来年からプロ野球の2軍戦に参加する警察庁野球団の創設式が1日、ソウルの警察庁本部で行われた。昨年韓国プロ野球では多数の選手が兵役不正免除容疑をかけられ社会的問題にもなったが、その背景として2年半の兵役につくと野球を続けることが難しいということがあった。そのための受け皿として、今年になり警察庁野球団を創設する動きが本格化しついに実現した。なお、プロ選手が主に在籍する軍隊の野球チームである尚武(サンム)は以前から2軍戦に参加しているが、在籍できる選手数は限られている。
過去に兵役不正免除容疑をかけられたか、あるいは実刑判決を受けた者を除く18歳以上30歳未満のプロ野球選手、大学野球などの選手を対象に栄えある第1期の選手を募集したところ、105名もの応募があった。激しい競争を勝ち抜きラ・ヒョンジン、クァク・ヨンソプ、ソン・ジュイン(以上サムソン)、チェ・ジネン(ハンファ)、チョ・インシン(ロッテ)などプロ20名を含む25名の選手が選抜された。選手たちは来年1月から軍事訓練などを始め、来年4月からの2軍戦参加に備えて練習を続ける。初代監督は2003年にロッテの監督代行も務めたキム・ヨンチョル氏が就任した。
(文責:ふるりん)