DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位サムソン、4連敗から脱出  オ・スンファン(サムソン)、史上最年少でシーズン40セーブ達成

トゥサン 1−2 サムソン  (大邱
(勝)ハリッカラ 10勝6敗  (セーブ)オ・スンファン 3勝3敗40S  (敗)ランデル 13勝7敗
本塁打) トゥサン : カン・ドンウ 2号
 4連敗中の首位サムソンは2回裏トゥサンの先発ランデル(元読売)からチョ・ドンチャンのタイムリーで1点を先制すると、6回裏パク・チンマンのタイムリーで1点を追加する。サムソンの先発でひじ痛のため約1ヶ月間登板していなかったハリッカラは6回途中まで無失点に抑える。トゥサンは8回表サムソンの3番手オ・サンミンからカン・ドンウの本塁打で1点を返すが、このあとすぐにサムソンは守護神オ・スンファンを投入した。
 オ・スンファンは期待に応えトゥサンに出塁すら許さず、サムソンが1点のリードを守りきり4連敗から脱出した。2年目の外国人ハリッカラは初のシーズン2ケタ勝利を達成。オ・スンファンは史上最年少(24歳)での史上3人目となるシーズン40セーブを達成(シーズン最多セーブ記録は2000年にチン・ピルジュンがトゥサンで達成した42セーブ)。敗れた5位トゥサンはロッテに勝った4位キアとのゲーム差が1.5に広がり、4位争いから一歩後退。`
 

ハンファ 3−4 現代  (水原)
(勝)ソン・シニョン 6勝5敗  (セーブ)パク・チュンス 4勝5敗35S  (敗)チョン・ミンチョル 6勝12敗
本塁打) ハンファ : イ・ドヒョン 16号、イ・ボムホ 18号
 2位現代は2回裏3位ハンファの先発ソン・ジヌ(史上初の通算200勝達成)の暴投で1点を先制すると、3回裏イ・テックンのタイムリーで1点を追加した。ソン・ジヌは3回途中で2番手チョン・ミンチョル(元読売)に交代した。ハンファは4回表現代の先発の新人チャン・ウォンサムからイ・ドヒョンの本塁打キム・ミンジェのタイムリーで2−2の同点とする。現代は5回裏イ・テックンの2打席連続タイムリーで1点を勝ち越すが、ハンファは6回表現代の2番手ソン・スンナクからイ・ボムホ本塁打で3−3の同点に追いつき、2位攻防戦らしい接戦となった。
 現代は7回裏チョン・ミンチョルから勝ち越しのチャンスを作ると、代わったハンファの3番手ソ・ミヌクからイ・テックンの3打席連続タイムリーで4−3と再び勝ち越す。現代は7回以降ハンファの反撃をソン・シニョン、守護神パク・チュンスで断ち、優勝争いに生き残りをかけた2位攻防戦に勝利した。今季首位打者争いに加わり、チームの優勝争いに大きく貢献している4年目の26歳イ・テックンが3安打3打点と活躍。ハンファは今季期待に応えられていない先発要員のチョン・ミンチョルまでつぎこんだが、この試合でも期待を裏切ってしまった。
   

キア 8−2 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)キム・ジヌ 10勝3敗  (敗)イ・サンモク 10勝6敗1S
本塁打) キア : イ・ジェジュ 12号、ソン・ジファン 3,4号  ロッテ : パク・ヨンス 1号
 4位キアは3回表ロッテの先発イ・サンモクからイ・ジェジュとソン・ジファンの2ランで4点を先制すると、4回表ロッテの2番手キム・スファからチャン・ソンホのタイムリーで2点、5回表ソン・ジファンの2打席連続本塁打で2点を追加し8−0として試合を決めてしまった。故障から復帰したキアの先発キム・ジヌは7回途中まで無失点に抑える。
 ロッテは8回裏キアの3番手チャ・ジョンミンからパク・ヨンスの本塁打で2点を返すが、9回裏はチョン・ビョンドゥが抑えキアが快勝した。これでキアはサムソンに敗れた5位トゥサンとのゲーム差を1.5に広げ、ポストシーズン進出権を得られる4位争いで一歩リードした。キアの韓国人エースのキム・ジヌは2003年以来3年ぶり3度目の2ケタ勝利を達成。2本塁打4打点のソン・ジファンだけでなく、最近外野のレギュラー争いをする6年目の28歳キム・ウォンソプが4安打と活躍した。7位ロッテの連勝は4で止まった。
  

SK 3−2 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)チョン・デヒョン 7勝3敗13S  (セーブ)カブレラ  1勝3敗14S (敗)キム・ジェヒョン 1勝2敗
本塁打) SK : チョン・グヌ 7号
 5連敗中のSKは1回表LGの先発シム・スチャンからチョン・グヌの本塁打で1点を先制するが、LGはその裏SKの先発シン・スンヒョンからチェ・ギルソンの犠牲フライで同点とする。この後無得点が続いたが、SKは7回表キム・テギュンの犠牲フライで1点を勝ち越すと、LGはその裏SKの3番手チョン・デヒョンからイ・ジョンヨルのタイムリーで2−2の同点に追いつく。
 SKは8回表LGの2番手キム・ジェヒョンからチャンスを作ると、代わった3番手キョン・ホンホからチェ・ジョンのタイムリーで1点を勝ち越した。SKは8回から守護神カブレラを登板させ、同点のピンチを招きながらも何とか逃げ切り、連敗を5で止めた。