ、5番イ・ボムホのタイムリーで2点を先制し、LGはその裏ハンファの先発リュ・ヒョンジンから2番パク・キョンスのタイムリーで1点を返した。ハンファは3回表6番イ・ドヒョンのタイムリーで1点を追加すると、代わったLGの2番手パク・ソクチンから8番シン・ギョンヒョンの犠牲フライで4-1とリードを広げた。
ハンファは6回表にもLGの3番手キム・ミンギから2番キム・ミンジェのタイムリーで1点を追加し、LGも7回裏7番チョ・インソンのタイムリーで1点を返す。リュ・ヒョンジンはその後相手に反撃を許さず、エースらしい投球で2失点完投し、チームに貴重な1勝をもたらした。最高球速はプロ2年目で自己最高の154kmを記録し、チーム最多の13勝目をあげた。5位LGの勢いは5連勝で泊まり、ハンファとのゲーム差が1.5に開いた。
現代 1−6 キア (光州)
(勝)イ・デジン 6勝6敗 (敗)ファン・ドゥソン 7勝7敗
(本塁打) 現代 : チョン・ソンフン 13号 キア : ソン・ジファン 6号
キアは2回裏現代の先発ファン・ドゥソンから5番チェ・ヒィソプのタイムリーで1点を先制し、3回裏相手のエラーや3番イ・ヒョンゴンの犠牲フライで2点、4回裏1番イ・ヨンギュのタイムリーで1点を追加した。キアの先発イ・デジンは6回を無失点に抑え、打線は6回裏7番ソン・ジファンの本塁打で1点を追加しファン・ドゥソンをノックアウトした。現代は8回表キアの2番手の新人オ・ジュンヒョンから6番チョン・ソンフンの本塁打で1点を返したが、キアはその裏現代の4番手イ・ボグンから8番キム・サンフンのタイムリーで1点を追加した。
最後はイ・ボムソクが抑え、キアが7位現代との最下位攻防戦に快勝しゲーム差を2.5に縮め、最下位脱出の可能性が高まってきた。今季長きにわたる故障から復活したベテランのイ・デジンが6勝目。現代は5安打に抑えられてしまっては、なすすべがなかった。