DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  トゥサンに移籍したリオス、新天地で復活の勝利  サットン(現代)、21号、22号と本塁打を連発

サムソン 10−3 ロッテ  (釜山・社稷

(勝)チョン・ビョンホ 4勝2敗  (敗)イ・ヨンフン 7勝9敗1S
本塁打) サムソン : キム・ハンス 7号
 サムソンは1回表、ロッテの先発イ・ヨンフンからヤン・ジュンヒョクのタイムリーで1点を先制すると、さらにこの回キム・ハンスの満塁本塁打で4点を追加する。ロッテは5回裏、サムソンの先発チョン・ビョンホからパク・ヨンス、パク・ナムソプ、ライアンの3連続タイムリーで3点を返す。
 だがサムソンは7回表、ロッテの5番手イ・ジョンフンからチョ・ドンチャンのタイムリーで1点、8回表にはチン・ガビョンのタイムリーで3点を追加する。9回表にも1点を加えたサムソンは、クォン・オジュンらのリリーフ陣がロッテに反撃を許さず、余裕の勝利。チョン・ビョンホはプロ入り後の1996年以来、対ロッテ戦12連勝。なおこの試合3四球を選んだヤン・ジュンヒョク(サムソン)は、先日引退を発表したチャン・ジョンフン(ハンファ)を抜いて、個人通算999四死球の新記録を達成した。


ハンファ 2−3 トゥサン  (ソウル・蚕室)

(勝)リオス 7勝10敗  (セーブ)チョン・ジェフン 1勝4敗21S  (敗)キム・ヘニム 6勝5敗
 トゥサンは3回裏、ハンファの先発キム・ヘニムからチャン・ウォンジンのタイムリーで1点を先制すると、4回裏には故障から復帰したアン・ギョンヒョンの犠牲フライで1点を追加する。8回裏にはハンファの4番手ユン・ギュジンからホン・ソンフンのタイムリーで1点を追加する。トゥサンの先発で、昨季の最多勝投手ながらも今季は不振でキアからトレードされたばかりのリオスは、7回途中まで無失点に抑える。なお故障から復活したキム・ドンジュは2回の攻撃終了後、痛めた箇所の故障で早々とベンチに下がった。
 ハンファは9回表、トゥサンの守護神チョン・ジェフンから代打キム・インチョルのタイムリーで3−2と1点差に迫る。だがこのピンチをチョン・ジェフンが抑え、リオスに移籍後初勝利をプレゼントした。チョン・ジェフンはセーブ王争いトップの21セーブ目。ハンファのキム・インシク監督は史上4人目の監督通算1500試合出場を達成したが、チームは3連敗。


キア 3−6 SK  (仁川・文鶴)

(勝)クルーズ 3勝  (セーブ)ウィ・ジェヨン 1勝2敗5S  (敗)グレイシンガー 1勝1敗
 キアは1回表、SKの先発クルーズからホン・セワンのタイムリーで1点を先制する。SKは2回裏、キアの新外国人グレイシンガーからキム・テギュンのタイムリーで1−1の同点とすると、4回裏にはチョン・ギョンベとパク・チェホンのタイムリー、チョ・ドンファの犠牲フライで4点を勝ち越す。キアは5回表チャン・ソンホのタイムリーで1点を返す。
 キアは8回表、SKの4番手ウィ・ジェヨンからマ・ヘヨンのタイムリーで1点を返すが、SKはその裏キアの6番手ユン・ソンミンからチョン・ギョンベのタイムリーで1点を追加する。最後はウィ・ジェヨンが抑え、SKが勝利し3位ハンファに0.5ゲーム差と迫った。6月にSKへ入団したクルーズは3連勝で、チームも3連勝に導いた。
  

LG 1−7 現代  (水原)

(勝)キャラウェイ 10勝4敗  (敗)ウォルロンド 2勝2敗
本塁打) 現代 : サットン 21,22号、ソン・ジマン 16号
 LGは4回表、現代の先発キャラウェイからチェ・ドンスのタイムリーで1点を先制するが、現代はその裏LGの先発ウォルロンドからサットンの本塁打王争いトップの第21号2ランで逆転する。現代は6回裏チョン・ソンフンのタイムリーで1点を追加すると、続くサットンが2打席連続の2ランを放ち、ソン・ジマンがLGの2番手シム・スチャンから2ランを打ち、この回5点をあげ試合を決めた。
 キャラウェイは7回まで投げると、あとはソン・シニョンらの中継ぎ陣がLGに反撃を許さず勝利した。キャラウェイは今季の外国人投手で10勝一番乗り。現代はLGと並んで同率6位に浮上し、5位ロッテとはゲーム差なしで並んでいる。LGは3連敗。