アジア大会に出場中の韓国代表は6日、最終戦となる中国戦を行った。韓国は1回裏3番イ・ビョンギュ（前ＬＧ）のタイムリーや相手のエラーで3点を先制すると、2回裏4番イ・デホ（ロッテ）のタイムリーなどで3点、3回裏にも2点を追加し8−0とリードを広げた。中国は4回表韓国の先発リュ・ヒョンジン（ハンファ）から2ランで反撃するが、その後韓国が追加点をあげ7回裏5番イ・ジニョン（ＳＫ）のタイムリーで12−2と10点差が付いたため、大会規定によりコールド勝ちとなった。2番手ウ・ギュミン（ＬＧ）、3番手ユン・ソンミン（キア）も好投し中国に反撃を許さなかった。イ・ビョンギュが4安打4打点、イ・ジニョンと2番イ・ヨンギュ（キア）がそれぞれ3安打、イ・デホが2安打3打点と、韓国代表は本塁打なしの15安打で12得点を記録した。
これで韓国は今大会の成績を3勝2敗とし、参加6チーム中3位の銅メダルが確定した。大会3連覇を狙って意気込んでいたが台湾、日本に敗れた韓国にとっては、まったく意味のない銅メダルとなった。韓国プロ野球を代表する多くの選手で構成された代表チームの今回の惨敗は国内に大きな衝撃を与え、キム・ジェバク監督（ＬＧ）の采配への批判や、代表のあり方の見直しを求める声も大きい。なお、7日の日本−台湾戦で勝った方が今大会の優勝チームとなる。
