ＬＧ ４−１ 現代 （水原）
（勝）シム・スチャン １０勝７敗 （セーブ）ウ・ギュミン ３勝４敗１７Ｓ （敗）チャン・ウォンサム １１勝９敗
（本塁打） ＬＧ ： パク・ヨンテク １４号
２位現代は２回裏最下位ＬＧの先発シム・スチャンからイ・スンヨンの内野ゴロの間に１点を先制する。ＬＧは３回表現代の先発チャン・ウォンサムからパク・ヨンテクの２ランで逆転すると、６回表チョン・ウィユンのタイムリーでチャン・ウォンサムをノックアウトし、代わった現代の２番手シン・チョリンからチェ・ドンスのタイムリーで１点を追加した。シム・スチャンは７回途中まで１失点に抑えると、その後はキム・ジェヒョン、キム・ミンギ、守護神ウ・ギュミンの継投で現代の反撃を断ち、ＬＧが４連勝した。シム・スチャンは自身初の２ケタ勝利を達成し、ウ・ギュミンは３試合連続セーブ。敗れた２位現代は、この日試合がなかった首位サムソンとのゲーム差が2.5に開いてしまい、痛い一敗となった。今季最終戦となったこの対戦は、現代が１２勝５敗１分けと大きく勝ち越した。
キア ６−２ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ハン・ギジュ ９勝１１敗１Ｓ （敗）ランデル １３勝８敗
（本塁打） キア ： イ・ヒョンゴン ５号 トゥサン ： ホン・ソンフン １０号
ポストシーズン進出権をかけた４位攻防戦となったこの試合は、週末ということもあり約27500名の大観衆でにぎわった。４位トゥサンは２回裏５位キアの先発キム・ジヌからイム・ジェチョルの内野ゴロの間に３塁走者が生還し、まずは１点を先取した。だがキアは３回表トゥサンの先発ランデル（元読売）からチャンスを作ると、相手のエラーで２−１と逆転した。トゥサンも４回裏ホン・ソンフンの本塁打で２−２の同点とし、試合は白熱した展開となった。キアは５回裏から韓国人エースのキム・ジヌをあきらめ、２番手の高卒新人ハン・ギジュを登板させた。
するとキアは７回表チョ・ギョンファンの犠牲フライで１点を勝ち越すと、８回表トゥサンの２番手キム・ドギュンからイ・ヒョンゴンの３ランでリードを広げた。ハン・ギジュは７回までトゥサンを無得点に抑えると、８回以降は３番手チョン・ウォンが反撃を断ち、キアが４位攻防戦第１ラウンドで勝利し、トゥサンを抜いて３日ぶりに0.5ゲーム差の４位に浮上した。中継ぎで好投したハン・ギジュは今季９勝目。このところ打線が好調だったトゥサンはわずか４安打に抑えられてしまった。
ロッテ １１−６ ハンファ （大田）
（勝）ヨム・ジョンソク ５勝９敗 （敗）チョン・ミンチョル ６勝１３敗
（本塁打） ロッテ ： ソン・インホ １，２号、イ・デホ ２４号、カン・ミンホ ７号 ハンファ ： ソン・グァンミン ２号
３位ハンファは１回裏７位ロッテの先発ヨム・ジョンソクからキム・テギュンの内野ゴロの間に３塁走者が生還し１点を先制するが、ロッテは２回表ハンファの先発チョン・ミンチョル（元読売）からソン・インホの本塁打で同点とする。ハンファは２回裏チョ・ウォヌの犠牲フライで１点を勝ち越すものの、ロッテは４回表イ・デホの本塁打王争いトップとなる24号本塁打と、ソン・インホの２打席連続本塁打で３−２と逆転する。するとロッテ打線は５回表爆発し、パク・ヒョンスンとイ・デホのタイムリーでチョン・ミンチョルをノックアウトすると、代わった２番手チャ・ミョンジュや３番手ソ・ミヌクなどから相手のエラーやチョン・ボミョンの走者一掃となる３点タイムリー２塁打で、９−２とリードを大きく広げた。
ハンファは６回裏ハン・サンフンのタイムリーで１点を返しヨム・ジョンソクを降板させるが、ロッテは７回表ハンファの４番手の新人イム・ジェチョンからカン・ミンホのタイムリーで１点を追加した。ハンファは７回裏ロッテの２番手ノ・スンウクからイ・ドヒョンのタイムリーで１点、８回裏新人ソン・グァンミンの本塁打で２点を返すが、ロッテは９回表ハンファの５番手キム・ヘニムからカン・ミンホの本塁打で１点を追加した。最後は３番手ノ・ジャンジンが抑えたロッテが両チーム29安打の乱打戦を制し、連敗を５で止めた。特にチョン・ボミョンは４安打３打点の大活躍だった。３位ハンファは３連敗となり、優勝争いから遠のき始め４位キアにも2.5ゲーム差に迫られた。チョン・ミンチョルは今季13敗目となり、またもや期待を裏切ってしまった。
