ＳＫ ２−５ キア （光州）
（勝）ソン・ヨンミン １勝 （敗）ニコースキー １敗
キアは1回裏ＳＫの先発の新外国人ニコースキー(元福岡ソフトバンク)から5番イ・ジェジュのタイムリーで1点を先制した。ＳＫは4回表キアの先発ヤン・ヒョンジョンから6番モ・チャンミンのタイムリーで同点に追いついた。キアは5回裏ニコースキーから4番チェ・ヒィソプのタイムリーで2点を勝ち越すと、代わったＳＫの2番手イム・ソンホンからチェ・ジョンボムへの押し出し、モ・チャンミンのエラーで2点を追加した。
ＳＫは6回以降チェ・チュンモ、大卒新人ヨ・ゴヌクが追加点を許さなかったが、ソン・ヨンミンなどのリリーフ陣からなかなか得点を奪えず、9回表キアの5番手コ・ウソクから8番オ・ヒョングンのタイムリーで1点を返したが、キアが5−2で逃げ切り示範競技は連勝スタートとなった。2008年は不振で満足の行く成績を残せなかった元メジャーリーガーのチェ・ヒィソプが、2試合で3打点と活躍している。一方韓国シリーズ3連覇を目指す王者ＳＫは、この試合はわずか4安打に抑えられ示範競技は連敗スタートとなった。
トゥサン １１−７ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）チョン・ジェフン １勝 （敗）キム・スギョン １敗
（本塁打） トゥサン ： ワトソン １号、イ・ソンヨル １号 ヒーローズ ： カン・グィテ １号
トゥサンは1回表ヒーローズの先発キム・スギョンから6番イ・デスのタイムリーで2点を先制し、2回表3番イ・ソンヨルのタイムリーと4番の新外国人ワトソン(元千葉ロッテ)の3ランで4点を追加し、キム・スギョンをノックアウトした。さらに3回表ヒーローズの2番手イ・ドンハクからイ・ソンヨルのランニング本塁打で3点を追加し、試合を決めた。ヒーローズは4回裏トゥサンの先発チョン・ジェフンから4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーで1点を返した。トゥサンは5回表にも1点を追加したが、ヒーローズは6回裏トゥサンの2番手で軍から除隊されたばかりのキム・ソンベから、8番カン・グィテの満塁本塁打などで6点を返し、10−7と3点差に迫った。
トゥサンは8回表1点を追加し、高卒新人ソン・ヨンフン、ノ・ギョンウンの継投で相手の反撃を断ち、打撃戦を制し示範競技で連勝スタートとなった。イ・ソンヨルが2安打4打点、イ・デスが3安打2打点と活躍し、打撃好調で示範競技第1号本塁打を打った新外国人ワトソンは当分指名打者として起用されることになった。投手陣では、これまでの抑えから先発に転向するチョン・ジェフンが5回を1失点と好投した。一方ヒーローズは先発陣の一角を担うキム・スギョンが乱調で、示範競技は連敗スタートとなった。
ＬＧ ６−７ ロッテ （金海・上東）
（勝）イ・ジョンミン １勝 （セーブ）イ・ジョンフン １Ｓ （敗）チェ・ソンミン １敗
（本塁打） ＬＧ ： パク・ピョンホ １号
ＬＧは1回表ロッテの先発チャン・ウォンジュンから2番パク・ヨンテク、3番アン・チヨン、4番ペタジーニ(元読売)、ヒーローズからFA移籍してきた5番チョン・ソンフンの連打で3点を先制し、3回表軍から除隊されたばかりの期待の若手6番パク・ピョンホの2ランで5−0とリードを広げた。ロッテは3回裏ＬＧの先発シム・スチャンから9番イ・スンファ、3番チョ・ソンファンのタイムリーで2点を返し、4回裏もイ・スンファ、1番キム・ジュチャンのタイムリーでまた2点を返し4−5と1点差とした。ＬＧは5回表守備の乱れで1点を追加した。
ロッテは7回裏ＬＧの3番手の高卒新人チェ・ソンミンから、ベテランの代打パク・ヒョンスンのタイムリーなどで7−6と逆転し、イ・ジョンミン、ペ・ジャンホ、イ・ジョンフンの継投で1点差を守り逆転勝ちし、示範競技連勝スタートとなった。両チームともシム・スチャン、チャン・ウォンジュンと先発投手陣の一角として期待している投手がピリッとせず、乱打戦となってしまった。示範競技連敗スタートとなったＬＧでは2008年ようやっと1軍に定着した遅咲きの花、アン・チヨンが3安打1打点と活躍した。
ハンファ ９−４ サムソン (大邱)
（勝）ユ・ウォンサン １勝 （敗）クルセタ １敗
14日の試合が雨天中止となったため、両チームともに示範競技緒戦となったこの試合は、ハンファが1回表サムソンの先発の新外国人クルセタから3番の新外国人ディアスの犠牲フライ、7番の大卒新人キム・フェソンのタイムリー、9番の在日韓国人カン・ビョンス(元東京ヤクルト：大原)への押し出しの四球で4点を先制した。ハンファはクルセタから2回表ディアズのタイムリー、3回表パク・ノミンのタイムリーで1点ずつを追加した。サムソンは3回裏ハンファの先発ユ・ウォンサンから2番チョ・ドンチャン、4番チェ・ヒョンウのタイムリーで3点を返し、4回裏8番ウ・ドンギュンのタイムリーで4−6と2点差とした。
ハンファは6回表サムソンの3番手の高卒新人パク・ミンギュから途中出場のユン・ジェグクのタイムリーで1点、8回表サムソンの5番手チョ・ヒョングンからユン・ジェグクの2打席連続タイムリーで2点を追加した。4回途中からはヤン・スンジン、チョン・デフン、ユン・ギョンヨンなど若手投手陣の継投で相手の反撃を断ち、ハンファが序盤のリードを守り示範競技初勝利をあげた。途中出場で外野のレギュラーを狙うベテランのユン・ジェグクが3打点と活躍した。サムソンの新外国人クルセタは3回6失点と、先発ローテーション入りを期待されているが厳しい内容に終わった。
（文責 ： ふるりん）
