トゥサン−SK(仁川・文鶴)は雨天中止。
ロッテ 5−1 サムソン (大邱)
(勝)イ・サンモク 1勝 (敗)アン・ジマン 1敗
(本塁打) ロッテ : イ・デホ 1号
示範競技開幕3連勝と好調のロッテは3回表、サムソンの先発で今季はローテーション入りを狙うアン・ジマンから、兵役から復帰したばかりの3番イ・イングのタイムリーで1点を先制すると、5回表サムソンの2番手オ・サンミンか2番ファン・ソンヨンのタイムリーで1点を追加した。ロッテの先発のベテラン、イ・サンモクは5回を被安打1の無失点とすばらしい投球内容を見せた。すると6回表4番の主砲イ・デホが、サムソンの3番手で中継ぎの柱クォン・オジュンから、示範競技初本塁打を打ち1点を追加した。
ロッテは8回表、サムソンの4番手の若手キム・ギテから途中出場のチョン・ボミョンのタイムリーで2点を追加した。サムソンはロッテの2番手イム・ギョンワン、3番手パク・チチョルに抑えられていたが、8回裏4番手チュ・ヒョングァンから1番パク・ハニのタイムリーでやっと1点を返した。だが最後は5番手ホ・ジュンヒョクに抑えられ、ロッテが2006年の覇者サムソンに連勝した。これで示範競技開幕からの連勝を4に伸ばし、この日試合が雨天中止となったSKと並び示範競技首位となった。
ロッテは主砲イ・デホの一発だけでなく、1番チョン・スグン、2番ファン・ソンヨン、3番イ・イングの上位打線がつながり得点が生まれ、先発イ・サンモクが先発の軸にふさわしい好投を見せた。一方主砲シム・ジョンスを欠いたサムソン打線はわずか5安打と迫力不足がひどく、6番チョ・ドンチャンが2安打と1人気を吐いた。サムソンは示範競技で1勝3敗と、前年の王者らしからぬ戦いが続いている。
現代 7−4 ハンファ (大田)
(勝)ソン・シニョン 1勝1敗 (敗)チョン・ミンチョル 1敗
(本塁打) ハンファ : キム・テギュン 1号
ハンファは1回裏、現代の先発で2006年は新人ながら12勝をあげた左腕チャン・ウォンサムから、4番キム・テギュンのタイムリーで2点を先制した。現代は2回表ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から相手のエラーもあり1点を返すと、3回表2番ソ・ハンギュのタイムリーで3−2と逆転する。だがハンファもその裏チャン・ウォンサムから主砲キム・テギュンが2ランを打ち、4−3と逆転した。
現代は4回表4−4の同点に追いつくと、5回表チョン・ミンチョルから9番の若手チ・ソックンのタイムリーで5−4と再び逆転した。現代の2番手ソン・シニョンが5回から7回途中まで無失点と好投すると、現代は8回表ハンファの4番手ヤン・フンからソ・ハンギュのタイムリーなどで2点を追加した。現代は中継ぎ左腕のイ・ヒョンスン、守護神パク・チュンスがハンファに反撃を許さず、開幕から3連敗していたが示範競技初勝利をあげた。今季から就任したキム・シジン監督にとっても、示範競技初勝利となった。
現代は先発チャン・ウォンサムが期待を裏切ったが、ベテランの2番ソ・ハンギュが3安打3打点を記録し打線がつながり、逆転勝ちすることができた。ハンファは主砲キム・テギュンが3安打4打点と活躍したが打線がつながらず、先発チョン・ミンチョルも5回5失点とまったく期待に応えられなかった。
[勝利を祝う現代の選手とコーチ陣]
キア 7−1 LG (馬山)
(勝)イム・ジュンヒョク 1勝 (敗)シム・スチャン 1敗
キアは1回表、LGの先発で2006年7勝をあげ成長したシム・スチャンから、6番ホン・セワンのタイムリーで2点を先制すると、2回表9番ソン・ジファンのタイムリーで1点を追加した。LGは2回裏キアの先発チョン・ビョンドゥからエラーや暴投で1点を返すが、キアは3回表ホン・セワンの2打席連続タイムリーで1点を追加した。左腕チョン・ビョンドゥは4回を1失点と好投した。
キアは6回表LGの2番手キム・グァンサムから相手のエラーもあり1点を追加し、9回表6番手キム・ギピョから7番チョ・ギョンファンのタイムリーで2点を追加した。キアはイム・ジュンヒョク、新人ヤン・ヒョンジョン、チョン・ウォンなど若手投手の継投でLGに反撃を許さず勝利した。ショートのレギュラー復帰を狙うホン・セワンが2安打3打点、2006年シーズン途中にSKから移籍したベテランの外野手チョ・ギョンファンが3安打2打点と活躍した。LGは9安打を記録しながら3併殺がたたりわずか1点しか奪えず、示範競技いまだ勝ち星なしの4連敗。