DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

 サムソン、東京ドームで公式練習

 日本、韓国、台湾、中国の各国代表チームが出場し、アジアのプロ野球の頂点を決めるアジアシリーズ2006(日本・東京ドーム)が、9日に開幕する。7日に来日したサムソンは8日午後、会場となる東京ドームで公式練習を行い、9日の緒戦北海道日本ハム戦に向けて調整を行った。
 44年ぶりに日本一となった日本代表・北海道日本ハムは今季限りで引退した新庄だけでなく、26本塁打を放った強打のスイッチヒッターの外国人打者セギノールもビザ発給の関係で出場しない。ただパリーグ本塁打・打点のニ冠王小笠原と日本シリーズMVPの強打者稲葉、韓国人の血を引く先頭打者・森本は出場が予想され、油断のできない打線となっている。先発が予定されているパリーグ新人王有力候補の八木は、2月のサムソンとの練習試合では投球時の癖を見抜かれサムソン打線にめった打ちされ、チームも19−4で大敗してしまった。(こちらを参照)だがそれを修正し開幕直後から先発ローテーションを守り、12勝をあげる大活躍で日本一に貢献した。
 一方サムソンの先発は今季先発に定着し8勝をあげたイム・ドンギュが予定されている。イム・ドンギュは5回か6回までマウンドを守り、その前に何とかリードを奪いクォン・オジュン、オ・スンファンの黄金リレーにつなぎ勝機を見出したい。その前に韓国シリーズでも好投し、故障からの復活をアピールしたサイドハンドの速球派イム・チャンヨンが中継ぎとして登板することも考えられる。
 打線は韓国シリーズとあまり変わらないスタメンが予想され、1番パク・ハニ、2番チョ・ドンチャン、3番ヤン・ジュンヒョク、4番シム・ジョンス、5番パク・チンマン、6番チン・ガビョンとなると思われる。チャンスには強いが爆発力のある打線ではないため、接戦に持ち込みたい。

(文責:ふるりん