キア ９−３ ハンファ （大田）
（勝）チョン・テヒョン １勝 （敗）マ・ジョンギル １敗
ハンファの先発ユ・ウォンサンは2回を無失点に抑えたが、キアは3回表ハンファの2番手マ・ジョンギルから3番ナ・ジワン、4番チェ・ヒィソプ、6番チェ・ヨンギュ、8番チャ・イルモクのタイムリーと、打者一巡の猛攻で6点を先制した。キアは4回表にもハンファの3番手キム・ヒョンミンから5番イ・ジョンファンのタイムリーで1点を追加した。ハンファはその裏キアの先発チョン・テヒョンから3番チョン・グンピョの犠牲フライで1点を返した。キアは5回以降チョン・ヨンウン、チャ・ジョンミン、ヤン・ドンイルなど若手投手を登板させ、ハンファは8回裏キアの5番手キム・ヒィゴルから途中出場の3番キム・フェソン、4番チェ・ジンヘンのタイムリーで2点を返した。
キアは9回表ハンファの7番手ヤン・フンから途中出場の8番キム・ジョングク、2番キム・ミンチョルのタイムリーで2点を追加し、最後はキム・ヒィゴルが抑え9−3と快勝した。プロ3年目の若手でサイドハンド右腕のチョン・テヒョンが4回を1失点と、先発ローテーション入りをアピールした。ハンファは6回から8回にかけてパク・チョンジン、ファン・ジェギュ、ホ・ユガンのリリーフ陣が無失点と好投したが、マ・ジョンギルが4回に6点を失い、打線もキア投手陣を攻略しきれず、示範競技開幕3連敗。
(4回を1失点と好投したチョン・テヒョン。)
ＬＧ ３−１ ＳＫ （仁川・文鶴）
（延長タイブレークで決着のため勝敗なし）
ＬＧは1回表、ＳＫの先発コ・ヒョジュンから5番パク・ピョンホのタイムリーで1点を先制し、先発キム・グァンサムも3回を無失点と好投すると、リュ・テッキョン、チョン・ジェボクも好投し無失点を続けた。コ・ヒョジュンも4回を1失点で降板し、2番手ヨ・ゴヌク、3番手イ・スンホも好投を続けると、ＳＫ打線は7回表ＬＧの4番手チョン・ソンフン(背番号66)から途中出場の4番キム・ジェヒョンの犠牲フライで1−1の同点に追いついた。
試合はＬＧの4番手の大卒新人シン・ジョンナク、ＳＫの4番手イム・ソンフンも好投し、1−1のまま同点だったため、2009年から示範競技のみで導入されたタイブレーク方式による初の延長戦となった。ＬＧは10回表走者1，2塁の場面で途中出場のイ・ビョンギュ(背番号24)のタイムリー、チェ・ドンスの犠牲フライで2点を勝ち越し、その裏ＳＫが無得点に終わったため、3−1で勝利した。
トゥサン ２−６ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）カン・ユング １勝 （セーブ）ソン・シニョン １Ｓ （敗）チャン・ミニク １敗
（本塁打） ネクセン ： カン・ジョンホ １号
ネクセンは3回裏トゥサンの先発の高卒新人チャン・ミニクから途中出場の2番キム・ミヌの犠牲フライで1点を先制し、4回裏5番カン・ジョンホの本塁打、9番チョン・スソンの犠牲フライで2点を追加した。ネクセンの先発カン・ユングは4回を無失点、2番手キム・ソンヒョンも3回を無失点と好投した。トゥサンは5回からチョ・スンス、パク・チョンベが1回ずつを無失点に抑えたが、ネクセンは7回裏トゥサンの4番手チ・スンミンからキム・ミヌの犠牲フライ、3番クラークの内野ゴロの間に2点を追加した。トゥサンは8回表ネクセンの3番手パク・ソンフンから2番イム・ジェチョルの犠牲フライで1点を返すが、ネクセンも8回裏トゥサンの5番手イ・ヨンチャンから途中出場の8番パク・ヨンボクの内野ゴロの間に1点を追加した。
トゥサンは9回表ネクセンの4番手ソン・シニョンから7番ユ・ジェウンのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまででネクセンが6−2で勝利した。ネクセンにとっては、プロ2年目の左腕カン・ユング、プロ3年目の右腕キム・ソンヒョンがそろって好投したのが最大の収穫だった。打線では1番ファン・ジェギュンが3安打と活躍。トゥサンは話題の身長207cmの大型高卒新人左腕チャン・ミンクが示範競技初登板だったが、4回3失点と結果を残せなかった。
ロッテ ５−３ サムソン （大邱）
（勝）イ・ジョンドン １勝 （セーブ）パク・シヨン １Ｓ （敗）キム・ヒョナム １敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ １号
サムソンは3回裏ロッテの先発イ・ヨンフンから2番シン・ミョンチョル、4番チェ・ヒョンウのタイムリーで3点を先制した。ロッテは4回表サムソンの先発ク・ジャウンから4番イ・デホの本塁打で1点、5回表1番キム・ジュチャンのタイムリーで1点を返し、2−3と1点差に迫った。ロッテは4回から2番手ホ・ジュンヒョク、3番手キム・サユルが好投を続け、7回表サムソンの2番手の大卒新人キム・ヒョヌから2番チョン・ジュヌの犠牲フライで3−3の同点に追いつき、8回表サムソンの3番手キム・ヒョナムから途中出場の7番チェ・ギムン、8番チョン・ボミョンのタイムリーで5−3と逆転した。
8回以降はイ・ジョンドン、パク・シヨンが反撃を断ち、ロッテが5−3と逆転勝ちで示範競技開幕3連勝と好調なスタートを切った。ロッテは捕手のチェ・ギムン、内野のキム・ミンソン、外野のチョン・ジュヌ、ファン・ソンヨン、イ・スンファなど野手のレギュラー争いが激しく、チームに活気を与えている。サムソンでは、2008年から2年間リハビリに励み、トゥサン在籍時の2007年以来1軍登板がないク・ジャウンが5回2失点と、使えるめどが立った。
（文責 ： ふるりん）
