韓国プロ野球を代表する左の強打者として活躍してきたキム・ギテが、15年間の現役生活に終止符を打つこととなった。キム・ギテは1991年、仁荷(イナ)大を卒業後サンバンウル(SKの前身に相当)へ入団後、ルーキーの年から27本塁打を記録し、その後主力として活躍し続け、1994年には本塁打王、97年には首位打者のタイトルを獲得し、通算4度の指名打者のゴールデングラブ賞(日本プロ野球のベストナインに相当)を受賞した。
キム・ギテはサンバンウルの財政難で1999年にはサムソンへ、2002年には6対2の大型トレードでSKへ移籍した。2000年にはシドニー五輪代表にも選ばれた。今季は負傷により出番が激減し、54試合に出場、打率.205にとどまった。SKの準プレーオフ敗退後、キム・ギテは球団側と話し合いを続け、負傷も十分に回復せず年齢なども考慮すると来季の契約は厳しいということもあり、引退を決意した。プロ通算成績は1544試合出場、打率.294、249本塁打、923打点を記録した。
今後は指導者としてコーチ研修を受けに米国へ留学する予定。SKは来季の地元仁川での開幕戦で、キム・ギテの引退セレモニーを計画している。
(文責:ふるりん)