DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   2位現代が敗れサムソンが2年連続公式戦優勝、韓国シリーズ出場決定  5位トゥサン、4位キアに1ゲーム差

現代 3−4 ハンファ  (大田)
(勝)チョン・ミンチョル 7勝13敗  (セーブ)ク・デソン 3勝4敗36S  (敗)チャン・ウォンサム 12勝10敗
本塁打) 現代 : ソン・ジマン 16号
 3位ハンファは4回裏2位現代の先発の新人チャン・ウォンサムからペク・チェホとシン・ギョンヒョンのタイムリーで3点を先制すると、5回裏現代の2番手ソン・スンナクからキム・テギュンのタイムリーで1点を追加した。ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)は8回途中まで無失点に抑えるが、敗れるとサムソンに公式戦優勝を許してしまう現代は8回表ハンファの2番手チェ・ヨンピルからソン・ジマンの3ランで4−3と1点差に迫る。さらに現代はこの回ハンファの守護神ク・デソン(元オリックス)から同点のチャンスを作るがこれを逃してしまい、その後同点に追いつけずハンファが勝利した。現代が敗れたことによりこの日試合のなかった首位サムソンは2年連続の公式戦優勝が決定し、3年連続の韓国シリーズ出場も決め昨季に続く連覇を目指すこととなった。サムソンのソン・ドンヨル監督は史上初となる新人監督からの2年連続韓国シリーズ出場を達成した。
 今季先発ローテーションを守りながら最近4連敗、シーズン13敗を喫し期待を裏切り続けてきたチョン・ミンチョルは7勝目。痛い連敗を喫し2年ぶりの公式戦優勝を逃してしまった現代の年間2位も確定し、ポストシーズンプレーオフからの出場となった。ハンファは4位以上が確定し、ポストシーズンは準プレーオフからの出場となり、ポストシーズン出場の残り1枠は4位キアと5位トゥサンとの間で争われることとなった。


ロッテ 1−2 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ドギュン 6勝  (セーブ)チョン・ジェフン 2勝3敗36S  (敗)ノ・ジャンジン 3勝4敗6S
本塁打) トゥサン : キム・ドンジュ 4号
 7位ロッテは2回表5位トゥサンの先発パク・ミョンファンからチョン・スグンへの押し出しの四球で1点を先制する。4位進出のためにもう負けられないトゥサンは5回裏、ロッテの先発パク・チチョルからイ・ジョンウクの内野ゴロの間に3塁走者が生還し1−1の同点に追いつく。その後両チーム得点を奪えなかったが、パク・ミョンファンは6回、パク・チチョルは7回で降板した。するとトゥサンは8回裏ロッテの2番手ノ・ジャンジンから4番キム・ドンジュの本塁打で1点を勝ち越した。最後は守護神チョン・ジェフンがロッテの反撃を断ち、トゥサンが投手戦を制しこの日試合のなかった4位キアとのゲーム差を1と縮め、ポストシーズン出場権の得られる4位進出に望みをつないだ。7回から8回まで投げたトゥサンの2番手キム・ドギュンが今季6勝目。なおロッテの4番イ・デホは2安打し打率を.340に伸ばし、本塁打(25本)、打点(87点)の打撃三冠王にまた一歩近づいた。