サムソン ５−７ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）リオス ６勝５敗 （セーブ）チョン・ジェフン １勝１敗２２Ｓ （敗）ハリッカラ ６勝４敗
（本塁打） トゥサン ： チェ・ジュンソク ６号
４連勝中の首位サムソンは１回表、トゥサンの先発リオスからキム・ハンス、キム・デイク、パク・チンマンの３者連続タイムリーで３点を先制する。４位トゥサンは２回裏サムソンの先発ハリッカラからナ・ジュファンのタイムリーなどで２点を返し、リオスも２回以降追加点を許さない。するとトゥサンは６回裏コ・ヨンミンのタイムリーで４−３と逆転し、７回裏サムソンの３番手キム・スンフェからチェ・ジュンソクの２ランなどで３点を追加しリードを広げた。サムソンは８回表トゥサンの３番手キム・スンフェからパク・チンマンのタイムリーで２点を返した。
だがその後はトゥサンの守護神チョン・ジェフンに抑えられ、サムソンは５連勝を阻止されてしまった。チョン・ジェフンは14試合連続セーブの新記録を達成した。リオスは2004年のキア時代から続く対サムソン戦の連敗を６で止めた。チェ・ジュンソクが３安打２打点と活躍し、カン・ドンウ、ソン・シホン、コ・ヨンミンらトゥサンの下位打線の選手の活躍が光った。サムソンは先発ハリッカラの不調が誤算だった。
ハンファ ０−１ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）イ・ヨンウク ２勝３敗 （敗）リュ・ヒョンジン １０勝２敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・キョンワン ７号
試合は２位ハンファの先発で史上初の通算200勝まであと２つと迫ったソン・ジヌ、ＳＫの先発チェ・ビョンニョンによる投手戦となり、９回を終えても互いに無得点が続き試合は延長戦に突入する。ソン・ジヌは９回限りでマウンドを譲り、通算199勝目をあげることはできなかった。試合は延長11回裏、今季10勝をあげながら初のリリーフで登板したハンファの３番手リュ・ヒョンジンから、パク・キョンワンがサヨナラ本塁打を放ち投手戦に決着をつけた。９回途中から登板し11回まで無失点に抑えたＳＫの２番手イ・ヨンウクが勝利投手で、ＳＫは久しぶりの３連勝。ハンファは27日試合中ブルペンにいた守護神ク・デソン（元オリックス）が打者の飛ばしたバットに当たり額に怪我をしてしまい、この日大事を取って１軍登録を抹消され、リリーフ陣が手薄になり不慣れなリュ・ヒョンジンを登板させてしまったのが敗因だった。
ＬＧ ４−７ 現代 （水原）
（勝）チョン・ジュンホ ６勝１敗１Ｓ （セーブ）パク・チュンス ３勝３敗１７Ｓ （敗）チェ・サンドク ２勝５敗
（本塁打） ＬＧ ： イ・ジョンヨル ３号 現代 ： サットン ６号
３位現代は１回裏ＬＧの先発チェ・サンドクからチョン・ソンフンのタイムリーで２点を先制するが、ＬＧは２回表現代の先発チョン・ジュンホからイ・ジョンヨルの本塁打で１点を返すと、３回表イ・デヒョンと主将イ・ビョンギュのタイムリーで３−２と逆転する。しかし現代は４回裏サットンの３ランで５−３と逆転すると、さらにこの回代わったＬＧの２番手シン・ジェウンからイ・スンヨンのタイムリーで１点を追加した。ＬＧは６回表代打チェ・ギルソンのタイムリーで１点を返すが、現代は８回裏ＬＧの５番手キム・ミンギからソ・ハンギュのタイムリーで１点を追加し、最後は守護神パク・チュンスが抑え勝利した。チョン・ジュンホは打線の援護に恵まれ今季６勝目。
キア ４−６ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）チュ・ヒョングァン １勝３敗 （セーブ）ナ・スンヒョン ２敗１４Ｓ （敗）ハン・ギジュ ４勝８敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ １３号
ロッテは１回裏キアの先発で高卒新人ハン・ギジュから、イ・デホの同僚ホセと並ぶ本塁打王争いトップタイの13号２ランで先制する。キアは３回表ロッテの先発チェ・デソンからキム・ジョングクのタイムリーなどで２−２の同点とするが、ロッテは４回裏満塁の場面でチョン・ボミョンの併殺打の間に３塁走者が生還し１点を勝ち越すと、カン・ミンホのタイムリーで１点を追加した。ハン・ギジュはこの回限りで降板した。ロッテは５回裏キアの２番手パク・チョンテからキム・スングァンが押し出しの死球を受け１点、６回裏キアの３番手チョ・テスからチョン・スグンの犠牲フライで１点を追加した。
キアは８回表ロッテの５番手ノ・ジャンジンからイ・ヨンギュの犠牲フライとキム・ジョングクのタイムリーで２点を返したが、最後は高卒新人の守護神ナ・スンヒョンに抑えられ、好調ロッテがホームの釜山・社稷野球場での連勝を９に伸ばした。不安定な投球で早期降板した先発チェ・ギルソンに代わって、４回途中から５回まで無失点に抑えたロッテの２番手チュ・ヒョングァンが勝利投手。キアはロッテの11安打を上回る13安打を放ったが、ロッテの小刻みな継投に抑えられ５連敗となった。
