ロッテ−サムソン（大邱）は３回表途中で雨天ノーゲーム。
現代 ２−３ ハンファ （大田）
（勝）ク・デソン ２勝４敗３０Ｓ （敗）ソン・シニョン ５勝５敗
（本塁打） ハンファ ： キム・テギュン １０号
現代が連勝した２位攻防戦第３ラウンドは、２位現代が１回表ハンファの先発チョン・ミンチョル（元読売）からイ・テックンの本塁打で先制する。３位ハンファも２回裏現代の先発チャン・ウォンサムからキム・テギュンの本塁打で１−１の同点とすると、３回裏チョ・ウォヌのタイムリーで２−１と逆転した。チョン・ミンチョルは６回途中まで１失点に抑え降板する。現代は８回表同点のチャンスを作りハンファは守護神ク・デソン(元オリックス）を登板させるが、代打ユ・ハンジュンの犠打で２−２の同点に追いつき、試合はこのまま延長に突入する。
ク・デソンは延長11回まで現代を無得点に抑えると、ハンファは11回裏現代の4番手ソン・シニョンからシン・ギョンヒョンのタイムリーでサヨナラ勝ちし、２位現代に0.5ゲーム差と迫った。すでに30セーブをあげているク・デソンは今季２勝目。なおチョン・ミンチョルはこの試合史上４人目の通算1500奪三振を達成した。
キア １−５ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チェ・ウォンホ ２勝４敗 （敗）イ・サンファ ４勝５敗
（本塁打） ＬＧ ： パク・ヨンテク １１号
５連敗中のＬＧは３回裏キアの先発イ・サンファから４番パク・ヨンテクの２ランで先制すると、５回裏相手のエラーやチェ・ギルソンのタイムリーなどで３点を追加した。キアは６回表ＬＧの先発チェ・ウォンホからチャン・ソンホのタイムリーで１点を返した。チェ・ウォンホは６回限りで降板すると、７回以降はカーライル（元阪神)、キム・ジェヒョン、ウ・ギュミンの継投でキアの反撃を断ち、ＬＧが勝利し連敗を５で止めた。キアは最下位ＬＧ相手にわずか６安打と抑えられ、上位進出に当たり痛い一敗を喫した。
トゥサン ８−５ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）キム・ドギュン ４勝 （セーブ）チョン・ジェフン １勝３敗３０Ｓ （敗）イ・ヨンウク ５勝５敗
ＳＫの連勝となった５位攻防戦第３ラウンドは、もう負けられないトゥサンが３回表ＳＫの先発ユン・ギルヒョンからカン・ドンウのタイムリーで１点を先制するが、ＳＫはその裏トゥサンの先発キム・ミョンジェからチョン・グヌの犠牲フライとキム・ジェヒョンのタイムリーで２−１と逆転した。だがトゥサンも５回表イ・ジョンウクのタイムリーで２−２の同点に追いつくと、６回表ＳＫの２番手イ・ヨンウクからキム・ジンスのタイムリーで２点を勝ち越し、今季９敗勝ち星なしのキム・ミョンジェの今季初勝利達成がなるかと思われた。
ＳＫは６回裏キム・ミョンジェから同点のチャンスを作ると、代わった２番手キム・ドギュンからパク・チェサンとチョ・ジュングンのタイムリーで５−４と逆転し、キム・ミョンジェの今季初勝利はならなかった。粘るトゥサンは８回表イ・ヨンウクからキム・ドンジュのタイムリーで５−５の同点に追いつくと、代わった３番手チョ・ウンチョンからキム・ジンスの２打席連続タイムリーで逆転し、カン・ドンウのタイムリーで８−５とリードを広げる。そしてキム・ドギュンからマウンドを譲られた守護神チョン・ジェフンがＳＫに反撃を許さず、トゥサンが勝利し５位ＳＫとのゲーム差を0.5に縮め、上位進出へ望みを残した。チョン・ジェフンはセーブ王に輝いた昨季に続いて２年連続で30セーブを達成。今季途中ロッテから移籍し正捕手ホン・ソンフンに代わって先発出場したトゥサンのキム・ジンスは、2001年以来５年ぶりの打点となるタイムリー２本を含む４安打３打点と活躍し、１軍定着をアピールした。
