サムソン ３−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チェ・ビョンニョン １１勝７敗 （セーブ）チョン・デヒョン ３勝３敗２５Ｓ （敗）マゾーニ ６勝１０敗
（本塁打） ＳＫ ： イ・ホジュン １２，１３号
サムソンは1回表首位ＳＫの先発チェ・ビョンニョンから5番パク・チンマンの犠牲フライで1点を先制するが、ＳＫは3回裏サムソンの先発マゾーニから2番チョン・グヌのタイムリー、4番イ・ホジュンの2ランで3−1と逆転した。ＳＫは6回裏イ・ホジュンの2打席連続本塁打で1点を追加したが、サムソンは7回表ＳＫの2番手キム・ギョンテから1番パク・ハニのタイムリーで2点を返し、1点差に迫った。
だがＳＫはチョ・ウンチョン、カ・ドゥギョム、守護神チョン・デヒョンの継投で1点のリードを守りきり、連勝を5に伸ばしてマジックナンバーを3に減らし、球団史上初の公式戦優勝に大きく前進した。イ・ホジュンが2本塁打と4番らしい働きを見せた。チェ・ビョンニョンは7回途中まで1失点で自己最多の11勝目。3位サムソンはこの日現代に勝った2位トゥサンとのゲーム差が2.5と開き、2位進出がやや苦しくなっただけでなく、3年連続の公式戦優勝もほぼ絶望的となった。3番ヤン・ジュンヒョクが3安打と活躍。
トゥサン ４−２ 現代 （水原）
（勝）リオス ２０勝５敗 （セーブ）チョン・ジェフン ４勝３敗２４Ｓ （敗）チョ・ヨンフン ４勝７敗８Ｓ
2位トゥサンは1回表現代の先発キム・スギョンから4番キム・ドンジュの内野ゴロの間に1点を先制すると、4回表8番チェ・サンビョンのタイムリーで1点を追加した。現代は5回までこの試合で勝利すれば20勝達成となるトゥサンの先発リオスに抑えられていたが、6回裏連打を浴びせ7番カン・ビョンシクのタイムリーなどで2−2の同点に追い付く。トゥサンは8回表現代の4番手チョ・ヨンフンから途中出場の5番チェ・ジュンソクの併殺打の間に1点を勝ち越すと、9回表現代の5番手イ・ヒョンスンから1番イ・ジョンウクのタイムリーで1点を追加した。
リオスは7回で降板し、高卒新人イム・テフン、守護神チョン・ジェフンの黄金リレーで相手の反撃を断ち、トゥサンが接戦を制しＳＫに敗れた3位サムソンとのゲーム差を2.5に広げた。リオスは最多勝争いトップ、そして外国人投手史上初、韓国人投手を含めても1999年チョン・ミンテ(現代、元読売)以来8年ぶりとなるシーズン20勝を達成した。リオスは2002年キアに入団して以来外国人投手史上最長となる6年間韓国でプレーし、外国人投手最多の通算88勝を記録している。また防御率も現在1.96と同部門首位を独走し、シーズンＭＶＰ最有力候補となっている。
[外国人投手史上初のシーズン20勝を達成したリオス。]
ＬＧ ６−２ ロッテ （馬山）
（勝）チェ・ウォンホ ７勝７敗 （セーブ）ウ・ギュミン ４勝６敗２９Ｓ （敗）ソン・スンジュン ５勝４敗
ＬＧは1回表ロッテの先発ソン・スンジュンから3番パク・ヨンテクの犠牲フライで1点を先制し、ロッテはその裏ＬＧの先発チョン・ジェボクから4番イ・デホ、5番ペレス(元オリックス)のタイムリーで2−1と逆転した。その後は投手戦となり、チョン・ジェボクは7回途中2失点で降板した。
ＬＧは8回表4番チェ・ドンスのタイムリーで2−2の同点に追いつくと、この回代わったロッテの守護神カブレラが2死満塁の場面で1塁に牽制しようとした際にボールを落とし、3塁ファールラインを越えたボールを取って3塁へ送球した。これに対してＬＧベンチがボークであると抗議し、審判団が協議してこれが認められ3塁走者がホームへ進塁し、ＬＧは逆転に成功した。さらにこの回8番チョ・インソンの走者一掃となる3点タイムリー2塁打で追加点をあげたＬＧが、チェ・ウォンホ、ウ・ギュミンなどリリーフ陣が何とか相手の反撃を抑え逆転勝ちした。チェ・ドンスが3安打と活躍。まさかのボークで逆転負けしたロッテでは、1番チョン・スグンが3安打と活躍。
