ＳＫ ３−１ ハンファ （大田）
（勝）キム・グァンヒョン ２勝５敗 （セーブ）チョン・デヒョン ２勝２敗２１Ｓ （敗）チョン・ミンチョル ８勝４敗
首位ＳＫは4回表ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から3番パク・キョンワンの犠牲フライで1点を先制し、5回表9番ナ・ジュファンの犠牲フライで1点を追加した。ＳＫの先発の高卒新人キム・グァンヒョンは6回まで無失点に抑えていたが、ハンファは7回裏9番コ・ドンジンのタイムリーで1点を返した。だが代わったＳＫの2番手カ・ドゥギョムに抑えられてしまう。ＳＫは9回表ハンファの2番手アン・ヨンミョンから途中出場の7番キム・ガンミンのタイムリーで1点を追加すると、最後は守護神チョン・デヒョンが抑え3連勝した。
これでＳＫは2位ハンファとのゲーム差を7.5に広げ、混戦模様になってきた2位以下を大きく引き離し、独走態勢を固めた。即戦力として期待されたが活躍できず2軍落ちしたキム・グァンヒョンは、5月13日のキア戦でのプロ初勝利以来の2勝目。ハンファ打線は先発チョン・ミンチョルを見殺しにし、4位サムソンとのゲーム差が0.5に縮まり、ゲーム差なしで並んでいる3位トゥサンと合わせて3チームが0.5ゲーム差にひしめく大混戦になってしまった。
[首位ＳＫを迎え盛り上がるハンファの本拠地・大田(テジョン)公設運動場野球場の1塁側内野席。]
トゥサン ３−５ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）イム・ギョンワン ６勝１敗 （セーブ）カブレラ ２勝２敗１５Ｓ （敗）ノ・ギョンウン １勝２敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ ２２号
トゥサンは1回表ロッテの先発チャン・ウォンジュンから4番キム・ドンジュ、6番アン・ギョンヒョンのタイムリーで2点を先制した。ロッテはその裏トゥサンの先発ノ・ギョンウンから4番イ・デホのタイムリーで1点を返し、4回裏8番チョン・ボミョンのタイムリーで2−2の同点に追いついた。トゥサンは5回表ロッテの2番手イム・ギョンワンからキム・ドンジュのタイムリーで1点を勝ち越すが、ロッテはその裏3番パク・ヒョンスンの犠牲フライ、イ・デホの2ランで5−3と逆転した。
イム・ギョンワンは8回までトゥサンに得点を許さず、 打線もトゥサンの2番手クム・ミンチョルなどから追加点を奪えなかったが、最後はカブレラが抑えてロッテが逆転勝ちし4連勝となった。月末の土曜日ということで、オールドユニフォームで試合に臨んだロッテは、この勝利で敗れた現代を抜いて6位に浮上。本塁打争いトップタイの22号決勝2ランを打った主砲イ・デホが3打点と活躍。敗れたトゥサンはロッテの9安打を上回る12安打を放ちながら打線がつながらず、4連敗となった。3番コ・ヨンミンが4安打と活躍。
[第22号決勝2ランを打ったイ・デホ。]
サムソン ８−６ キア （光州）
（勝）マゾーニ ５勝５敗 （セーブ）オ・スンファン ４勝２敗２５Ｓ （敗）イ・デジン ５勝５敗
（本塁打） サムソン ： シム・ジョンス ２１号
最下位キアは1回裏、サムソンの先発マゾーニから5番ホン・セワンのタイムリーなどで2点を先制する。だがキアの先発イ・デジンが崩れ、サムソンは2回表8番キム・チャンヒィの犠牲フライ、1番パク・ハニのタイムリーで2−2の同点とすると、3番ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで4−2と逆転しイ・デジンをノックアウトした。さらにこの回サムソンは代わった2番手ソン・ヨンミンから、最近絶好調の4番シム・ジョンスの3ランで合計7点を奪った。キアは4回裏イ・ヨンギュのタイムリーで1点を返し、不安定な内容のマゾーニは5回3失点で降板した。
キアは7回裏サムソンの2番手クォン・オウォンから3番イ・ヒョンゴンのタイムリーで1点を返し、サムソンも9回表キアの4番手イ・サンファから1点を追加した。キアは9回裏サムソンの5番手チャ・ウチャンからイ・ヒョンゴンのタイムリー、代わったサムソンの守護神オ・スンファンからホン・セワンの犠牲フライで2点差に迫るが、サムソンが逃げ切り4連勝となった。好調サムソンは15日開幕のサマーリーグで7勝2敗と首位に立っている。
マゾーニは打線の援護で今季5勝目をあげ、オ・スンファンはセーブ王争いトップの25セーブ目。パク・ハニが3安打と活躍。一方最下位キアはサムソンの10安打を上回る15安打を打ちながら6点しか奪えず、イ・デジンの乱調もあり4連敗。1番キム・ジョングクが4安打、ホン・セワンが3安打2打点と活躍。
現代 ５−１０ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）キム・ミンギ ６勝５敗１Ｓ （敗）チョ・ヨンフン ３勝４敗２Ｓ
現代は1回表ＬＧの先発チェ・ウォンホから5番イ・テックンのタイムリーなどで3点を先制するが、ＬＧは2回裏現代の先発チョン・ジュンホから8番キム・サンヒョンのタイムリーで1点を返した。現代は3回表6番チョン・ソンフンのタイムリーで1点を追加し、ＬＧはその裏相手のエラーで1点を返した。ＬＧは5回表のピンチでチェ・ウォンホをあきらめ、代わった2番手キム・ミンギがその後現代に追加点を許さない。
ＬＧは8回裏現代の4番手チョ・ヨンフンから代打イ・ソンヨル、9番クォン・ヨングァンのタイムリーで5−4と逆転すると、この回代わった5番手イ・ソンヨルから2番イ・ジョンヨル、3番バルデス(元福岡ダイエー)、6番手チョ・スングォンから5番パク・ヨンテクのタイムリーでさらに5点を追加し、この回打者一巡の12人の猛攻で一挙8点をあげた。現代は9回表ＬＧの4番手チョン・ジェボクから8番キム・ドンスのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまでだった。
5回途中から8回まで無失点に抑えたキム・ミンギが今季6勝目。7番チョン・ウィユンが3安打と活躍。現代は中継ぎ陣が崩壊しエラーもありまさかの逆転負けを喫し、ロッテが勝ったため7位に後退。
