2007年の韓国プロ野球は現代ユニコーンズ球団売却問題に揺れ続けているが、KBO(韓国野球委員会)は21日、先日突如現代グループが今後現代ユニコーンズに資金提供をすることはできない、と通報してきたことを明らかにした。2月末にKBO側は現代グループの某企業と2007年シーズンに限り資金を援助することを約束したと発表したが、先日現代グループの企業のトップが開いた会談により、結局資金提供を行わないことに決めたという。
現在3月分の選手への給与は支払われているが、4月分の給与を球団側は支払うことが困難となっているという。このままでは選手をトレードに出すことによって他球団から資金を提供してもらい、球団を存続させる以外に手段がなくなってきてしまう。現在KBOは2つの企業と現代ユニコーンズの売却工作を進めているが、交渉を近日中にまとめるのは難しい見通しである。そのため、4月6日の2007年シーズン開幕を約2週間後に迎えた今、現代ユニコーンズ存続問題は再び不透明となってしまった。
(文責:ふるりん)